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1. 失恋船長 ★★★ (2017-07-03 15:02:24)

イタリアンメタルを語る上では外す事の出来ないレジャンダリーなバンドが1984年にリリースした1st。何かが始まる予感を煽るSE風のイントロから一転、メロディックかつシャープに疾走する『We'll Play Again』に悶絶。RIOTの『Thundersteel』風の曲調にマニアならハートを掴まれるでょう。その流れを損なわないキレのある②と続き、勢いのあるメロディックなスピードナンバーを連発、NWOBHMの影響をモロに受けつつ、欧州由来の湿り気のあるダークなメロディと力強さを損なわない扇情的なフレージングの旨みは、Scorpions辺りをイメージさせるもの、そのイメージに拍車を掛けるのがシンガーのマッシモ・ロディニの節回。その伸びやかな歌唱スタイルはクラウス・マイネにそっくりなので、質の高い類似性と親近感を覚えますね。
ドメスティックなマイナーメタル故に、改善点も多々あるが、1984年という時代性を考えると、クオリティは高くもっと認知されても良いと思うのだが、全く知られていないのが残念ですね。

余談ですがイタリアンメタルが広く認知されたのは確か、RhapsodやLabyrinthが表の世界で紹介された辺りの事だと思いますが、80年代から活況していた時代もあり、けっしてマイナーなシーンではないし、有望株も沢山いたし日本でもウケそうなバンドもゴロゴロいるのに、なぜワールドワイドに打って出る事が出来なかったのか疑問でしたが、イタリア通の話によると、イタリアでウケるには母国語で歌わないとイケない、そうしないとレーベルと契約が取れない、ところがイタリア語だと国外には出せない、その壁が大きくあるらしい、そう教えてもらいました。なんだか我が国と同じような状況があるんですね。嘘か本当かは分かりませんが、ワタクシも高品質なマイナーイタリアンメタルに出会う度に衝撃を受けるので、あながち噂話で片付ける事は出来ませんでしたね。
こういう作品群を聴くと、同じ時代に生きていたので激しく共感出来るし、その時代にリアルタイムで聴きたかったぁと強く思います。今の若い人は羨ましい、その気になれば自分好みの音楽を追求する事が可能なのだから。



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