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1. 失恋船長 ★★ (2017-07-05 15:09:51)

我が国を代表するメタルレーベルSpiritual Beastより2012年でデビューを飾った国産メロディックHM/HRバンドの記念すべき1st。その筋では人気の高い実力派シンガーLeo Figaro氏(日本人なのに外国名を名乗るのに個人的には抵抗がある)とビーイング系アーティストとのお仕事で、やはりその筋から高い支持を得ている実力派ギタリスト綿貫正顕、テクニカル集団六合の内田伸吾らが出会う事でプロジェクトがスタート、各自の持つポテンシャルの高さを存分に生かした、日本人による日本人好みのメロディックメタルを力いっぱい披露した力作。シンフォニックな味付けや壮麗なコーラスパートからはRoyal Huntをイメージさせるし、飛翔感たっぷりのギターからはFair Warningをイメージさせるしと、その優美で甘口なトーンが共鳴し合う事で、実に日本人的味わいが豊かな作風へと仕上がっていますね。
そのドメスティック過ぎる作風は、苦手な人には全編を通して引っ掛かる部分も多く、フレッシュジュースかと思ったらスムージーだったみたな喉越しの悪さは否めない部分はあれど、確実にツボを押さえたアレンジメントと安易な模倣では終わらない、日本人ならではのリスペクトする精神性と、そこから発生する自身のアイデンティティが猛烈にアイデアとなって溢れ出ているので、メロディックHM/HRファンにとっては安心して聴く事が出来るでしょうね。
個人的にはオジサンになると熱心に聴く事が無くなったジャンルと言えるのだが、ドラムも上手いし、ギターも十分、エッジが効いている。ロックのダイナミズムを損なわないアレンジと音作りがある事だけでも素晴らしいと思う。ちょっとでも色気を出してJ-POP風のポップソングや青春ロックみたいな奴をねじ込んでお茶を濁す事が多い中で、このバンドを、その方向性を一切とっていないのが好感が持てます。まぁSpiritual Beastだからそれは100%ないと思い手にとったんですけどね。
ちなみに、このサウンドをミキシングしたのがデニス・ワードってのもあるんでしょうけど。



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