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HOTTER THAN HELL! LIVE (1990年)
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HOTTER THAN HELL! LIVE
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解説 - HOTTER THAN HELL! LIVE
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1. 火薬バカ一代 ★★★ (2017-07-10 23:53:09)

クリスチャン・メタルと言えば、ロブ・ハルフォードになりきったシンガーの歌声が話題を呼んだSAINTというJUDAS PRIESTタイプのバンドが居ましたが、同じジャンルに属する仲間でも、このBARREN CROSSはブルース・ディッキンソン似の歌唱スタイルのシンガーを擁し、IRON MAIDEN型の正統派HMを聴かせてくれるLAの4人組。
本作はそんな彼らが'90年にMEDUSA RECORDSから発表した実況録音盤で、3rd『STATE OF CONTROL』(’89年)発表に伴う全米ツアーの中から、地元でのライブの模様を収録。序盤から出し惜しみせずに名曲“DYING DAY”を繰り出してこっちのテンションを一気に引き上げてくれるセットリストは、ヒットを飛ばした2nd『ATOMIC ARENA』(’87年)収録曲を中心に過去3枚のスタジオ・アルバムから選曲されていて、ある意味80年代のBARREN CROSSの足跡を総括するベスト盤としての役割も果たしているという。
エネルギッシュに歌いまくるハイトーンVoをフィーチュアし、パワフルな正統派HMナンバーが矢継ぎ早に繰り出される構成から、その合間に組み込まれたソロ・パートにて達者な腕前を披露する楽器隊まで、ライブならではの熱気と勢い、それに堅実なテクニックを併せ持った、バンドの実力の高さが伝わる好ライブ盤。観客も大いに盛り上がっているのですが、シンガーのMCが「イエー!ノッてるかーい?!」みたいな感じじゃなく、生真面目に観客に感謝を捧げていたりして、そんなところがクリスチャン・メタルっぽいなぁと。
本作は1st『ROCK FOR THE KING』と一緒に国内盤が出ていて、レア・アイテム化著しい『ROCK~』に比べると入手は比較的容易ですので、ベスト盤代わりにいかがでしょうか。



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