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Demo 1996

たまたま中古屋でみつけたので買ってみました。
実はそんなに期待しないで買ったのですが、これが予想以上に素晴らしい!
音質はメジャーなメタルに比べると悪いですが、ブラックメタル的には標準ってところでしょうか。個人的には気にならないです。音量が大きめなのもいいですね。
リフが悶絶級に素晴らしくたまに入るシンセのサウンドもこれまた悶絶級。
ツタツタと疾走するビートにこのリフが乗っかるとたまらないものがあります。
ヴォーカルは比較的オーソドックスながなり声ですが邪悪で曲にもピッタリあっています。
これは名盤ではないでしょうか。メロディックなプリミティブブラック好きにはMUSTだと思います。

これは同じく名盤と名高い1stも気になりますね。

GOD ★★★ (2017-01-13 14:47:57)


Demo 1996

元々は96年に出たデモですが、04年のスプリットに入ってる曲を加えて去年CD化再発されました。
L'elu du Malがもう本当に大好きなのでデモ音源も再発されねーかなー…、なんて思っていたら本当にされたので物凄く嬉しかった記憶があります。
CD化されるにあたってリマスターが施されてるんだろうけど、それとは関係なくジリジリと耳に障るようなノイジーさや劣悪さがこれには無いですね。
ザラザラしたリフをはじめアングラな雰囲気は保っているけど、なんというか至極真っ当ですね。あっちと比べると確かに音がこちらの方が格段にマシだと思います。
曲も1stと同じく頽廃的且つ荒涼感ある超がつく程のメロウかつプリミティブなブラックメタル。
適度なRawさ加減と憂いを含んだフランス産のブラックらしい叙情性溢れる、ある意味美しさすら感じる作品です。
この時期からもう1stに通ずるものがありますし、この頃からこのバンドの方向性は決まってたんですかね。
1stが好きな人はもちろん、メロディックなプリミティブブラックメタル好きには超オススメです。

norizi ★★★ (2010-10-09 21:11:27)


Demo 1996

96年発表のデモをDarker than Blackが09年にCD化したもの。04年に発表したスプリット音源より1曲を追加して収録。

まず驚いたのが音質の良さ。
確かに粗めで、まだ「プリミティブ」と言える音なんですが…1stがドラム、ギター共に高音域を強調した、耳を劈くようなお世辞にも聴きやすいとは言えない音だったのに対し、こっちは粗いながらもノイズの壁が耳に痛くなく、ドラムも適度なRAWさでブラックを愛好する人には心地良い音。音量も丁度良く、メタルを愛好している人であればプリブラに耐性がなくても聴ける音だと思う。というか、ブラックとしては良い方の音かと。

作風の方は…やはりザラザラしたリフに、時に怖気をふるうような、時に凍てつく美しさを感じさせるメロディを練りこんだ、かなりメロディックなブラックで、既にこの時点で1stの路線の雛型は出来上がってる感じですね。しかし、聴けば聴くほど、厭人的なアティチュードとは逆にブラックとしては「真面目」な音だと思います。

明らかにアングラな音でありながら、アングライズムに安易に頼りきらず、リフによりドラマを展開していく作風で、正統派メタルが好きな人が聴いても何か感じるであろう音に仕上がっているあたり、凄く「真面目」な感じがする。プロダクションの(デモ音源なりの)良さも、まず人に聴いてもらうことを大前提として作っていることの表れなのではないでしょうか。

収録曲こそ5曲と少ないものの、メロブラ好きなら勝って損はない作品。1stの音質がキツいと思った人は、逆にこっちの方が聴きやすいと感じるかもしれません。

Usher-to-the-ETHER ★★★ (2010-06-26 14:38:00)


L'élu du mal

ツンデレブラック!
鼻血が出るほどメロウなのに、耳が痛くなるほどのノイズまみれ!最高!
No contact!No interview!No thanks!
ありがとう!

★★ (2010-06-16 10:48:00)


Children Of All That Is Evil / L'élu du mal
3:10辺りから始まる展開がとても良い。
メチャクチャメロウなリフを掻き鳴らしながら疾走して、最後ら辺でうっすらとkeyを絡めてくるのはもう得もいえない快感です(笑)。

norizi ★★★ (2008-07-29 17:56:59)


L'élu du mal

フランス産ブラックメタルの1st。
メロウなプリブラとしてなかなか評判の良いアルバムで、自分もかなり好きな作品です。
音はやはりプリミティブブラックだけあって汚らしくノイジーでシャーシャーした感じ、
特にギターのディストーションが高めでかなり荒削りで、音質だけでいえば劣悪。
しかし、それとは対象的にメロディが凄く良い。全編に渡ってメロウなリフがかき鳴らされてるわけですが、
個人的に甘ったるく感じないんですよね。退廃的でダークな雰囲気で、しかしながらドラマティック、ロマンティックな気もするところがいかにもフランス産ブラックらしい。
特にこれでもかとメロいリフを掻き鳴らしながらパタパタと疾走する所は、この手のブラックが好きな人には涎モノの快感だと思う(笑)。
出番は少ないですが所々でひょっこり顔を出すアトモスフェリックなkeyもなかなか良い仕事をしてます。
フレンチブラック好きな人は当然オススメなアルバム。
アングラ臭全開ですが曲の作りは割りとしっかりしているし、何よりメロディがとても良いので初心者の人も是非。

norizi ★★★ (2008-07-29 17:47:00)


L'élu du mal

これもっとしっかりした音で録ればNAGLFARレベルまで軽くいけそうなのにブックレットで「No Contact!」等等書いてしまうそのUGさに惚れたぜ。

Mal du siecle ★★ (2007-09-13 21:51:00)


Prowler / L'élu du mal
1曲目を戻すと聴ける、IRON MAIDENのカヴァー。
正統派とアンダーグラウンドなプリブラの共通点は、リフのメロウさでしょうか。ブラストも取り入れてるし音質はシャリシャリですが、然程浮いてるわけでもなく上手くアレンジしてると思います。
…もしかして、マイナストラックに曲入れるなんていうアングラブラックらしからぬ凝った事やったから、プレスミスでラス曲がカットされたんでしょうか(笑)だとしても、かっこいいから許します。

Usher-to-the-ETHER ★★★ (2007-07-07 08:38:14)


From the Most Devasted Lands / L'élu du mal
最後だからか、メロウさを放出しまくりの名曲。
これはほんとリフもキーもメロディが良すぎです。プリブラなのにクサメタラーも倒せそう(笑)。欲を言えば、やっぱり「L'ere Noire」も聴きたかったなぁ。

Usher-to-the-ETHER ★★★ (2007-07-07 08:35:45)


L'élu du mal

2005年発表の1st。
音楽性は、もちろんプリミティブブラック。

ゾンビがガナっているような生気の無い病んだヴォーカル、フランス産ブラックらしいメロウでどこかロマンティックな感じすらするメロディ、ジャリジャリした質感のディストーションと時々ハウリングを起こすギターをフィーチャーした、アングラど真ん中のブラックメタルです。メロウさといい音の荒さといい、ULVER3rdをもっと聴きやすくしたら近いでしょうか。頻度こそ少ないものの、うっすらと被さり情感を出したり頭どころか指揮棒を振りたくなる位メロく曲を彩ったり、要所要所で活躍するキーボードも特徴の一つですね。

ちなみに、プレスミスか何かでラストの曲「L'ere noire」はCD盤には収録されてません。でも、埋め合わせなのか何なのか嬉しいおまけも付いてます。1曲目を巻き戻すと…。それにしても、「No contact」「No interview」「No thanks」といかにも人間嫌いなコメントが載ってるかと思えば、読みにくいだろうと配慮してか、歌詞カードにはトゲトゲしい書き文字だけでなく普通のフォントでもタイトルが載ってます。親切なのかそうでないのか…(笑)

Usher-to-the-ETHER ★★★ (2007-07-07 08:30:00)