ギタリストが交代後の1983年にリリースされた2nd。前作同様ハモンドが鳴り響いていますが全編に渡り出しゃばるのではなく、ここぞと言う時に前に出て効果的なプレイを披露、哀愁の疾走ナンバー⑦の「Outside Of Society」ラストを飾る⑧の「Russian Roulette」等で聴けるフレージングの美しさとパッショネイト弾けるプレイには胸打たれるでしょう、特にハードなギターが絡んできてからの色気とメタル然とした攻撃性の相乗効果はこのバンド最大の聴きどころ、音質も含め荒削りな面もありますがNWOBHM由来の熱情と哀愁が程良く溶け合う良質なメロディと攻撃性溢れるメタルサウンドを2ndにて確立、オープン二ングを飾るハードな①「Get Up, Shake up」哀愁のバラード③「Don't Be Looking Back」激しいアーミングから走り出すLIVEでも重要なレパートリーともなっている④「A Race with the Devil」など名曲も揃い パープル色も程々にメタル然としたアレンジはマニアのみならず多くのメタルファンに訴求する効果的なサウンドを響かせているでしょうね。個人的には⑧だけでも聴いて欲しいですね。イタリアンメタル史に燦然と輝く名曲ですよ。