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1. 火薬バカ一代 ★★★ (2024-02-12 23:12:49)

707といえば、THE STORMやTWO FIRE等の活動で知られる名シンガー、ケヴィン・チャルファントがかつて在籍し、映画主題歌でもあった名曲“MEGA FORCE”をスマッシュ・ヒットさせたことで知られるミシガン州デトロイト出身の4人組。本作は'04年に日本ではSPIRITUAL BEASTから唐突にリリースされた作品で、最初目にした時は「すわ、707再結成か?!」と色めき立ちましたが、実際は3rd『MEGA FORCE』(’83年)リリース前にレコーディングを完了させながらも、方向性を巡るレコード会社との確執でお蔵入りを余儀なくされてしまった「幻の3rdアルバム」というべき秘蔵音源だったという。(なので当然ケヴィンは不参加、Voはフィル・ブライアントがBと兼任しています)
初期作にあったプログレ・ハードの面影はほぼ姿を消し、Keyを抑え気味に、その分ソリッドなGをこれまで以上に前面に押し出して、本作では(アメリカにおけるHR/HMシーンの盛り上がりに歩調を合わせるように)より骨太にロックしているサウンドを披露。これがポップでラジオ・フレンドリーな作風を求めるレコード会社の期待にそぐわなかったことは想像に難くないですが、とはいえメロディのキャッチーさやコーラス・ワークの美しさはちゃんと維持されていますし、爽やかに疾走する③、軽快に弾む曲調にピアノが華やかな彩りを加える⑥、ケヴィン・ラッセルの泣きのGが映える哀愁のバラード⑬といった逸品を聴けば、「なぜにこれがお蔵入りの憂き目に?」と首を捻りたくなること必至。
レコード会社と対立しても、自身のやりたいことを曲げなかったバンドの拘りの正しさを証明してくれる1枚。発掘に感謝ですよ。



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