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解説 - LEVIATHAN
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 火薬バカ一代 ★★★ (2017-08-29 23:28:13)

アルバムとアルバムの発表サイクルがオリンピック級の気の長さだったVOLCANOですが、ここ数作で屍忌蛇(G)の創作意欲がブーストしたのか、何とまたしても僅か1年という普通に考えてもかなり短いインターバルでのリリースが実現した、’17年発表の6th。
マカロニ・ウェスタン風味満点の序曲①(軽快なメロディはジャンゴというよりジュリアーノ・ジェンマの『怒りの荒野』っぽい気が…ってのは別にどうでもいいのでさておき)にて幕が上がり、直後に続く、ハードコアな攻撃性と劇的な曲展開、ドロドロに融解した金属が如きNOVの激唱&屍忌蛇が奏でる慟哭のメロディとが一丸となって突っ走る②を聴き終えた時点で、多くの方が今回もVOLCANO節の健在ぶりを確信されたのではないかと。
初バラードに挑戦する等、オーセンティックな正統派HMへ接近した前作に対する反動なのか、本作はブルータリティ重視な作風に舵を切った印象で、ヴァースのメロディの希薄さを、サビからGソロへと至るパートの盛り上がりで強引に挽回しようとする楽曲もチラホラ。これは剛柔の対比を狙った「あえて」の曲構成なのか、それとも制作期間の短さに起因するアレンジの練り不足なのか?尤も、多少掴みに失敗したって屍忌蛇のGソロが走り始めさえすれば、それだけで楽曲の輝度は数倍にも跳ね上がるんですけどね。
従来作と比較すると、収録曲の出来に結構バラつきが感じられるものの、前述の②、独産パワー・メタル勢に通じるパワー・チューン⑦、正統派HMテイスト高めの⑪といった、Gソロと楽曲自体の魅力が化学反応を起こした文句なしの名曲を聴くと、やはり本作もこれまで同様、3つ星クラスの力作であることは疑いようがないわけで。




2. 失恋船長 ★★ (2017-11-24 14:32:59)

ここ近年、コンスタントにアルバムをリリースしてきたVOLCANOですが3年連続でリリースとは驚いた。彼らの場合は、屍忌蛇の奏でる泣きの旋律を擁した攻撃性を緩めないメタルサウンドを信条としています。アグレッションと叙情味溢れるメロディ、それらを両立する作業を行う余念のなさに耳を奪われますが、今作も良質な泣きメロと男臭スピードメタルを惜しげもなく披露。金床で打ちつけられ鍛え抜かれたNOVのストロングヴォイスとの相性も抜群の相乗効果を生み、彼らのファンであれば多くの方が満足出来る仕上がりとなりました。
個人的には、このバンドお得意のゾクゾクと煽りたてる攻撃性とスリリングなプレイ、そこに刻まれる泣きの慟哭、全てに必然性があり、無駄を排したコンパクトさが最大の魅力だと思っていたが、3年連続というのもあるのか、少々大味な面が散見出来たりと、緻密さに欠ける面が気になったりするのですが、それも彼ら故に不満であり、相変わらず心を熱く濡らすソロなどを聴かされると、飲み込まされますよね。
コンスタントな活動は順調なバンド運営を物語るもの、何をとトラブルを抱える屍忌蛇でしたが、上手くやれているのなら、これ幸いです。次作はもう少しソロ前のパートなど、練り込んで欲しいね。深みのあるVOLCANOサウンドに期待しますよ。



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