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Second Skin

ブリティッシュロックマニアなら、腰を上げずにはいられないベテランが集うロックプロジェクトの2枚目。こんかいはバーニー・マースデンの名前はないが、代わりに参加したのがサイモン・マクブライドという玄人好みのマニア泣かせメンバーが参戦、WISHBONE ASHを支えたローリー・ワイズフィールドとの相性も上々に、バーニー不在が不満となることなく機能していますね。
元々がブルースベースの王道ブリティッシュロックでしたからね、テクニックよりもフィーリング重視、このベテラン集団が培った経験を余すことなく伝えてくれるだけで十分です。期待を裏切らない展開、上手い歌とツボを押さえたプレイ、その滋味深いハートフルメロディと躍動するロックなリズム、聴いていて嬉しくなうような懐かしさ、熟練度の高さからくる安定感、そういった全てに癒されますね。
期待を裏切らないが、退屈させては意味がない。何の特色もない音楽を正統派と言って誤魔化すのとは違う、ホントの音がここにはありますね。たまには、こういうの大音量で聴きたいもんですよ。一個一個のアレンジが渋いのよ。味があるのよ。懐かしいだけじゃないのよ。でも奇をてらってなんかいないのよ。そこが大好物です。
やれそうで一番難しいことをやっています。FREEやBAD CANPANY、WHITESNAKEのエッセンスをちらつかせるだけじゃないのが素晴らしい。

失恋船長 ★★★ (2020-12-29 15:47:06)


Snakecharmer

母体は例のホワイトスネイクのカヴァーバンド的な奴です。ミッキー・ムーディー、ニール・マーレイといますからね。モロなんでが、他に英国を代表するベテランがそろい踏み、ドラムはハリー・ジェイムスだしギターはあのローリー・ワイズフィールド、キーボードにはリック・ウェイクマンの息子アダム・ウェイクマンが参加、そしてシンガーにクリス・ウィーズィーときてますからね。普通にやるだけで外れは掴ませないでしょう。
ブルースベースの予定調和から生みだされるのは、まさに普遍的ブリティシュロックの真髄を体感させてくれる、あのスタイルを披露。手練手管のベテランの腕に掛れば朝飯前なのかも知れませんが、滋味深きロックなダイナミズムと皆が作りだす独特のアンサンブルに酔いしれますね。クリスの歌声はHeartlandで証明されているので、不安はありませんでしたが、バッチリとハマっていますよ。とは言え、分かりやすい歌謡テイストやスピード感は皆無なので、その手の音楽が嗜好の方にとって眠たくなるような方向性なので、クレグレも耐性のない方はお気を付けください。
堅実で地味な作風かも知れませんが、けしてオッサン達の慰み者では終わらない、躍動感と親しみやすさも内包しており、ブルースベースのロックを嗜みたいという若い人にはうってつけのバンドです。

失恋船長 ★★★ (2017-09-09 13:27:48)