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CAST THE FIRST STONE
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1. 火薬バカ一代 ★★★ (2021-06-10 00:48:56)

ロッド・アージェント(THE ZOMBIES)のARGENTとか、似たような名前のバンドがあちこちに存在していて混乱しますが、こちらはNY出身で、マイケル(Vo、G)、ドン(Key)、スティーヴ(Ds)のケイル3兄弟を中心に結成された5人組。本作は英国ロック界のレジェンドMOTT THE HOOPLEのイアン・ハンター&ミック・ロンソンをプロデューサーに起用してレコーディングを行い、’85年に米メジャーのCAPITOL RECORDSから鳴り物入りでリリースされたURGENTの1stアルバムにあたる作品です。
尤も、本作に渋みというか、ブルージーな要素はほぼ皆無。むしろFOREIGNERの名曲を想起させるバンド名だけあって、ここで披露されているのは80年代然とした音作りの下、煌びやかなKeyが印象的なリフを奏でてサウンドの下地を整え、そこに張りのあるハイトーンで歌いまくるVo(今だったらトビー・ヒッチコックを思い出したりする声質)と、エッジの効いたGが斬り込んでくる洗練されたハードポップ路線。レコードが廃盤になって以降、国内盤が一度もCD化されていない事実が俄かには信じ難いほどのクオリティを誇っており、特にシングル・カットされてチャートでも健闘したというキャッチーなOPナンバー①を皮切りとする頭3曲は、都会的なクールネスと哀メロ・センスを併せ持った逸品揃い。5曲目のみちょっと毛色の異なるロックンロールなのですが、後半にも躍動感溢れるHRナンバー⑦、Voの熱唱が劇的な盛り上がりを演出するパワー・バラード⑧といった、アルバム・ハイライト級の名曲が続々登場しますんで、テンション下がってる暇なんぞありゃしません。
紛うかたなき「隠れた名盤」と評すべき1枚。国内盤を再発して欲しいなぁ。



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