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THE DEFIANTS (2016年)
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THE DEFIANTS
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解説 - THE DEFIANTS
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1. 火薬バカ一代 ★★★ (2018-04-29 08:13:09)

ブルーノ・ラベル(B)とポール・レイン(Vo)とロブ・マルチェロ(G)。DANGER DANGERで同じ釜の飯を食った元バンドメイトの3人が、近年のメロディックHR人気の高まりを背景に、FRONTIER RECORDSのバックアップを受けて立ち上げたプロジェクト、THE DEFIANTSが'16年に発表したデビュー作。
侮れない作曲センスでDANGER DANGERを支えるブルーノと、優れたシンガー/ソングライターとしてキャリアを積むポールが再タッグを組んだと聞けばそりゃ期待しないわけにゃいきませんが、事実、ポール在籍時代のDANGER DANGERの諸作をも凌ぐ品質を有する本作は、その期待にきっちり応えたメロディックHRの好盤に仕上がっています。
マカロニ・ウェスタン『夕陽のガンマン』の名曲“争いの後で”をアルバムのOPに据え、パワフルにロックする②へと繋ぐ高揚感溢れる展開を始め、美しいボーカル・ハーモニーが散りばめられた④、スリリングなロブのGプレイが華を添える⑦、ドラマティックなバラード⑧等、適度にハードネスを効かせたサウンドからは、全体的に哀愁味が強く感じられる点も自分好み味好み。哀愁が強過ぎるのは辛気臭くいかん!と思われる向きには、どこか郷愁をそそられる爽やかな⑤や、溌剌と躍動感溢れる曲調とフック満載のメロディが同居、ライブで演ったら盛り上がること間違いなし!な“ROCK AMERICA”タイプの名曲⑨、本編ラストを爽快に締め括るアップテンポのHRナンバー⑫辺りはいかがでしょうか。
これ1枚きりで終わらせず、是非継続的なプロジェクトとして作品を量産してくれることを願わずにはいられない、捨て曲なしのメロハーの傑作ですよ、こりゃ。



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