酷いドラッグ依存を抱えていた。ジャック・ラッセルが完全復活。二つのGREAT WHITEが存在する歪な構図は気になるも、この絶品の歌声を楽しもう。トニー・モンタナも参加してたりと、けして一人きりの復帰じゃない。がんばれジャック!! 日本盤にはANYTHING FOR YOU(STRIPPED DOWN VERSION)も収録。どちらのヴァージョンも泣けるぞ。
パープルのSMOKE ON THE WATERのように有名なリフ①のインパクトが強烈。ライブでも重要なレパートリーなのも頷けるが、このバンドを紹介するとなれば、この曲は外せないだろう。蒸気機関車のあえぎ、やぶにらみのマリーのイカした邦題を頂戴した⑩③も代表曲だ。 このアルバムから正式メンバーになったジョン・エヴァンの存在感も大きい。アコースティックな静のパートからハードな動へのパートへと変化するスタイルに老舗プログレバンドと重なる姿も魅力だ。
BURRN!誌でも軒並み高評価をウケた最新作。点数やコメントを鵜呑みにはできないが、前田氏のコメントには彼の真意が隠されている。 BRITISH STEELとPOINT OF ENTRYの間のような作品。言い得て妙なコメントだった。前者はアメリカンマーケットを意識したアルバム、後者はさらにアメリカンマーケットを意識したことによって、もっともツマラナイと評される機会の多きアルバム。 なるほど、点数に隠された真意。その暗号を読み解くと本当の評価が見えてくる。 前作よりも簡潔な曲が増え、ギターリフやメロディが強調された、とくにサビメロなどは一緒に歌えるほど、シンプルに分かりやすくしてある。聴いたことはあるが印象的なフレーズも多い、そのおかげでキャッチーさも増えた。曲そのもののアイデアは悪くないが、この程度かという印象が拭えないのは何故だろう。 切れ味鋭いロブの歌とメタリックな要素も強いギターがあるのに…