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正直者さんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 101-200

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正直者さんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 101-200

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B'Z - B'z - Fake Lips ★★★ (2019-10-11 17:03:05)

Dan Reed Networkが1988年に発表したROCK YOU ALL NIGHT LONGが元ネタ。
ダンサンブルなビートとハードなギターが見事に融合している。これぞB'zって曲でしょう。ウルトラソウルなんてネタ曲と比較出来ないよ。革新的なハードギターと確かな歌声はLIVE-GYMでも証明されている。
まなぁねぇ、歌謡曲サイドの人間には辛いわな。


DAN REED NETWORK - Dan Reed Network - Rock You All Night Long ★★★ (2019-10-11 16:57:54)

B'zのデビューアルバムに収録された「Fake Lips」の元ネタとして知られるダンサンブルなロックナンバー。このバンドをイメージして松本と稲葉は活動していたと思えるほど類似性が高い。
デジタルビートに融合するハードなギター、確かな歌声とルックスの良さ、同じフォーマットですよ。


JUDAS PRIEST - Defenders of the Faith - Jawbreaker ★★★ (2019-10-04 18:14:47)

Freewheel Burningにも負けない魅力的な曲。
ブリティッシュロックならではのウエットな質感と空間を切り裂くシャープさ。絶対王者の風格漂う歴史に残る名曲中の名曲。


JUDAS PRIEST - Defenders of the Faith - Freewheel Burning ★★★ (2019-10-04 18:12:41)

どれだけのバンドがこの曲のアイデアを受け継いでいるのか、ドラマティックなギターソロが放つカタルシス。スピードとパワーを兼ね備えたヘヴィメタルを極めた名曲だ。
名曲PAINKILLERにも通ずる利点が詰まっている。聞き比べてみれば分かりますよ。


YNGWIE MALMSTEEN - Trilogy - Liar ★★★ (2019-10-04 17:51:34)

俺もイングヴェイの気持ちが分かるぜ。嘘をついて平気でいられる輩を許せないぜ。
長文投稿をくり返す名無しは新規であって、複数垢ではないと言い張っている。
YOU ARE LIAR!!と罵ってやるぜ。

ソングオリエンテッドなアルバムに似合うネオクラ様式美を極めた曲だな。


JUDAS PRIEST - Screaming for Vengeance - Bloodstone ★★★ (2019-10-03 21:38:21)

シンプルなアルバムの中で王者の風格を感じる事が出来だ。種類は違うが雄々しいメロディにかつての面影を重ねた。


JUDAS PRIEST - Screaming for Vengeance - Fever ★★★ (2019-10-03 21:36:15)

初期の頃に通ずるダークでメランコリックなメロディも顔を覗かせるバラード調の曲。イマイチフックに乏しいのが残念。しかしギターソロから終わりのパートが泣かせる。何故だかわからないが泣けるんだ。短い部分なんだけど毎度泣ける。つなんない唄のあとのスローパートにも同じく感動するんだな。全曲のメタルアンセムと全くタイプが違うのに同列に語るのはナンセンス。土俵が違うよ。


JUDAS PRIEST - Screaming for Vengeance - You've Got Another Thing Comin' ★★★ (2019-10-03 21:30:12)

シンプルで小気味がいい、無駄を省いて骨と皮になってしまったぞ(笑)。そこまでいっちゃ言いすぎだと怒られそうだが、ライブではめっちゃ盛り上がるメタルアンセムだ。これでノレなきゃ、メタルなんて無理して聞きなさんな。
いきものがかりでイイじゃん。米津なんとかでイイじゃん。俺たちはヘヴィメタルを愛してるんだぜ。


JUDAS PRIEST - Screaming for Vengeance - Pain and Pleasure ★★ (2019-10-03 21:24:50)

スピードとパワーは増量されたが風格はなくなった。そんなコンパクトなアルバムの中で初期の頃から通ずるブルースロックと英国スタイルを併せ持つ今作の収録は意味が大きい。曲順に飲みこまれたと言う意見もあるが、なんのなんのと十分に魅力的だよ。この次に控えるタイトルソングを引き立てたからね。


JUDAS PRIEST - Screaming for Vengeance - (Take These) Chains ★★★ (2019-10-03 21:17:21)

叙情的でマイナーなイメージを残しながらもメジャーな感触を大きく残している。多彩な曲調を収録したアルバムだから違和感なく馴染んでいる。しかし良く聞けば重厚な格式高いジューダス流のヘヴィメタルに仕上がっているよ。


JUDAS PRIEST - Screaming for Vengeance - Riding on the Wind ★★★ (2019-10-03 21:12:31)

ブリティッシュロックの王者的風格を捨てた代わりに、親しみやすさを手にしてた。直ぐにでも唄い出したくなるキャッチーさ、軽快なムードも感じさせる楽曲は80年代の幕開けを予見してたようだ。スピード感と重量感を巧みに織り交ぜていたアレンジも後続に与えた影響は計り知れない。


JUDAS PRIEST - Screaming for Vengeance - Electric Eye ★★★ (2019-10-03 21:08:01)

ヘヴィメタルのアンセムと呼ばれる名曲。ドラマシズム溢れるイントロからの流れは完璧だ。その後世に及ぼした影響力は計り知れないものがある。ギターリフにソロ、そしてサビと分かりやすさを強調、ヘヴィメタルの進むべき道を示した。簡潔になったが故に、かつてのように大英帝国を背負う音ではないが、スピードとパワーが格段にアップした印象を植え付けた。


JUDAS PRIEST - Screaming for Vengeance - Screaming for Vengeance ★★★ (2019-10-03 21:01:57)

攻撃性とメロウな部分が絶妙にマッチングしてる。このドラマティックと感じさせるアレンジがヘヴィメタルのアイコンとなった。簡潔な曲の中にあるドラマ、ヘヴィメタルの聖典と呼ばれるアルバムに相応しいタイトルソング。


ANTHEM - NUCLEUS ★★★ (2019-10-03 20:50:02)

海外のレーベルを通じて音源を発表した実績はあるが、今回のような形で正式にリリースされたのは初めてとなるアンセム。その作品の内容がリメイクなのは残念だが、海外のユーザーに知ってもらうには一番納得出来る形に落ち着いたと思っている。

世界に向けて放たれたアンセムの咆哮、これでも喰らえと言っているよな確固たる信念がヒリヒリとした感覚と共に音に乗っているようだ。魂を感じさせるプレイとは裏腹に、細かいところまで作りこんだスキのない再演とアレンジは力強く、まだ見ぬ世界へと立ち向かっているように感じる。
柴田直人節と呼べばいいのか哀愁に満ちたメロディとヘヴィな音の重なりは、驚くような展開やモダンさもないが、ANTHEMが築き上げた叙情性と攻撃性が驚異的なパワーを伴い同居する形で再演されているのが凄い。この威風堂々とした佇まいに快進撃の予感がただようぞ!!


ANTHEM - Gypsy Ways - Gypsy Ways (Win, Lose or Draw) ★★★ (2019-09-26 20:04:12)

派手なタッピングや顔がエドワード・ヴァン・ヘイレンに似ていると言われ人気もあった、アンセムの看板ギタリスト福田洋也のギタープレイは、ここでは驚くほど叙情的、とくにこの曲の流麗なソロは福田洋也のベストプレイと断言出来る。
他にも印象的なプレイが多いのもギタリストには必聴ポイントと言える。


HERMAN FRANK - The Devil Rides Out ★★★ (2019-09-26 19:57:06)

腕はあるのにイマイチ名前が売れないドイツ人ギタリスト・ハーマン・フランクの通産3枚目のソロアルバム。気心の知れたジャーマンメタル同盟を引き連れパワフルなメタルをやっているのだが、これがメチャクチャかっこいい。一流のメンバーと奏でるガッツ溢れる王道ヘヴィメタルサウンドは、ハーマン・フランクの才能を遺憾なく発揮している。パワフルでエネルギッシュな演奏はグイグイと楽曲を引っ張り上げ男臭いメタルを展開、ハーマンが今まで培ってきた経歴が生命力を持ったかのように息づいている。英米のバンドにはない独特のスタイルを極めたピュアなサウンドは、男の哀愁を漂わせた一線級の傑作だ。


JADED HEART - Devil's Gift ★★★ (2019-09-26 19:39:43)

久しくバンドの動向をチェックしていなかったら日本人まで在籍している多国籍バンドになったメロディアスジャーマンメタルバンドの最新作。昔よりも遥かにタフになった印象を受けるのは中盤以降に登場するファットでヘヴィなミドルナンバーが充実しているから、重厚でタフな楽曲はいつも以上に表情豊かさな顔をのぞかせる。
ソウルフルな歌唱も活かした哀愁、このバンドの基本的な売りを押さえつつも、同じ場所に留まらない攻めの姿勢が貫かれているように感じられる。そんな印象を強めるのがメタリックなリフも飛び出す優美なギターコンビは、終盤で高速シュッレッドまで登場と強烈だった。
良質なメジャー感と伝統的なスタイルをミックスした意欲溢れる快作。独自のメロディックメタルに変換させたアイデアは驚くほどバラエティに富んでいる。


PRAYING MANTIS - Forever in Time - Best Years ★★★ (2019-09-26 19:16:40)

ブリティッシュハードロックの伝統を受け継ぐ哀愁のマンティスサウンドの魅力を凝縮。
だから日本人の琴線に触れることになったのだ。間違っても歌謡曲との類似性など皆無。
チェッカルズ等と同等に語られるような曲ではない。安心して手を出してください。


FIVE FINGER DEATH PUNCH - War Is the Answer ★★★ (2019-06-22 01:34:36)

だからどれだけ扱いが大きいんだ?
はぁ~正面から受け答え出来ていないんだよ!話がすり替わっているんだよ。
載せるもんに偏りがないか?って言ってるんだよ。

名無しの件は?複数アカウントの件は?
自分に都合の悪い部分は無視かい?


人を非難する前に、自分の振る舞いを考える脳みそはないのかね?

何がブーメランじゃ(笑)

なんにも返答していないんだよ…嘆かわしい。
全然違う回答なんだよ。

本当に弱い。弱すぎる。そして俺のを良く見てるんだな(笑)
B'zかRIOTのページにいた粘着だろう。


RIOT V - Armor of Light (2019-06-15 16:24:06)

同じ奴が何度投稿してもポイントに反映されない。犯人がバレている。勘弁してくれ。
名前出されるのも恥ずかしい…勝手に絶賛してくれ。

ドン・ヴァン・スタヴァンがどうのこうのと…はぁ。S.Aスレイヤーとか聞いてないだろうなぁ。
底が浅いんだよ。


JUDAS PRIEST - Defenders of the Faith - Defenders of the Faith ★★★ (2019-06-10 22:02:50)

DEFENDERS OF THE FAITHという語源の意味を知れば、こういう終わり方も納得出来る。
ヘヴィメタルの新たなる理念を作り上げた男たち。
だからこそ次のアルバム「TRUBO」は問題作と言われることとなったのだ。


JUDAS PRIEST - Defenders of the Faith - Heavy Duty ★★★ (2019-06-10 22:00:50)

これと次の曲は組曲のような形で構成されている。
オマケ的な立場になってはいるが、映画のエンドロールのようなものだと思って欲しい。


JUDAS PRIEST - Defenders of the Faith - Night Comes Down ★★★ (2019-06-10 21:59:42)

素晴らしいドラマの終わりを告げる感動のメタルバラード。ロックの持つ力強い躍動感を飲み込んだ傑作だ。
ブリティッシュメタルの看板を背負う男たちによる名演に涙がこぼれる。


JUDAS PRIEST - Defenders of the Faith - Some Heads Are Gonna Roll ★★★ (2019-06-10 21:53:30)

このウエッティなメロディライン。これぞブリティッシュロックと声を大にして言いたい。
アナログのB面が弱いと、ほざく輩もいるが、メタル好きを公言するならば、この世界観を理解できるはず。
美しきメタルの様式を作り上げた男たちによるメタル賛歌。これを聞かずに何を聞くのかね。
これが登場した時は涙が溢れそうになるほど感動したよ。


JUDAS PRIEST - Defenders of the Faith - Eat Me Alive ★★★ (2019-06-10 21:46:00)

ヘヴィメタルの美点が詰まったファスト・チューン。
オープニングナンバーがやたら人気あるのだが、この曲の方が断然メタリックでクールだ。


JUDAS PRIEST - Defenders of the Faith - Love Bites ★★★ (2019-06-10 21:43:57)

PVも作られているようにシングルに向いている。覚えやすいリフレインの導入も巧みに作用している。
ポップな曲なのに、どこか厭らしく瘴気が漂っているのがエグいぞ。


JUDAS PRIEST - Defenders of the Faith - The Sentinel ★★★ (2019-06-10 21:41:36)

ドラマティックなイントロから一転。ギアを一気にトップに入れ加速。
これまた多くのメタルバンドに影響を及ぼしたファスト・チューンだ。


JUDAS PRIEST - Defenders of the Faith - Rock Hard Ride Free ★★★ (2019-06-10 21:39:35)

全曲の余韻を引き継ぐようにドラマティックなイントロで心臓を鷲掴み。
ブリティッシュロックならではの愁いも感じられるメロディが美しく鳴り響く。
メタルアンセムとして今なお、語り継がれる名曲中の名曲。


PRETTY MAIDS - Scream ★★ (2019-05-31 19:21:50)

Please Don't Leave Meの成功でアコースティックアルバムまで出すとは本末転倒だよと思わずにはいられなかった迷走するバンド。
海外では「Jump the Gun」の失敗を引きずっているとも言われているが、起死回生のPlease Don't Leave Meだったはずなのに、病が進行したというのは皮肉なものだ。
前作の路線を推し進めたバンドは、わざとらしさを減らし個性も戻ってきた。日本人的な耳だとメロディが弱いと言われかねないが、海外のロックに精通する肥えた耳なら、今作の方が充実度が高いと感じるだろう。
とはいえ個性的なサウンドは捨てたグループに革新的なセンスなど求める事も出来ず、ファーストインパクトは高いがすぐに飽きる。それが見逃せないウィークポイントだ。


PRETTY MAIDS - Sin-Decade (2019-05-31 19:05:07)

前作は間違いでしたとメディアも含めキャンペーンを実施。ちょっと怖かった思い出がある。やはり大手メディアの情報を鵜呑みにする御仁の多さに驚かされるが、今となっては大人に成長したのだから少しは論調が変わってきているのかと期待する。

オープニングはパワーメタル。その後はアメリカに媚をうったようなグルーヴィーな曲と続きテンションダウン。その後もメタルバンドらしい曲を続け体裁を保ち、なんとなくメタルバンドがやりそうな曲を選んで収録した。
ハードさやメタリックな感性が戻ることによって元気にはなったが、知性は大きく減退した。これが10年戦士のメタルバンドならはアホすぎるだろうというくらい、ありきたりなアイデアに埋没している。典型的なパターンに終始、全然ドキドキ感がない。またメロディにフックもなくなった。
それはタイトルトラックなどを聞けば顕著だろう。前作のようにキーボードもバリバリだがメロディが弱いから全然耳に残らないで流れる。
それでも個性と引き換えに成功したのであれば、文句は言えないが、こちらもバンド同様に成長しているので、肥えた耳を満足させられる内容ではなかった。あれだけ攻めたアルバムの次がこれではツマラナイ。英米のバンドにはない個性。それまでの作品には確実に存在していただけに残念である。

だから一番良い曲が”Please Don't Leave Me”と言われてしまうんだよね…


PRETTY MAIDS - Jump the Gun ★★★ (2019-05-31 18:52:44)

このアルバムは多くの人から批判されてきました。ソングライティングとプロダクションの弱さを言及したり、以前のアルバムよりも商業的なアプローチをとっているのが気に入らないといった、通り一辺倒の意見。キーボードが多すぎるとか、ロジャー・グローバーのオーバープロデュースなんかも多かったなぁ。ようは歌謡曲が好きなのかロックが好きなのか?和の音楽が身体にしみ込んでいるのか、本当の意味でロックを体感しているのかを問うようなアルバム。

オープニングの“ Lethal Heroes”は、彼らがこれまでに書いた中で傑作の1つ、ゾクゾクとさせるリフと艶のあるヴォーカルが乗った素晴らしく壮大なメタルソングで堂々としたスタートを切る。その流れを壊さぬようにハードロッキンな「Don't Settle for Less」と「Rock the House」と続きワクワクとさせられます。ロジャーの持ち込んだディープパープルのような威厳。そしてストレートなロックサウンドと深淵なるメタルサウンドへと侵攻、そのどちらも感じさせる頭3曲の流れに、このバンドが新たなるフィールドへ進んだと確信しました。

素晴らしいムードを持ったメロウなバラード「Savage Heart」それから、強力なフックを持つ「Young Blood」とメロディアスな「Headlines」、甘い北欧風だがメタリックなアレンジも効果的に持ち込まれ完成度の高さに唸らされます。タイトルトラックの弱さはいかんともしがたいが、「Partners In Crime」は素晴らしいハーモニーとコーラスで横腹をキック。脇見して落胆してんじゃないぞとカツを入れてきました。アルバムのリスタートと言える名曲の登場に安堵。パワーメタル時代を彷彿とさせる「Attention」は想像力の高い曲が続いただけに単調に聞こえるが、ストレートな曲の登場は悪いアイデアではない。


PRETTY MAIDSはこのアルバム「Jump The Gun」を制作したことによりバンドの新たなるレガシーを刻みに行きました。それはなんら非難されるものではないし、ロジャーのオーバープロデュース論は少し本質的な部分とはそれていますが、冒頭でも触れたように和が好きなのか洋の音楽に親しんでいるかが問われている。又、分かりやすいスピード論など論外。伊藤政則のライナーなど議論の余地もない。

彼らは新しいバンドに変貌したのだが、日本ではソコソコ売れたが、海外での評価は散々なものとなった。やはりパワーメタルバンドと認知されていたのに、いきなりディープパープル風は受け入れてもらえなかったのだろう。
制作時から方向性の問題も抱えメンバーチェンジが勃発。バンドは瀕死の重傷を負う。それだけ生死を掛けた大手術を行った。作風としては大正解だが、世間が付いてこれなかった典型的な例であろう。あちこちでメロディが弱いと聞くが、それが日本の歌謡曲的な耳なのか洋のロック好きなのかを単純に問う内容なので言及はしない。

いずれにしろ今回の失敗以降、彼らは単なるありきたりのロックバンドになった。なんの冒険もしない、リスクを冒さない商業バンドになり下がったのは皮肉なものだ。商業的な成功を追い求めた今作は、新しい試みが沢山あり、彼らが北欧のバンドなんだと強く認識させるメロディセンスを感じさせた。それだけに重ね重ね残念だ。


URIAH HEEP - Conquest - It Ain't Easy ★★★ (2019-05-25 20:55:21)

Trevor Bolder がリード・ヴォーカルと記載されているが大きな印刷ミス。
当時は話題になったね。聞けばすぐに分かるんだが、聞き分けられない耳をある。先入観だよね。恐ろしい。
John Slomanの魅力を最大限に生かしたバラードです。


URIAH HEEP - Conquest - Carry On ★★★ (2019-05-25 20:52:01)

Ken Hensley作曲のハード・ポップ・チューン。新加入Chris Sladeのドラムも良い。
この曲、あっちこっちでらしくないって文句言われていた。そんな批評を鵜呑みにするバカも多かったが、自分の耳で判断しているのかな?どこを切ってもHEEPでしょうよ。John Slomanも気持ち良く唄っている。


DORO - Forever Warriors - All for Metal ★★★ (2019-04-27 22:49:02)

名曲All We Areを思い出させる新たなる名曲の誕生。これからも多くのメタルキッズに歌い継がれるだろう。
日本ではアニメソングの延長みたいなジャーマンメタルが持て囃される。
これ聞いて拳を振り上げ胸が熱くなる同胞も沢山いるだろうよ。
彼女を呼んで興行させるのがプロモーターの腕ってもんよ。


MICHAEL KISKE - Past in Different Ways - We Got the Right (voice-over) ★★★ (2019-04-27 22:34:00)

キスク作曲の曲だから堂々とリメイク出来る。本来あるべき形になったといっても大げさではない。
熟成された唄声、輝きをましたキスクのハイクラスなパフォーマンスに惚れ直しました。


HELLOWEEN - Keeper of the Seven Keys, Part II - We Got the Right (2019-04-27 22:28:43)

スタンダードなヨーロッパ民謡をモチーフにしている為、メロディが親しみやすい。
キスクの青臭いハイトーンも、まだまだ覚醒しているとは言えず、今にも声がひっくり返りそうだ。
キスクがソロでリメイクしたバージョンを聞けば一目瞭然だろう。
今聞けば古臭い音色なのも、このバンドの特徴と言える。まだまだワールドワイドで勝負出来る音ではない事を証明した。

良い曲だが大風呂敷を広げるのは可哀そうだ。特に一人二人の人間が何度も名前を変え投稿すれば余計に傷つけるよ。


MCAULEY SCHENKER GROUP - M.S.G. (2019-04-16 21:42:53)

叙情的なフレージングの凄味、その凄まじい気に圧倒されたギターキッズは多く、マイケルを神と崇める信者がいたのは間違いない。その男がマネージメントも刷新、新たな相棒にロビン・マッコリーを迎え成功するためのバンド運営に力を注いだが上手くいくことはなかった。
ベースはドッケンのジェフ・ピルソン、ドラムはキングダム・カムのジェイムズ・コタックと新顔を揃えるも、単調な歌声に難のあるロビンの悪い部分が目立つ仕上がりにガッカリさせられたファンは少なくない。
肝心の楽曲の出来も弱くSAVE YOURSELFよりは、まとまりはあるがPERFECT TIMINGよりも地味で全てが印象に残らない。完全な失敗作と言える。
これでマイケルは一気に信頼と人気を失うことにもなった。


HELLOWEEN - Keeper of the Seven Keys, Part I ★★★ (2019-04-16 21:26:25)

元々バンド側は2枚組のアルバムとして制作していたが、レコード会社のアイデアでバラバラになり販売された経緯があるアルバム。古めかしい音色ではあるが、シーンの勢力図を塗り替えるスラッシュからの影響もあるスピードとアグレッションを加味させた楽曲は、親しみやすいメロディとの相乗効果もあいまって独自のスタイルを築き上げた。
その音楽的影響力は凄まじく、枝分かれしたガンマレイを筆頭に、多くのフォロワーを生み出した。少なくともハロウィーンがいなければ、アングラもストラトヴァリウスもソナタアークティカも誕生しなかったと断言できる。
昂揚感を煽るツイン・リードが、ファンタジックな歌詞を描き出すような展開もお見事であった。


FAST DRAW - 根腐劣屑 ★★★ (2019-04-12 21:01:50)

青春時代を共に過ごしたバンド。その昔はSABER TIGERに参加する久保田陽子も在籍していた。その頃から最前列で汗を吹き飛ばしていましたよ。
ギターはFLATBACKERの飯田昌洋の実兄である光正。ド派手なメイクと過激なステージング、そして社会へ一石を投じる刺激的な歌詞が一体となり、ライブ会場は常に独特の世界観で包まれていた。

そんな魅力をレコーディングに生かし切れていないは残念だが、それでもなお、刺激的な唄と演奏が楽しめる名盤であることに変わりはない。当時、ウネウネモコモコと例えられた一癖も二癖もある音楽性、FLATBACKERのようなバンドを探しているのなら、このバンドは聞くべき。説得力のある唄と、スラッシーな演奏は唯一無二の魅力にあふれているから。


PYG - FREE with PYG ★★★ (2019-03-30 20:18:27)

タイガース、テンプターズ、スパイダースの3大GSグループから成るスーパーバンドPYG。沢田研二(vo)、萩原健一(vo)、井上堯之(g)、岸部修三(b)、大野克夫(kb)、大口ヒロシ(ds)が参加。オリジナル曲の他に、多くのカヴァー曲で展開されるステージに驚く。2大看板ボーカリスト、ジュリーとショーケンが分かち合う熱気の籠った唄、腕に覚えのあるメンツによる演奏に支えられながら叩きつけた衝撃のライブ。アイドル的な人気があったグループの集合体なのに、地位や名声に溺れることなく本気のロックを聞かせてくれた。今こそ見直されるべきスーパーグループである。

自動登録が出来ないので収録曲とオリジナルを別記しておきます。カヴァーのセンスも渋い。

ディスク:1
1. ブラック・ナイト (Deep Purple)
2. ウォーキング・マイ・シャドー (Free)
3. エヴリ・マザーズ・サン (Traffic)
4. カントリー・コンフォート (Elton John)
5. ヴィッチ (The Rolling Stones)
6. スピード・キング(Deep Purple)
7. カウボーイ (Harry Nilsson)
8. ラヴ・イン・ベイン (The Rolling Stones)
9. ツゥ・ラヴ・サムバディ (Bee Gees)
10. トラベリン・イン・ザ・ダーク (Mountain)

ディスク:2
1. 淋しさをわかりかけた時
2. 戻れない道
3. 何もない部屋
4. 悪魔(シンバシー・フォー・デビル/The Rolling Stones)
5. アイ・プット・ア・スペル・オン・ユー(CCR)
6. 自由に歩いて愛して
7. ハイヤー (Sly & The Family Stone)
8. ゴナ・リーヴ・ユー (Led Zeppelin)
9. 祈る


PRAYING MANTIS - Time Tells No Lies ★★★ (2019-03-12 20:21:02)

戦慄のマンティスという邦題は完全に的外れだったが、攻撃性を高めたNWOBHM勢の中でメロウ過ぎたのか、メンバーが流動的だったが為に足場を固められなかったのも問題だったろう。デビュー時期に行き場を失ったバンドだった。こういう音楽性が好きな日本でも、あまり知られず、NWOBHM10周年イベント絡みの伊藤政則やBURRN!誌のプッシュのおかげで復活した。
このアルバムは世界で初CD化したのは日本だ。日本主導で復活を果たしたバンドの代表例だ。かつて日本はそれだけの力があったと言うことだ。今ではすっかり世界のトレンドに擦り寄った、既に成功しているグループを押すだけにセカンドラインに甘んじている。このグループを見出した時のように、日本人好みのバンドを見出すのも必要だろうよ。

ブリティッシュロックの伝統を受け継ぐ哀愁のマンティスサウンド。独特の感性は日本人の琴線に触れるものだった。


VIXEN - Rev It Up - How Much Love ★★★ (2019-03-08 20:12:52)

いやー良い曲ですね。哀愁のあるメロディが何度も形を変え畳みかけてくるからね。
いい年こいて胸がキュンとなったよ。


ACE FREHLEY - Trouble Walkin' - Hide Your Heart ★★★ (2019-03-08 20:09:24)

KISSのボツ曲をエースが取り上げるって面白いよね。
重ねがさね言いますが、ボニー・タイラーの為に作った曲じゃないよ(笑)


W.A.S.P. - The Last Command - Wild Child ★★★ (2019-03-08 20:06:05)

ブラッキー・ローレンスは、このリズムパターンが大好きなんだろうな、色んなアルバムで何度も顔を出すよ(笑)
英国からの影響も強いメロディアスロック、この哀愁には様式美すら感じるぞ。


OZZY OSBOURNE - No Rest for the Wicked - Miracle Man ★★★ (2019-03-08 20:02:59)

皮肉たっぷりのシニカルな歌詞もオジーらしいのか?自分を攻撃した奴らに一撃を喰らわしたね。ここで聞けるザックのソロは、彼のベストテイクだろう。長い金髪を振り乱す天才ギタリストが、数年後に、あんなホームレスさながらの野人に変貌するとは、この時は夢にも思わなかった(笑)世間が軽い軽いと非難するドラムも、この乾いた音だからバッチリ合うと思うんだが…


JUDAS PRIEST - Turbo - Turbo Lover ★★★ (2019-03-08 19:58:37)

途中から詩の乗せ方が早くなるのが好き。のっぺりとした展開にスリルが生まれる瞬間だ。時代を見越したリーダートラック。


ACCEPT - Staying a Life - Princess of the Dawn ★★★ (2019-03-08 19:56:28)

この曲はライブヴァージョンに限る。ウルフのクラシカルギターも大爆発、ウドの悲哀を感じさせる語りかけるような唄い方もGOOD。ライブならではの臨場感が壮大な一大絵巻をよりドラマティックに展開、何度聞いても感動するぞ。


GRAND SLAM - infinity ★★ (2019-02-24 18:23:31)

デビュー作をさらにシェイプさせ勢いも増した2枚目のアルバム。彼らの雄姿が目に浮かぶようなSEから勢いのある②で幕が開く展開もお見事、キャッチーでコンパクトながらも、このバンド特有のアメリカンな要素もあるが荒々しいハードさと、叙情的なフレーズが上手く組み合わさり独自性も強めているのが素晴らしい。4MAGNUM時代は広瀬の影に隠れがちの吉川だが、ここではバンドの主導権を握り極上のパーティーロックサウンドを展開している。
単に楽しいだけじゃないタフなロック象があるのも強みだ。新境地を開拓したような楽曲がある中で、気になるのが加藤純也の歌唱スタイル。ラフでパワフルと言えば聞こえはいいがい、メロディに乗せて唄うとなると、このバンドが目指しているサウンドとフィットしているとは言い難く、ハッキリいえば全然声が合っていない印象が強まった。
楽曲は良くなりハードで練り上げられたアレンジに耳を奪われるのだが、それと同じくらいのテンションで加藤の歌が気になるのだ。国内のメタルバンドが抱える最大の欠点。このバンドも、この問題にぶち当たってしまった。楽曲重視のデビュー作なら誤魔化せたのだが…難しい問題だよ。


GRAND SLAM - Rhythmic Noise ★★★ (2019-02-24 18:09:19)

KISSフリークでも有名だった44MAGNUMの吉川 裕視がメインソングライターを務めるスーパーバンドのデビュー作。ギターはPRESENCEの白田一秀、樋口宗孝の弟子とも言えるMAKE-UPのドラマーだった豊川 義弘、ボーカルはREACTIONの加藤 純也からなるスーパーロックグループは、皆の叡智が集合したようなヌケのよいアメリカンロックを指向、派手さや楽しさを音で表現するといった嗜好ともとれ、旧知の戦友どうしから繰り出されるツボを心得たアレンジは、吉川のソングライティング力の強さもあってバンドのスタイルをデビュー作ながら確立させている。
やや下火になりつつある国内のメタルシーンを尻目に、このスーパーグループはバンドブームの名残にも上手く乗っかり見事な船出を飾った。


AEROSMITH - Draw the Line - Kings and Queens ★★★ (2019-02-10 20:46:58)

哀愁のヘヴィブルース。名曲ドリームオンを彷彿とさせる展開もまたイイ。
この曲の方あサバスよりも、よほどシアトル勢に影響を及ぼしていると思うがね。


LOUDNESS - SOLDIER OF FORTUNE - Soldier of Fortune ★★★ (2019-02-10 19:27:37)

ヴォーカルがマイクに変わり本格的にワールドワイドなバンドになったと印象付けたアルバムのオープニングにて最高傑作。
しかし、このアルバムは、二井原が抜けた事により人気を落とし売り上げが凄く悪かったと言われている。
中途半端なジェラシーの方がうけたなんて信じられないぞ。何度聞いても両手交差タッピングのパート凄い。


KROKUS - Big Rocks - The House of the Rising Sun ★★★ (2019-02-10 19:22:18)

世界中で歌われるスタンダードソング。日本でも’ちあきなおみ’が唄っていたね。内田裕也ヴァージョンは苦手かな(笑)あの音程の外し方は内田節と言われても無理。ザラついたブルースロックに変貌したが、オリジナルも今の時代だったらこうなっていたかも、そんな想像力を掻き立てる優れたカヴァーだ。


KROKUS - Big Rocks - Rockin' in the Free World ★★★ (2019-02-10 19:17:50)

Neil Young カバーもハマっている。哀愁を帯びたメロディラインにホットな声が乗っかている。これがロックの魅力か、シンプルだから余計に目立つ。レスポールの太い音も抜けがイイね。


KROKUS - Dirty Dynamite ★★★ (2019-02-10 19:14:46)

ギターは3人になったがドラムは不在のヘルプとなる不思議な布陣のラインナップが揃った。シンプルなロックが顔を揃えたお馴染のロックアルバム。ダーティダイナマイトな爆発力はないが、⑤みたいなゴキゲンなロケンロールを聞かされると踊りたくなる。そんな年がら年中ロックしている元気なアルバムだ。中途半端なことはせずに死ぬまでロックして欲しいバンドだね。
マークを60過ぎても衰えないねぇ。イイ声しているぞ。


KROKUS - Round 13 (2019-02-10 19:07:34)

2000年を前にKROKUSも余計な色気を出してしまった。全ての曲が弱い。中途半端なAC/DC路線のリフの流用、安直なトレースは看過できないレベルに聞こえる。曲そのものが良ければ、いつものことと飲みこめるのに今回は辛いかな。
スイスのレジェンドが、この程度のクオリティで満足させようなんて思ってはいない。時代が悪かったではすなまいぞ。
フックのある⑤だって、このアルバムだから目立つ程度、時代を意識しすぎた悪例を残した。
ここでリードシンガーを担当したのは現Nazarethのカール・センタンス、彼の渋いが張りのある声が救いだ。


KROKUS - Stampede (2019-02-10 18:58:53)

ギターのフェルナンド・フォン・アルプ以外、みんなバンドを去った。Headhunterから4枚アルバムをだして今回の姿に変わり果てたのだが、一周回ってHeadhunter路線に戻ってきた。歌い手はロブ・ハルフォード+ウド・ダークシュナイダー÷マーク・ストレイスってところかな。したがって全部が2線級の臭いがしてしまい素直に耳に入ってこない。
バンド名は同じだが全く違うグループと捉えるのが得策。思い入れのないリスナーにとってはどうでも良いことだろうが、このバンドを追いかけてきた身としては複雑な感情を捨て去ることは出来なかった。
曲も粒が揃っている、ソリッドなライブ感もある、辛口レビュアーの酒井康氏が82点と好意的なコメントを載せたから、それにしれっと乗っかれば楽なのだが、そろそろKROKUSとしての個性が欲しいね。全曲お手本が分かるよ。
とりあえず80年代に発表したアルバムの集大成と言える内容に落ち着いた。彼らの実力はこんなものではないと断言しておきたい。


IAN GILLAN - Naked Thunder ★★★ (2019-02-09 21:21:44)

犬猿の彼がいないからギランがノビノビと唄っている。典型的なロックンロールシャウターだから、ギランの事を音痴というやつがいたんだが、ビージーズじゃあるまいしギランはロックを歌っているんだよ。ハーモニーをつけてメロディを追いかけるわけがない。
この歌声こそロックだよ。メロディが弱いと感じれば凡庸なアルバムだ。
しかしギランの持ち味を知るものならば迷わずGETしようぞ!!歌謡曲がお好みの方はおやめなさい。


DAVID BYRON - Baby Faced Killer (2019-02-08 21:49:04)

バイロンがポップスシンガーに転向したようだ。曲調もいたってポップ、だからロックを求めてはいけない。
ELOのポップな面に近いとも言えるが、ハードなサウンドが好きなので近似値のバンドを知らない。
どこかでミック・ボックスがギターを弾いているらしいが調べる気にはならなかった。ググればすぐに分かるのだろう。
ファンシーなロックだ。


DAVID BYRON - Take No Prisoners - Hit Me With a White One ★★★ (2019-02-08 21:35:13)

Grateful thanks to Mr.Hensley for the acoustic guitur on White oneと裏面に大きくクレジットされています
これを読めないと言われるとキツイよな…傷つけたくないからスルーしますが
自分が知らないことは世間も知るはずがないと思う人もいるので、こればかりはどうしようもありません。
お察しします。古畑任三郎でした(笑)

ケンが楽しそうにギターを弾いています。ノリも良くシンプルな英国風ロック。楽しいね。


DAVID BYRON - Take No Prisoners - Man Full of Yesterdays ★★★ (2019-02-08 21:23:10)

ジョン・ウェットンがメロトロンを弾いている。HEEPのイメージを多少は意識したようなプログレシッブロック。
英国らしい憧憬がメロディとなり響き渡る。


QUIET RIOT - Metal Health - Cum on Feel the Noize ★★★ (2019-02-08 21:18:21)

世界的に有名なロックアンセム。有名だから名曲なのではない、優れた曲だから売れたんだ。
グラム調のハードロックは分かりやすく老若男女を問わず楽しめる稀有なロックナンバー。
もはやスタンダードと呼べるだろう。足を踏みならし手を叩き、サビでは大合唱。
クィーンのWill Well Rock Youよりも親しみやすい。クィーンのは短いからね。それこそサビだもん(笑)


DAVID BYRON - Take No Prisoners ★★★ (2019-02-07 18:23:15)

HEEPからミック・ボックス、リー・カースレイク、ケン・ヘンズレー、後に加入するジョン・ウェットンも参加。アナログ盤を大切に聞いているのが、ボーナストラック収録と24ビット・リマスタリングに釣られて購入してしまった。
英国盤LPを転用した紙ジャケだから、裏面にしっかりと参加メンバーがクレジットされている。だから誰がなんの演目に参加したかは一目で分かる仕様だ。
派手さのないアダルトな作りで一瞬戸惑いを覚えたが、それは彼がオールマイティなミュージシャンである表れだろう。細かいニュアンスを伝える組み立て方と、音作りはソロアルバムならではの醍醐味。十分にマーケットを研究してのソロアルバム制作を試みたと読んだ。個性的な声の魅力をフルに発揮したソロ作。誰からも邪魔されずフロントマンに徹したからこそ、無理せずに心地よく聞こえる。好き嫌いの次元を超え、誰もが完成度の高さを否定することは出来ないであろう。


URIAH HEEP - Living the Dream - It’s All Been Said ★★★ (2019-02-07 17:49:03)

ハードなエッジと強力なフックがある名曲。メンバーのテクニックが火花を散らせながら集約されるような展開に息をのむ。
それぞれが注意を払い目立つべき部分を計算している。誇り高き大英帝国の王者としての威厳、その静かな叫びに新たなる旋風が巻き起こる予感が漂う。このバンド、これからも要チェックですよ。


URIAH HEEP - Living the Dream - Take Away My Soul ★★★ (2019-02-07 17:42:40)

若々しいエネルギッシュさと切れ味の良さが魅力。高揚感を煽るサビ展開、ドラマ性を綴る緻密なプロダクション。
現在進行形の生命体が躍動するようだ。伝説は蘇り未来永劫続く。


URIAH HEEP - Living the Dream ★★★ (2019-02-07 17:39:16)

50年の歴史を誇るベテランバンド。浮き沈みの激しい業界で一度も解散することなく続けてきた偉業はギネス級と言える。プロデューサーに迎えたジェイ・ラストンのハードワークが功を奏してか、ここ最近にないエネルギッシュなサウンドは還暦を過ぎた御老人とは思えないフレッシュなものに仕上がった。気持ちのいいシンプルなメロディ、テクニックや複雑なアレンジを包み込む構成、さまざまなジャンルのテイストを含んだ演奏は、自然体で鳴らされるから、ふと気がつくと聞きいってしまう。
懐が深い懐かしい音、昨年リリースしたベテラン組は、浅い原点回帰だった。SAXONしかりJUDASしかりだ。RIOTに関してはコピー&ペーストをくり返しただけの愚直な音を出して後世に汚点を残した。
そんな不甲斐ないベテラン組を見下ろすように、HEEPは聞いた瞬間に懐かしいと思わせるのに、現役感たっぷりのフレッシュな演奏で我々を魅了したのだ。全ては計算づくの懐かしさ。魂を揺さぶる全身全霊のプレイの数々、重厚でありながらも幻想的ともいえるメロディとアンビエント感、全てが崇高ですらある。一曲目を聞き始めたら最後まで一気に聞ける中毒性の高さも驚異的。


VANDENBERG'S MOONKINGS - MoonKings (2019-02-05 18:45:07)

ホワイトスネイクはホワイトスネイクでも『RESTLESS HEART』の作風に近い。歌はカヴァーディルを意識したりと、劣化盤の『RESTLESS HEART』だから地味で眠たい音楽をやっている。
マニック・エデンの時はもっと若々しく躍動していた。ここまでオーソドックスなブルースロックのカヴァーディル風になるとはね。わざわざミュージシャン稼業から足を洗ったエイドリアンが復帰する事かと残念というか無念である。

そんな地味な無風ロックアルバムの中でアコースティック・ギターを使った曲ではヴァンデンバーグ時代を思わせる叙情性が顔を出したりと、数曲においてエイドリアンの枯れないセンスに巡り合える瞬間が救いだ。
頑張って良い面を探せば、グルーブ感の強いギターリフは魅力、独特のムードがやはりある、何か持っている男なのだ。

ブルースベースのロックなら、もっと他に聞くべきアルバムが沢山ある。それこそZEPやフリーで十分間に合う。ホワイトスネイクの初期も該当するだろう。むこうはもっと熱く勢いがある。そういうのを知っている耳には眠たすぎる。大人しすぎるんだよ。

でもこのアルバム以外と役に立っている。眠れない夜はこれを聞くからだ。全曲地味で聞いたことある雰囲気だから、退屈で3曲目で安眠だよ。
でも70年代のロックに触れていないなら案外大丈夫なのかもね?給料もらって称賛しないといけない編集員って大変だね。BURRN!だけは、他の音楽雑誌と違い歯に衣を着せぬ批評をすると思っていたが、今じゃ他の邦楽雑誌と同じで提灯記事ばかりだ。これ以上、インチキを掲載するなら廃刊したほうがいいよ。
こんなもの褒めてたら若者にバカにされる。彼らは賢く昔の事を気軽に検索できる。音楽だって無料で簡単に聞ける世の中だ。彼らに通用する意見を述べたいね。歳の割に耳がバカだと笑われたくない。


MANIC EDEN - Manic Eden ★★★ (2019-02-05 18:21:05)

渋い渋いって言われているけど、70年代のロックを聞いてきた身としては凄く若々しい音にしか聞こえない。80年代のバブリーな時代を通過して耳がおかしくなってしまった、90年代にリアルタイムで体感した世代は古いと感じたはずだ。
こういうのは経験値がものをいうのだが、まぁ俺はロックを何十年聞いているとか、寝ぼけた爺さんのクソみたいな戯言には付き合わない方がいい。あてになりませんからね。
歳もキャリアも関係ない、どれだけフラットに、そしてフレッシュな感性を維持できるかが重要。この音は、聞いてると身体が勝手に反応する、当時も昔も今も変わらない、躍動する原始時代のロックを再現しているよ。


VIXEN - Vixen ★★★ (2019-02-04 20:20:19)

平成も終わりを迎えようとしている時代にヘヴィメタルに不良性があるという発想が恐ろしい。白黒映像で見た、バイクを乗り回す若者を、カミナリ族と例えたとか、そんな時代錯誤感を思い出す。原宿のタケノコ族なんて、きっとつい最近の出来事だし、お立ち台の荒木師匠はJUST NOWなんじゃないかぁ(笑)
そんなタイムスリップした意見はおいといて、確実にヒットに結びつきそうなクオリティの高いアメリカン・ハードロックを聞かせてくれるバンドの一つが女性だっただけ。色眼鏡に見られるのは今も昔も変わりないが、しっかりしたサウンドはバカにされる必要なし。ゴージャスな80年代型のポップロックが聞きたければ迷わずGETだ。


WISHBONE ASH - Strange Affair ★★★ (2019-02-02 17:23:11)

ブリティッシュロックの重鎮が90年の初めにリリースしたアルバム。同時にマットとテッドのターナーが揃った最後のアルバムでもある。憂いのあるポップフィーリングは、このバンドの専売特許。紆余曲折を経て音楽性が変わろうが、根本となるセンスが分かることはない。深みに欠けた音楽性ではあるが、バンドの歴史が重くのしかかったポップロックとなった。


SHANGHAI - Take Another Bite ★★★ (2019-01-30 22:24:35)

プロデューサーはジェイムス・クリスチャンが担当。セールス時期は1991年と遅めだが典型的なHAIRメタルだ。最近Crazy Lixx等のバンドを知り興味をもった若者に知ってほしいね。
このバンド、当時日本ではソコソコ売れたんだ。セールス時期に過渡期だったのもある。こんな類型的なスタイルのバンドが売れる日本ってのも考えものだったが、それだけのクオリティはあるってことだね。
華やかでキャッチーなハードロックンロールのお通りだいと言わんばかりにド派手にやってます。


HARD GEAR - Muddy Black ★★★ (2019-01-29 20:18:23)

何度となくライブに足を運んだお気に入りのバンド。2018年に再びライブを行うようで嬉しいね。マシーンさんにはサーベルもイイが、このバンドも永続的に活動して欲しいと願うんだが、書き込みの少ないのだから人気ないんだね…悲しいわ(涙)

テクニカルでパワフルなサウンドなのにメロディアスというアルティメットなバンドだ。難易度の高いフレーズを構築するマシーンさんのギタープレイは、ひたすらスリリング!それなのに耳を捉えて離さないキャッチーさもあったりと、親しみやすいメタルをやっている。
参加メンバーがオールSABER TIGER組になっているのも心強かった。日本のメタルだからってバカにしないで聴いて欲しいね。


AXEL RUDI PELL - Nasty Reputation ★★★ (2019-01-29 20:03:15)

リッチー・ブラックモアを愛するドイツ人ギタリスト、アクセル・ルディ・ペルのソロ転向後2枚目のアルバム。
今現在まで続く様式美路線を既に確立していたことに驚かされる。当然、目新しさのないスタイルの音楽性だから古臭いの一言でシーンの片隅に追いやられるのだが、このスタイルを愛するファンにとっては救世主と崇め祭り立てたくなるような傑作だ。
当時MASA伊藤が78点のつまらんアルバムと批評したことによって日本では評判が悪い。
リリース時期が90年代の頭なんだから、あのレビューを真に受け時間を無駄に過ごした様式美ファンも多かったろう。

当時は無名に等しいロブ・ロックが唄うことで安定感も増し何度聞いても飽きない素晴らしい様式美アルバムを作り上げた。
一番のお気に入りはイアン・ギランでは出せなかった哀愁と泣きが倍増した⑤のバラードに尽きる。アクセルのギターもリッチーが乗り移ったようで凄い。


SARGANT FURY - Still Want More ★★★ (2019-01-29 19:48:30)

日本ではDOKKENのドイツ版と呼ばれたバンド。でもドン・ドッケンはドイツ人だからややこしい…
ノリの良さや勢いにかまかけて、間延びするUS勢とは違いキメの細やかなサービスが行き届いている。ハードでエッジの利いたサウンドに軟弱な要素など微塵もなく、これをハードポップなどどぬかす奴はハードポップを知らん奴。笑止千万であろう。
リフ中心のリズム重視の姿勢だが、緩急をつけたテクニックを前に出すのはハードロックの醍醐味、一般的に受け入れられるメロディの良さも手伝い日本ではウケそうなバンドだった。
妙に明るく、変に軽くならない落ち着いたムードがあるのも良かった。


OZZY OSBOURNE - No Rest for the Wicked ★★★ (2019-01-20 15:52:11)

リリース時、このアルバムの評判は今ほど高くなかった。コマーシャル性もあるしメタリックな要素も高まったが、全てが中途半端でツメが甘いという論調が強かった。
無名のギターを発掘したオジーサイドの眼力の鋭さに毎度、驚かされるがザック・ワイルドのキレのあるメタリックなギタープレイは新時代を迎え討つに相応しい人材だったと言えよう。何度聞いても①のリフとフラッシーなソロにはゾクゾクさせられる。ド派手な印象が強い新生オジーサウンドのカギを握るのはザックだけではない、ランディ・カステロの豪快なドラムは見事な援護射撃を喰らわしていた。


OZZY OSBOURNE - The Ultimate Sin ★★★ (2019-01-20 15:45:45)

アメリカの音楽シーンがおかしくなりだした80年代中期。オジーも売れる為に禁断の果実をもぎ取ることになる。
プロデューサーに売れっ子のロン・ネヴィソンを迎え制作。端的にコマーシャル路線を突き進めている。その為にラジオ向けのコンパクトな曲も増え淡白な印象は拭えない。後にも先にも、こんなライトなオジーサウンドを聞くことは出来ない。だからと言って質が低いわけではないのがオジーだ。
今作における最大の功労者は新世代のギターヒーロー・ジェイクのプレイに尽きる。彼は柔軟かつフレッシュなプレイで楽しませてくれた。メロディアスなフレーズも相変わらず印象に残る。ランディ・カスティロのド派手はドラムも当時は話題に。


OZZY OSBOURNE - Bark at the Moon ★★★ (2019-01-20 15:32:46)

ランディの死後、多くのギタリストを試したオジー。バーニー・トーメもいれば、ジョージ・リンチもいたが、後任の座に就いたのが日系人のジェイク・E・リー。ツアーで鍛えたリズム隊のコンビネーション力や楽曲面など初期の2枚を意識して作られたアルバムだけに違和感はない。それよりもジェイクのL.Aのクラブシーンで鍛えた派手でフラッシーなギターは新鮮だった。彼を選んだ功績の大きさは、良い曲を書けたという事実にある。難しい後任問題、重要な時期だけにマネージメントは素晴らしいギタリストを発掘した。


OZZY OSBOURNE - Speak of the Devil ★★★ (2019-01-20 15:19:54)

ランディの死を乗り越えツアーに出るしかなかったオジー。アルバムを売れていたし止めるわけにはいかなったのだろう。バーニー・トーメを代役にツアーに出るも、トーメはオジーとの仕事を続ける気になれなかった。そして次に代役を探すべく、シャロン・オズボーンが白羽の矢を立てたのがブラット・ギルズ。すでに自分のバンドでデビューも決まっていたブラットが後任とは、不思議な人選であり裏にどんな画作があったのか知らないが、今となっては非常に面白い人選になった。

ベースもドラムもオリジナルとは違うしランディもアイオミとは違うが、それでも各自がリスペクトした演奏を行い。イメージを壊していない。オリジナルのラインナップに出せた重厚なサウンドは薄れたが、若々しいプレイヤーによるソリッドでメタリックな演奏は、オジーのバンドがやるサバスの曲として面白い。なにより、この声あってのサバスであり、歌の上手さでは計り知れないキャラクターの重要性。ロックシンガーとはそういうもんだろうと認識させた。


OZZY OSBOURNE - Diary of a Madman ★★★ (2019-01-20 15:05:25)

デビュー作から間髪いれずリリースした2枚目。一時期は引退を考えたオジー。前作の成功を肌で感じ完全に息を吹き返した。抑揚のない唄い方は、上手いとは言えないが個性は十分。サバス時代のイメージを上手く引きずり悪魔的な要素を倍増させた。
楽曲、演奏、アレンジと全てが前作を上回りオジーとランディの間にある強固なケミストリーを感じた。それだけにランディ非業の死を悔やまずにはいられない。


RETURN - Straight Down the Line ★★★ (2019-01-18 18:13:27)

日本デビューは1993年と遅かったが、その時は既に実態のないバンドだったのは有名な話だ。北米マーケットの移り変わりがビックインジャパンを生み出したのは有名な話だが、1989年といえば空前のガンズブームが到来、猫も杓子もバットボーイズR&Rだったね。
そんな時代にメロディ派の淋しさを埋めたのが北欧勢だった。輸入盤ながらセールスも好調。本国ノルウェーでは国民的な人気の掴むほど、成功していたバンドだけにクオリティは高い。
たらればは良くないが、BURRN!がこの手のグループを適切に支持していたら、日本独自のマーケットが出来上がっていたろう。耳触りのよい叙情メロディがたっぷり配した北欧ハードポップの名盤である。

日本ではいち早く世界で成功を収めたヨーロッパばかりを褒めちぎるが、このバンドもレベルは高い。少なくとも売れる為だけにリリースされたOUT OF THIS WORLDの何百倍も価値のあるアルバム。北欧と言えばヨーロッパなんてミーハーすぎる。本当に、あの音を求めているなら必然的に、このバンドに辿りつくよ。


AC/DC - Powerage - Riff Raff ★★★ (2019-01-16 19:39:28)

今でもライブの定番。アンガスがいかに優れたリフメイカーなのかを教えてくれる名曲。
痛快ロックンロールのお出ましだ。


AC/DC - Highway to Hell ★★★ (2019-01-16 19:29:17)

間違いなくAC/DCの名前を世界中に知らしめた出世作。そんな名作がボン・スコットの遺作になるとは因果なもんだ。
個人的に最もお気に入りなのはシングルカットされた④。①など、それまでのAC/DCとの違いに戸惑った。ジョン・マット・ラング流の展開が鼻につくからだ。本国を飛び出し英国でも地盤を固めたバンドが目指したのはアメリカ、その為の人選だったラングだが、当初はエディ・クレーマーがプロデュースを受け持つ予定だったとの、こぼれ話に興味津津というところか…
いずれにしろラングの手腕を借りワールドワイドな成功を掴んだバンド。威嚇的なシャウトと華麗なコーラスワークの重ね方は、新しい成功への道しるべとなった。ソフトケイスされたサウンドだが、十分エッジも効いている。バンドとプロデュースする側の感性が混ざり合った奇跡の名盤と言えるだろう。その代表的な曲がダイナミックな③やシングルカットされた哀愁のポップロックの④、いかにもAC/DCらしい⑥だろう。
ボン・スコット時代という区切りをつけずともAC/DCの歴史で一番愛するアルバムである。


AC/DC - Highway to Hell - Touch Too Much ★★★ (2019-01-16 19:13:19)

シングルカットもされた名曲。哀愁のあるポップソングは確かにシングル向けだが、それ自体は何も悪いことではない。
個人的にはAC/DCの中でも5本の指に入れたいお気に入り。あのBON JOVIだって真似しちゃうからね。
でもライブでは、ほとんど演奏されることのない曲でもある。メンバーは気に入っていないのか…
このアルバムの成功がジョン・マット・ラングの名前を広めた。


ARCH RIVAL - In the Face of Danger ★★★ (2019-01-10 21:53:59)

いきなりLOUDNESSのDown'N'Dirtyをパクったような曲で始まったのにはギョッとしたよね。ギターは上手い、歌も上手い、メロディも良い、だがこれといったキメ手に欠けた印象が強いのも事実。1991年にアメリカの良心のようなストレートなメタルが聴けたのは嬉しかったが…カル・スワンが唄えばLIONにも聞こえる、そんな真面目な音が好きだ。ビートルズのカヴァーは蛇足かな。


AEROSMITH - Get a Grip (2019-01-10 21:46:23)

兎に角、ビックマネーの匂いしかしないアルバム。売る為の商品だし、良く売れた商品でもある。その大量生産のロックアルバムは質は高いが、何かを動かせるようなパワーはない。昔はもっとバンド内にケミストリーがあり、さらにロックバンド特有の危険な臭いがしていた。
金を掛け売れたんだから文句をいうのは言い掛かりになるが、ディズニー映画のような大衆性をロックに持ち込んではいけないように感じる。
これも呉越同舟って奴かね。みんな懐が潤ったからいいじゃないか…ってね。ラップやろうがファンクやろうがエアロな音になっているはスゴイことなんだよ…わかっちゃいるけど楽しめないアルバムだった。


TRIUMPH - Edge Of Excess ★★★ (2019-01-10 21:35:14)

バンドの顔ともいえるリック・エメットはいないが、その穴を見事の埋めたのがアルド・ノヴァのバックでギターを弾いていたフィル・Xなる人物。これが掘り出し物の逸材、意外性の山倉級のインパクトの放った。エメットのようなクラシックからの引用やスケールの運用はないが、③のようなアコギも聞こえるバラードからメロディアスかつハードエッジな④、ブルースロックの⑧と幅広い奏法は、ギル・ムーアとの相性も抜群だった。
これだけ弾けたら文句もないが、やたらとエメットがいないとダメだと頭からきめ手かかる輩が多く評価が低いのが惜しまれる。非難の的となったフィル・Xだが、リッチー・サンボラの後任としてBON JOVIに参加するのだから世の中、なにが起こるか分からないね。あのとき悪口を言った奴らはなんと弁解するのか見ものです。口は災いのもと、ビックなことを言わないこしたことはない。


GIRL - Sheer Greed ★★★ (2019-01-01 14:25:04)

ポップなグラムロックとソリッドなメタルが融合した音が個性的だった。しかし日本では中性的なルックスが某雑誌の女編集員の目にとまり、アイドルバンド的な売りだし方をされる。本国英国ではクラブが中心の活動なのに、日本ではNHKホールをいっぱいにする突出した人気があった。
フィル・コリンが書いたHOLLYWOOD TEASEも優れた曲だが、グラム系のMY NUMBERの方がバンドの色が濃く出ている。タイプは違えど、どどちらも甲乙つけがたい魅力があり、次のアルバムではどの道に進むのか注目されていた。


KROKUS - Heart Attack ★★★ (2019-01-01 14:09:56)

個性がないのが俺たちの個性だ。パロディ風のフレーズが何か所も入っているのは気になるが、KROUKS特有の縦ノリのパワフルなリズムは、余分なものがなくシンプルで聞きやすい。歌の巧さも流石だし、男臭いロックは野性味が漂っている。


BEDLAM - Bedlam ★★★ (2018-12-30 11:54:29)

ジェフ・べックグループがあえなく崩壊。仕事を求めた売り出し中のコージー・パウエルが手を出したのが旧知の仲のデイブとデニスのポール兄弟に声をかけバンドは始動した。
ヴォーカルはセッションマンのフランシスコ・アイエロ。作曲面のイチシアティブを握っていたのはポール兄弟の方だろうが、静から動への変換の上手いデイブのギターは、いかにも英国的な風合が強くエモーショナルなプレイは70年代ロックの王道のような堂々たる響きがある。様々なバックグランドを持つメンバーの集合体ならではの強みがわかる仕上がりは、70年代型ハードロックの性格を余すことなく表現している。
全く売れず短命に終わったバンド。コージーは即効見切りをつけてソロ活動へと進み「DANCE WITH THE DEVIL」で成功した。


ご当地グルメ (2018-12-30 11:20:40)

ご当地グルメ

札幌には「どんぐり」という店名のパン屋さんがある。
店内で焼き立てを作って販売するというスタイルのお店で、昼時には店内がごった返す人気店だ。
菓子パン、総菜パンと充実した商品が並び常に40種類以上はあるんじゃないだろうか?
パン屋なのに串に刺さった唐揚げも売っていたりと(北海道では串ザンギと呼ばれているんです)、食欲旺盛な若者の満足出来るラインナップだ。サラダにスープ系もあり、イートインも出来たりと焼き立てのパンを、その場で食べれるのも魅力。

中でもおススメなのがフワフワのパンの真ん中に竹輪がはさんである。ちくわパンがウマい。竹輪の中にたっぷりのツナが入っていて、どちらかと言えばツナパンと呼んだ方が正しい気もするのだが、ちくわパンというネーミングも、幅広い年齢に訴え掛けられた要素だろう。実に秀逸な品名となった。

札幌観光の際には、ご当地コンビニのセイコーマートと、このお店には立ち寄ってほしい。おススメはサクサクのカレーパンや豚の角煮の入っ角煮まん。明太味のフランスパンってもある。スイーツ系ならトロトロのチーズタルトや自家製プリンもおススメだ。
わざわざ高額設定の観光グルメなど食べなくとも満足出来ますよ。地元の味を楽しんでください。
ちなみに札幌市民はラーメンに蟹を入れて喰わない。バターやコーンのトッピングもやらない。それは皆、観光客向けの商品です。味じゃなくてインパクト勝負な奴です。


KIM KYUNG HO - Chepter Zero ★★ (2018-12-29 11:57:47)

SABER TIGERのメンバー起用したキム・ギョンホのメタルプロジェクトアルバム。韓国ではバラードや韓流歌謡曲を歌う国民的なスターなのだが、日本でのイメージは今一つなのかも知れない。
セルフリメイクにFIREHOUSEのカヴァーと新曲は①④だけなので、なんかこう物足りない。カロリーゼロの炭酸水みたいな後味が良くないんだよ。もっとこうグッとさ、濃いヤツ期待してたんだよね。
それでもキム。ギョンホは歌が上手い。SABER TIGERのメンバーもいい仕事したよね。フルアルバムに期待していたんだけど、結局はこのプロジェクト立ち消えになった。キムさんも、もう無理にメタルなんて唄わないよ。金になんないしね。


SIXRIDE - SIXRIDE - マグダラ ★★★ (2018-12-29 11:08:52)

下山ワールドも全開。アルバムの掴みはとしては最高だったが、この曲以降尻すぼみするのがキツイ。


SIXRIDE - TICKET TO RIDE - REGRET DAYS ★★★ (2018-12-29 10:59:02)

ロックバンドによる青春賛歌とも言える青臭い歌詞が胸に突き刺さる。
8分を超えるのに長いと感じない。SIXRIDEの可能性を感じさる豊穣な音楽性が実った名曲中の名曲。
北34条辺りの汚いライブハウスで見たバンドの姿を俺は今でも忘れないぜ。
この曲を聴く度に、あの感動が蘇りウルッとくる。


SIXRIDE - TICKET TO RIDE - 裁きの夜 ★★★ (2018-12-29 10:54:41)

引きちぎられた心の跡をみてごらん
同じくらいの傷を受けた時 生きてられる?

↑の歌詞に衝撃を受けた。兄貴の紡ぎ出す魂の言霊。
むやみやたらに他者を攻撃して、自分の正義を貫くというコミュニケーション障害のような輩が巷に溢れている。
自分の戒めの為にも、この歌詞を噛みしめ俺は生きていきますよ。


SIXRIDE - TICKET TO RIDE - THAT I WISH ★★★ (2018-12-29 10:48:33)

胸に響くストレートな歌詞と魂を震わす兄貴の絶唱。
この曲の為にSABER TIGERを辞めたと言われたら文句は言えません。


SIXRIDE - TICKET TO RIDE - SOME LIE ★★★ (2018-12-29 10:46:54)

SOME TRUE
己を律してこそ
SOME LIE
初めて男と呼べる

↑この歌詞めっちゃ心に響いたぜ。
兄貴のメッセージを心に刻んで生きたいぜ。


互いに裁き合う
醜い正義の繁殖
愚かさの成れの果て
この世は

上の歌詞もえぐってくる。この曲が出来上がったのが2003年、兄貴は今の時代を予言していたようだぜ。
他人様の事をごちゃごちゃディスってる場合じゃいぜ。


SIXRIDE - TICKET TO RIDE ★★★ (2018-12-29 10:37:06)

音楽性の相違が顕著だったSABER TIGERの『F.U.S.E.』どっちつかずの中途半端な内容はモダンヘヴィネスを受け付けない木下は消化不良を起こしていただろう。深夜アニメのタイアップソングまでブチ込んでもらいバンドの未来は明るいはずだと思った矢先に、木下以外のメンバーはSABER TIGERを去った。

必然的な脱退劇とはいえ、次に進んだ道がSIXRIDEにある。メンバー全員作業つなぎを着たりとスリップノットを意識しているようなファッションなど、SABER TIGERファンは付いていけないが、下山の歌声に惚れこんだ俺たちは、この音楽性も支持した。
北海道がホームタウンの下山は、小さい箱でもライブを頻繁に行い、常に全力のパフォーマンスを叩きつけていた。若いメンバーを引っ張る兄貴の姿は勇ましくも映ったが、このバンドが長続きするとも思えなかったのが正直な感想だ。

兄貴の書いた歌詞は心に突き刺さる。陳腐な言い方になるけど魂があるんだ。だから兄貴の絶唱は身体を射抜いていく。今でも聞きたくなる曲が沢山ある。流行りもんという劇薬に手を出した兄貴だが、バラードやメロディのある曲は、やっぱスゲぇ良かったんだよ。


AMERICAN TEARS - Tear Gas ★★★ (2018-12-24 22:54:00)

プログレばんどに分類はされるが、そこまでテクニカルな要素は少ない。だが熟練されたプレイヤーの集まりは、聞き手の心地よさを最優先する優しさが持ち味。ジャズからの影響も強いがR&Bからのコード進行も多く、キーボードを主体としながらも軽くならないのは、このあたりのアイデアからくる。デビューから2枚目にしてマーク・マンゴールドのセンスが光るバンドの代表作を作り出した。


BONNIE TYLER - Hide Your Heart - Hide Your Heart ★★★ (2018-12-23 22:04:21)

ポール・スタンレーがデスモンド・チャイルドとホーリー・ナイトの3人でKISSのアルバム「Crazy Night」の為に書き下ろしたが、レコード会社がポップすぎるといって収録を拒否(ここの真偽は怪しい)
ボニー・タイラーのアルバムのプロデュースを担当していたデスモンド・チャイルドが「ねぇポール、ボツになったさぁ、あの曲を使ってもいいの?」と言ってリサイクル。
同年に発売されたエース・フレイリーのソロにも収録されKISSフリークは話題騒然となった。


KISS - Hot in the Shade - Hide Your Heart (2018-12-23 21:42:10)

ボニー・タイラー用に書き下ろした曲????????????????????????????????????????????

ポール・スタンレー、デスモンド・チャイルド、ホーリー・ナイトの3人でアルバム「Crazy Nights」用に書いた曲だというのが一般的な認知。
「Crazy Nights」から2年「Hot in the Shade」に収録されて、ようやくKISSの曲としてオリジナルヴァージョンが日の目を見た。
それ以外の新説があることに驚いた!?わざわざ問いかけて答えるくらいだから、都市伝説ではなく、れっきとした確証があるのだろう。


TOUCH - The Complete Works - So High ★★★ (2018-12-22 23:15:10)

声質の違う二人が交互の歌い分けるのだが、これがTOUCHの魅力なんだよと断言出来る。
飛躍するキーボードのセンシティブなメロディラインも絶品だ。そこに絡まる感傷的なメロディには泣かされまくりだよ。