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正直者さんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 401-500

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正直者さんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 401-500

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BLACK SABBATH - Master of Reality ★★★ (2018-06-09 18:47:50)

殺人的なスケジュールの合間にレコーディングを済ませたアルバム。それでも前2作よりもスケジュールに余裕があったというのだから今じゃ考えられない話だ。
世界的に成功を収めたサバス、このアルバムも予約だけでゴールドディスクを獲得したんだから、爆発的人気だよね。時間を掛けた分、多様なアイデアを具現化することにも成功。特にアイオミはチューニングを一音半下げ、今まで以上に暗く重い音が地中深くまでうずくまっている。
ブルースからの派生に留まらない音楽性の広がりと個性の確立。これぞサバスワールドの開幕とも言える。


BLACK SABBATH - Paranoid ★★★ (2018-06-09 18:40:09)

もしヘヴィメタルの元祖という文言をサバスに当てはめるのならデビュー作じゃなく、このアルバムだろう。
ヘヴィでダークだがカッチリとまとまりのある音に仕上げた為に非常に聞きやすい。特に②などは顕著であろう。
その中でもヘヴィメタルの代名詞となる④や①、そして⑤⑥と濃密なプレイが煮詰まったヘヴィロックのメタルの基礎を見る事が出来る。オカルト主義とロックの融合、このアルバムが一番バランスも取れている。


BLACK SABBATH - Black Sabbath ★★★ (2018-06-09 18:33:31)

今じゃ後追いの理論でヘヴィメタルの元祖と祭り上げられている。
たった二日間、予算は600ポンドで仕上げたアルバムに、そんな重責はないよ。
金を払ってホラー映画を見るな奴がいるのなら、音楽でやってしまえ、そんな安易な着想だが、それが見事に的を得た。
ブルースロック下地に、メンバー全員がハマっていたオカルト主義を表現した。そんなアイデアが、心霊写真のようなジャケットや歌詞にも表れ、飛び出してきた音もオカルトそのもの、そんな中でもカヴァーの⑤は方向性も違い。コチラが想像しているよりも、徹底していなかったりと脇の甘さも実はあるのが、今日の現実的な評価だろう。
たった二日間だから、ジャムセッション的なレコーディングになり、そのおかげでシンプルになった事が逆に、個性を際立たせたのだから皮肉だ。でもこれが全英8位、全米23位と売れた事実に驚愕する。欧米人の完成の鋭さが羨ましい。
メタルの元祖説は支持できないが、ブルースを何倍も黒く濁らせた凝縮した音は、今までのロックにはない個性の塊だったのは間違いない。


SHOK PARIS - Concrete Killers ★★★ (2018-06-08 19:34:15)

酒井康から58点を献上された3枚目のアルバム。その評価の影響も大きくバンドの人気も失った。一人の偏った評論を真に受ける人間の多さに今もって驚かされる。自分の耳で判断すべきなのに…まぁ他人に全乗っかりする人生は楽なもんだ。

歌メロもバッキングのアレンジもギターのハーモニーも、ありがちなアイデアで単純なものが多い。しかし所々にオッと思わせるアイデアもあり、けして一本調子などと酷評されるアルバムではない。むしろ成熟した旬の音を表現しているといえるだろう。

乾いた音質が重くのしかかる曲調を聞きやすくしているのも良いアイデアだったな。


HALFORD - Crucible ★★★ (2018-06-05 22:55:51)

ヘヴィでモダンなアメリカンメタル。これが2002年の音だったんだろう。徹底的に焦点を絞りこんだ作風には説得力がある。前作とは切り離すべきアルバムだが、ロブが本気を出して歌えば、これくらいのクオリティにはなる。余裕を感じさせるのは無理していない証拠だ。


HALFORD - Crucible - Crucible (2018-06-05 22:52:48)

ペインキラーのグランジヴァージョン。
おふざけは聞きたないよ。


BRUCE DICKINSON - The Chemical Wedding (2018-06-05 22:49:35)

前作が中身の濃い作品だっただけに期待の大きいアルバムだったが、残念ながらブルースは、またグランジ路線を意識した中途半端なものを作ってしまった。曲調がダークだとか、キャッチーじゃないとかが理由ではない。単純に歌メロがツマラナイ。フックもない中途半端なものに終始している。どうせやるなら徹底的に、逆説的に持ち上げるのは無理がある。
この路線にロイZやエイドリアン・スミスのメロディアスなソロは似合わないよ。参加メンバーの力量でなんとか聴けるだけだね。


GRAHAM BONNET - Graham Bonnet: Anthology ★★★ (2018-06-05 22:37:35)

1967~2017とグラハムの歴史を網羅したベストアルバム。ソロ中心と思いきや、話題のGraham Bonnet BandやTaz Taylorも押さえ、メタルサイドの代表作Alcatrazz、Impellitteri、そしてAnthemまでと収録と全ての活動をほぼ網羅の凄いヴォリュームだ。無論Forcefield、Blackthorneもある。その中にひっそりと未発表曲もありの、とにかく中身が濃い。
世界配信だからグラハムファンにAnthemの曲を知ってもらえるのは日本人として誇りに思える。とにかく意味のあるベストアルバムだぞ。3枚目のDVDが熱盛だ!中野サンプラザで行われたAlcatrazzのライブが見れるぞ!!


ARTCH - Another Return ★★★ (2018-06-01 20:50:35)

2015年に発売されたリマスター版のタイトルはオリジナルの『ANOTHER RETURN』戻りましたよ。
ノルウェイが生んだ正統派パワーメタルバンドのデビューアルバム。
いまではWIG WAMベースがいたバンドで名が通るのけど、主役はエリック・ホークの雄々しい歌声に尽きる。
北欧なのにダークで無機質な感じが強く、北欧版METAL CHURCHと言っておこう。そこにピンときたら迷わずゲットですよ。


STRYPER - No More Hell to Pay ★★★ (2018-06-01 20:33:36)

結成30周年を自ら祝う成熟度が増した復帰作。たんなる80年代テイストが増加したんじゃない、モダンさも残しているがイイんです。
無理しない姿勢が音に反映されている。美しいコーラスハーモニーとポップだが叙情的なフレーズが常に耳に残る。そういう音って中々ないんですよ!これなら昔からのファンも納得だろう。THE ONEを聞いてホロっとさせられたね(涙)


STRYPER - Murder by Pride (2018-05-31 18:25:23)

前作が不評だったため、なんとなく昔の音に戻したアルバム。全般的にキレ不足で中途半端な印象を受ける。それでも満足出来るのはマイケル・スウィートの美声によるだろう。叙情性の薄いアメリカンロックが多すぎるな。完全復活するのは2013年まで4年もかかるとは思わなかったよ。


STRYPER - God Damn Evil ★★★ (2018-05-31 18:19:52)

オープニングの『Take It to the Cross』を聞いてロン・キールが歌ったSABER TIGERを思い出した。ヘヴィでアグレッシブだがメロディック、攻撃性の裏で鳴らされる叙情的なメロディもコーラスハーモニーも健在だ。80年代の古臭いメタルをシコシコこするだけの音楽性に興味なし、味が良ければウンコでもいいってわけじゃないんでね。
このヘヴィ路線は十分支持できる。STRYPERは現役だ。マイケル・スウィートも衰えていない。


ALCATRAZZ - The Ultimate Fortress Rock Set ★★★ (2018-05-30 22:02:41)

5CD+DVDがセットになったお得な商品。輸入盤だが定価でも8000円程度のお値打ちなBOXセットだった。3枚のスタジオ盤にライブ盤と既にリリース済みのものなのだが、デモ音源や入手困難なモノなどをボーナストラックが激熱なのが嬉しい。DVDも84年1月中野サンプラザ公演と84年10月東京厚生年金記念館公演に「Rock Palace」放送映像3曲とPV3曲、そして83年日本TV用インタビューときたもんだ。

Live '83買った後なんでお得感は減ったが、それでもファンなら絶対に買った方がいいよ。
Live Sentenceもギタークラッシュや荒城の月をカヴァーした完全盤の方してますぜ!


ALCATRAZZ - Live '83 ★★★ (2018-05-29 19:33:16)

Live Sentenceよりも生々しく、そして中途半端に終わらないのがいい。イングヴェイも荒っぽく弾いていない。ところどころバランスが不安定になるが、それはレコーディング環境のせいだろう。ライブはダメだと陰口を叩かれるグラハム・ボネットのパワーヴォイスに圧倒される。これだけ歌えて文句言われちゃかなわんよ。まだこの頃はイングヴェイも大人しかったんだろうなぁ。まとまりのあるライブだよ。
ラストの All Night Longはジョージ・リンチがゲスト参加したスタジオ録音。


VELVET VIPER - Respice Finem ★★★ (2018-05-28 17:27:31)

1947年生まれのJutta Weinholdが復活だ。もうお婆さんだけど頑張って歌ってるよ。
RAINBOWの曲をACCEPTが演奏している、この表現がピッタシ似合う重厚な様式美メタルサウンドが詰まった名盤だ。
DIOや様式美系のBLACKSABBATHが好きなら買いに走りたくなるよ。


VELVET VIPER - Velvet Viper (2018-05-28 17:18:56)


Jutta Weinholdは1973年にSuzi Quatroの48 Crashをドイツ語でcoverしたのがデビュー作なんですよね。
ANN(HEART)影響下のJUTTA…それは明らかに違うよね…やりすぎたな。ちょっとイキったな(笑)

Jutta Weinholdは70年代に2枚のアルバムを残し、82年にAlex Parche率いるBreslauに参加。早い段階でメタルに触れている。
そのあと85年にZED YAGだからね。HEARTの影響はまずあり得ない。国は違えど同期のデビューだし、年齢も近い、そんな人から歌い方の影響をうける?

1万歩譲ってANNに歌い方が似ているなら、まだイケるけど、これは目つぶれねぇだろうなぁ。
コメントする前に歴史検証した方がイイよ。これは酷過ぎる誤用だろう。


ALCATRAZZ - Live Sentence ★★★ (2018-05-25 21:36:09)

Rainbowのライブでは、とにかくガナリまくっていたグラハム・ボネット。ここでもガナリはあるが、曲にフィットする迫力満点の歌声を聞かせてくれた。そんな大物の横で物おじすることなく弾きまくるイングウェイ。今最も再タッグを組んで欲しいコンビだ。


STEELER - Steeler ★★★ (2018-05-25 21:31:42)

北欧からマイク・ヴァーニーの呼びかけで渡米したイングヴェイ。既に出来上がっていたバンドへの加入だった為に楽曲もあらかじめ用意したものが大半を占め、イングヴェイの滑らかなギタープレイはあまり聞けない。それでも合間をこじ開けるように、流れるクラシカルな速弾きが強烈な魅力を発散している。
傲慢なイングヴェイの態度に腹を立てたロン・キール。彼を追い出したけど、主役不在で解散の道へと辿る運命を歩むとは皮肉なものだ。


SINNER - Mask of Sanity ★★★ (2018-05-22 21:57:07)

THIN LIZZYが絶大な影響を受けているSINNER。それでもオリジナルティが高いと感じさせるのがマット・シナーの凄さ。古めかしい王道メタル、哀愁のメロディがトンコツスープのように濃厚に絡む。味は濃いがのど越しが良い、それがSINNERサウンドの魅力だ。定番の強みを猛烈に感じるね。


RIOT V - Army of One ★★★ (2018-05-22 21:49:20)

①⑦といった典型的な疾走ナンバーを軸に置きながらも、ディメオの声に合わせたブルージーな曲やポップな曲までバランス良く配置。ガイ・スペランザやレット・フォリスター時代の曲が増えた。THUNDERSTEEの呪縛から解き放たれたことでマークの叙情的なギターも充実感が増され聴きごたえのあるものになったのに、ここでディメオが脱退とは驚きです。つくづくついていないバンドだったね。
マイク・ティレリが歌うRIOTも聴きたかったなぁ。


SAVATAGE - The Wake of Magellan ★★★ (2018-05-21 19:39:58)

一枚のアルバムにあらゆる要素を詰め込んだ密度の濃いアルバム。凶暴なオリヴァの咆哮。むせ返るオペラな世界観、効果的に流れる叙情的なギター、プログレ精神に乗っ取ったサヴァタージメタルの完成系と言えるだろう。しかしオーバーすぎる展開に胃もたれを起こしそうになるのも気にはなる…


SAVATAGE - Sirens / The Dungeons Are Calling ★★★ (2018-05-21 19:34:22)

インディーズ配給なのに驚異的な売り上げを残したことが原因なのか、契約に縛られ停滞したサヴァタージ。そんなゴタゴタに巻き込まれた為にリリースされた6曲入りのミニアルバム。CD化の際にはデモとライブ音源が追加された。
契約を消化するための急場しのぎと思われる作品の為、思わぬ形でサヴァタージと名乗る前のアヴァター時代の曲も収録。それなりにクオリティの高いものに仕上がった。ハッキリ言ってメジャー盤よりもサヴァタージらしいのはコチラのほうだろう。


SAVATAGE - Sirens ★★★ (2018-05-21 19:26:26)

ここまで徹底的にNWOBHMなスタイルを継承したアメリカのバンドがいただろうか?むせ返るような欧州の薫り、そして荒削りな演奏が醸し出す独特のスタイル。ブレイクするドラマ性は、まだ無いがヘヴィメタルの魔力がここにはある。ジョン・オリヴァの咆哮、クリス・オリヴァの鬼才ぶりと、既にキレまくっている。


SAVATAGE - Hall of the Mountain King ★★★ (2018-05-21 19:19:53)

バンドにとってはポール・オニールとの出会いが全ての始まりだっと思う。ヘヴィでアグレッシブなサヴァダージ流の様式美サウンドを確立。とくにバンド最大の武器となる格式高い構成力、その才能を見抜いたポール・オニールの眼力が凄い。
そして初期の作風に近い魔力が復活している点も見逃せません。


CASBAH - RUSSIAN ROULETTE ~NO POSERS ALLOWED 1985-1994 ★★★ (2018-05-19 18:12:25)

幻の音源集を一まとめにしたヒストリーアルバム。しかも2枚組のフルボリューム。偉大な記録を後世に残した資料的価値も高い名盤中の名盤。熱き衝動がパッケージされているぞ。


GALNERYUS - Advance to the Fall - Dream Place ★★★ (2018-05-19 18:07:44)

小野さんが歌えばストライパー。そういうスウィートな叙情派ポップソング。
GALNERYUSもまだまだJ-ROCKなんだな。類似点を気にかけるコメントがほぼ皆無だ。
素晴らしい名曲とコンポーズ力には、目も醒ますほどのインパクトを誇っているのに…


UNITED - Nine ★★★ (2018-05-19 17:57:47)

新生UNITEDは今まで以上にブルータルでラウドになった。凝った展開もUNITED流儀にそっている。Nobの咆哮が強靭なサウンドに負けていない。凶暴なナンバーが揃い踏みだ。


VOLCANO - The Viper's Path ★★★ (2018-05-19 17:52:39)

現在のVOLCANOとは印象は違うが、屍忌蛇が全権掌握してることに変わりはない。哀愁漂うメロデスから正統派まで、全てを飲みこんだサウンドは健在だ。ここから発展したと思われる現在の姿を見比べてみるのもいいでしょう。


DOCTOR BUTCHER - Doctor Butcher ★★★ (2018-05-16 20:53:47)

サヴァタージのブレインだったジョン・オリヴァのサイドプロジェクト。ジョンのアジテーションな絶叫が耳に突き刺さります。重く圧し掛かるアグレッションが時代を反映するものだろう。アルバム一枚で終わったが残念だ。


TERRA ROSA - 刹那の甘露—SASE— ★★★ (2018-05-16 20:43:14)

名曲「火の中に影」が収録されたラストスタジオアルバム。今、一番再結成して欲しいバンド。赤尾さんのパワフルな歌声がなければ、この本格派路線は突き詰める事が出来なかったハズである。言葉の壁をクリアした数少ない日本のバンドだっただけに、このまま忘れ去られるのは惜しい。残念すぎるんですよね。


HOLY MOSES - World Chaos ★★★ (2018-05-16 20:39:48)

ウリ・カッシュのラストプレイが楽しめる。今や当たり前の女性によるデス系シンガー。当時はマジでバカにされていた。時代は変わるもんだとつくづく思うよ。だから若者にススメたい。キュートな顔立ちからは想像もつかないディストーションヴォイスに震えるよ。
凶暴なアジテーションメタルにはピッタリの歌声だから、今の耳で捉えても超絶クールに聞こえるから。


BARON ROJO - Volumen brutal ★★★ (2018-05-16 20:33:57)

英語ヴァージョンもあるけど、やっぱりオリジナルにあたるスペイン語ヴァージョンの方が熱い。レインボーの疾走ナンバーからの影響もあるが、どちらかというとモーターヘッド風のロックンロールが多い。今の耳で捉えても面白いとアイデアが詰まったアルバムですよ。


WARRANT - 86-97 Live ★★★ (2018-05-16 20:28:25)

ほぼ初期のナンバーでまとめたライブアルバム。グランジ路線も収録されているのでヘタなベストよりも聞きごたえがあるのが嬉しい。
何かと批判も受けたバンドだがアメリカンハードロックの王道を楽しみたいなら聞くは十分にある。明るく楽しい曲が満載だ。


HAMMERFALL - Glory to the Brave ★★★ (2018-05-16 20:24:32)

当時BURRN!でも大絶賛をうけたデビューアルバム。パワー&メロディ、そしてスピードと三拍子揃った正統派サウンドはシーンの起爆剤と目された。でもヨヒアム・カーンの声が細い。頼りないんだよね。それをも補うメロディの良さがここにはある。


PETE SANDBERG - Back in Business ★★★ (2018-05-16 20:20:59)

透明感のある歌声がミスターAORと呼ばれる男、北欧メロディアスハード界を代表する名シンガーのソロアルバム。悪いわけがないじゃない。素直なメロディがどこまでも染みわたります。


ANTHEM - Tightrope ★★★ (2018-05-16 20:16:45)

アンセムの名を一躍シーンに知らしめた名盤。熱きシャウトとソリッドなパワーメタルサウンドに酔いしれろ。ヘヴィなだけじゃないポップさと胸を熱くする哀愁がここにはあるんだ。

坂本英三もデビューアルバムとは比べ物にならない歌唱力の成長が、名盤の底上げに貢献。また福田洋也作曲の楽曲を多く採用したことが他のアルバムとの違いを鮮明にしている。

日本人的哀愁がウケたキャッチーな②、NWOBHM風の③、攻撃力の増した疾走ナンバー①④⑤⑧、アメリカンな⑥と捨て曲も見当たらないのが素晴らしい。⑦だけ消化不良気味だ。


JOHN NORUM - Face It Live '97 ★★★ (2018-05-16 20:12:47)

ライブならではの生々しい音がエグイ。ジョンのギターからも熱気がダイレクトに伝わってくる。まさにライブならではの臨場感が封印された名盤だ。フリーのカヴァーもグッド。ヨーロッパのカヴァーに1stからも選曲と、ファンの気持ちを理解しているよね。主役はジョンだが、リーフ・スンディンの渋い歌唱が光る。彼がいなければ、このアルバムは、ここまで歯応えのあるものにならなかったね。MVPはリーフでしょう。


人間椅子 - 人間失格 - 悪魔の手毬唄 ★★★ (2018-05-15 17:00:28)

サバスのElectric Funeralを引用。人間椅子はあえてやっているんだろうが、理解していないと単なるパロディになる。
この曲は、その最たる例だろう。


BLACK SABBATH - Born Again - Born Again ★★★ (2018-05-15 16:57:32)

ギランの絶唱に胸が打たれる。なんともやるせない気持ちにさせる優れた一曲。
これもサバスなんです。素晴らしいフィーリングがここにはある。慟哭のメロディが胸に突き刺さるねぇ


BLACK SABBATH - Born Again ★★★ (2018-05-15 16:52:00)

派手にシャウトしまくるギランと暗黒面を際立たせる不穏なリフワーク。サバスな魅力を味わえると同時に、もっともサバスじゃないイメージが共存する異色作。このコラボは短命に終わったが、それが逆に神格化させる要因にもなった。究極のミスマッチとは良く言ったもの、禍々しい⑤も凄いが、ギランらしい⑥のクールなカッコよさ、そして情感を煽る⑦と名曲も揃い。機会があればもう一度、コラボして欲しいプロジェクトだった。


BISCAYA - Biscaya ★★★ (2018-05-15 16:45:27)

伊藤正則大絶賛のバンド。そのおかげで話題に、酒井康も①を同じく絶賛したね。1996年に国内盤がCDで出回った時も話題になった記憶がある。ある意味、究極の一発屋だが、①に次に流れるイモ臭いがマイナー北欧メタルの②も血を騒がせる好ナンバー、クールダウンさせる名バラード③もあるし、インストの⑤もある。
ハードルを上げすぎた①が凄すぎて他が霞んでしまったのが残念。実力を知るには、もう一枚アルバムを聞かて欲しかったな。


BISCAYA - Biscaya - Howl in the Sky ★★★ (2018-05-15 16:39:26)

伊藤正則大絶賛の一曲。
そして究極の一発屋バンドと言えばコイツらだろうよ。


AEROSMITH - Rock in a Hard Place ★★★ (2018-05-15 16:33:46)

邦題は「美獣乱舞」…昔の人はネーミングセンスが凄いね。そういえばローリングストーンズの対訳を七五調にした奴もいたしな(笑)

ジョー・ペリーはいなくともジミー・クレスポとリック・デュフェイはいるぞ。
ジョー・ペリーの不在ばかりを嘆く風潮が多いけど、実際はアンサンブルを支えていた、もう一人のギター、ブラッドの脇に徹したプレイが失われたダメージが大きい。ジョーは大したリードギターではないからね。イメージの問題だよ。

金を掛けて作ったアルバムだから音は良いし演奏もエアロらしい猥雑でワルっぽい、闇夜のヘヴィロックな雰囲気が出ている。
やはりイメージ先行だろう。新ギターコンビも秀逸なんだがなぁ。

アイデアの豊富な聞きごたえのあるアルバム。エアロもミュージックビジネスに食い潰され瀕死の重傷を負ったのだろう。メンバー全員が薬やアルコールでマヒしてたんだからね。起死回生とはいかなったが意欲に溢れたアルバムだった。


RUNNING WILD - Under Jolly Roger ★★★ (2018-05-11 14:44:01)

好戦的で勇猛果敢なパイレーツメタル。90年代に現れるヴァイキングメタルってのとは全然違うので注意してください。
アクセプトやハロウィーンのようなジャーマンスタイルにスラッシーさも加味した男臭いメタルサウンドは、今聞いても魂を鼓舞するもがある。


RIOT V - Thundersteel ★★★ (2018-05-11 14:39:12)

名曲WARRIORのイメージを一枚のアルバムにしたのが今作。
スピード感に溢れた88年度最強のアルバムだ。ハッキリ言って当時はマジでJUDAS PRIESTよりも上だと思ったからね。
そんくらいインパクトが大きかったんだよ。時代に切れ込む名盤だ。
20年後、これからコスリ倒したアルバム作るとは夢にも思わなかったよ。


LID - In the Mushroom ★★★ (2018-04-23 22:40:24)

ジャケットからすでにサイケデリックな香りがします。出ている音もサイケ調のストーナーロック。ヘヴィなんだけど、ポップな感覚が全体を支配。だから聞きやすいんだよね。幻のバンドなんで中古市場でもプレミア価格なんだっさ。


PIST*ON - Number One ★★★ (2018-04-23 22:34:56)

タイプ・オー・ネガティブのジョッシュ・シルヴァーがプロデュース。そのかいあってかザクザクのヘヴィサウンドなんだけど、センシティブな美しさがあるよね。ラフでアグレッシブなノイジー系のロック。内向的ないびつさが癖になるわ。


BABYLON WHORES - Cold Heaven ★★★ (2018-04-23 22:24:57)

フィンランドのミクスチャー系ロックバンド。パンクありロックありの、ゴシックありときたもんだ。激しいけど美しい、フィンランドらしい甘さもあるね。90年代の北欧からは、この手の新人が沢山紹介されたわ。


MARK BOALS - Ignition ★★★ (2018-04-22 23:05:38)

繊細さと力強さを兼ね備えたマーク・ボールズの歌声には、本当に惚れぼれする。曲はオーセンティックすぎるのだが、マークの伸びやかで華麗な歌声が全曲を一段上に押し上げたのが凄い。シーンを代表するシンガーの一人だろう。


BACKYARD BABIES - Total 13 ★★★ (2018-04-22 23:01:51)

90年代のハノイ・ロックスと呼ばれたスウェーデンのグラム系のパンクロックバンド。腕っぷしの強い荒くれサウンドだが、メチャクチャにキャッチーなサウンドを聞かせてくれる。そこにピリリと薬味を聞かせているからクールに聞こえるのだ。


VIRGIN STEELE - Invictus ★★★ (2018-04-22 22:56:48)

勇壮で壮大なテーマを追求するヘヴィメタルバンド。彼らが示してきた一つのテーマの最終章となった入魂のアルバム。味付けのクドイ作風だが、自分たちの流儀に忠実に従っている。


ACTION - ACTION! KIT ★★★ (2018-04-14 19:37:51)

彼らが単なる歌謡ロックにならない理由。それはリズムアレンジがロックしているから他ならい。そこが誰かにやらされているロックとの違い。そこを聞き分けられる耳を持っているかが重要なのですよ。


LOUDNESS - SHADOWS OF WAR ★★★ (2018-04-14 19:07:39)

複雑な構成は日本にいた時を思い出す。しかしアメリカンなストレートさも上手く出せている。Let It Goはシングルむけの名曲だ。


E・Z・O - E・z・o ★★★ (2018-04-14 19:02:10)

よくあるアメリカでレコードを出しましたとは全然違う本気の契約による全米デビューアルバム。大手ゲフィンレコードとプロデュースにジーン・シモンズを迎えてなのだから、その衝撃と凄さが分かるだろう。個性的な音を鳴らしていたが大きな成功を収める事が出来なかった。残念である。日本人アーティストがガンズとツアーに出なたんで歴史に誇れるよ。ギターのショウヨウさんが寿司職人に転職って無念。


E・Z・O - Fire Fire ★★★ (2018-04-14 18:51:45)

どこかぎこちなかった全米デビューアルバムに比べ格段にまとまりが出た2枚目のアルバム。時期的にヘヴィメタルブームが落ちていただけにリリースのタイミングは悪かった。内容が素晴らしいだけに悔やまれる。運も実力のうちとは良く言ったものだ。ヘヴィなリフを生かした極上のアメリカンロックは最強です。


SCORPIONS - Blackout ★★★ (2018-04-12 22:13:55)

ルドルフのリズムギターのほうが注目を集めるバンド。稀な存在ですよね。ヘヴィメタルブームにのり米国で大ヒットしたアルバム。今聞いても新鮮だ。


JOURNEY - Infinity - Wheel in the Sky ★★★ (2018-04-12 22:09:21)

哀愁のメロディが映えるバラードタイプの名曲。スティーブ・ペリーの歌のうまさは常人じゃないよ。


JOURNEY - Infinity ★★★ (2018-04-12 22:06:51)

コマーシャル性を高め売れる為に専任ボーカルを迎えたのが成功の第一歩。しっとりとしたムードと緻密な構成が実を結んだ歴史的なアルバム。メロディアスなWheel in the Skyは名曲ですね。


DOKKEN - Tooth and Nail ★★★ (2018-04-12 21:52:49)

全米で100万枚も売りあげたアルバムだけに悪いわけがない。ボーカルハーモニーを中心としたドン・ドッケンの主張、ジョージ・リンチの攻撃的なギターワークが火花を散らしている。通産2枚目のアルバムだが、このバンドの歴史は今作から始まったのだろう。


DOKKEN - Under Lock and Key ★★★ (2018-04-12 21:50:13)

犬猿の仲で知られるドン・ドッケンとジョージ・リンチ。その不仲な雰囲気がアルバムに反映されている。両者がお互い譲らないから、このサウンドに仕上がった。個人的にはそう思う。ジョージのカミソリギターも健在だが、儚げなドンのメロディアスな歌声も同時に楽しめる。いいとこどりの快作だ。


子供ばんど - 120% Pure ★★ (2018-04-08 19:58:31)

アニメ北斗の拳へのタイアップソングも収録されたアルバム。デジタル加工されたサウンドに80年の匂いがプンプン漂う。方向性が変わった印象も強く残ったね。子供バンドはこんなもんじゃないぜ。


子供ばんど - Giant (hop, Step, Jump) ★★★ (2018-04-08 19:53:28)

ロックありポップスありバラードありの、なんでもありの明るいロックバンドだった。シンプルだけどメッセージ性の強い歌詞とメロディは説得力のあるものだった。うじきさん魂を削る熱唱もヘタウマだけどさ、感動するんだよね。


子供ばんど - Heart Break Kids ★★★ (2018-04-08 19:46:56)

子供バンドは本物のロックバンドだった。ラストに流れるバラード「さよならBOY」。何度聞いても感動出来る名曲だ。ノリが良くて楽しめるライブの魅力を音に出来なかったのが残念だけどね。


ANGRA - Rebirth World Tour: Live in São Paulo ★★★ (2018-04-08 19:37:59)

オフィシャル盤なのにミスタッチも直さずに商品化するとは、いさぎのよいバンドだ。臨場感たっぷりの熱演はライブそのもの、少々音が回りすぎてリバーブが強めに感じるのだが、それでも熱気は十分に伝わってくる。数あるライブ盤の中でも上位に食い込むアルバムだろう。


TORME' - Back to Babylon ★★★ (2018-04-08 19:30:36)

パンクロッカー出身のトーメのギターにしっとり感なんてないよ。
アイルランド生まれの攻撃的なギターが売りの男。このアルバムは残念だけど、妙なエコーがかかり軽い音に仕上がっている。トーメとしては最悪のミックスだろう。


Charged GBH - City Baby Attacked by Rats ★★★ (2018-04-07 20:50:35)

ディスチャージとともに英国パンクシーンを盛り上げた有名バンド。なぜか英国よりも米国で人気が高いことでも有名。出身地がバーミンガムということもあってか、ブラックサバスやジューダス・プリーストからの影響も組みとれ、独自のハードコアスタイルを作った。


POISON - Open Up and Say... Ahh! ★★★ (2018-04-07 02:39:36)

ロックというよりはパワーポップと呼んだほうがシックリくる。軽薄な存在感とケバケバしいサウンドは、インチキ臭く演奏もへたっぴ、スタジオミュージシャンによる演奏の差し替えもあっただろうに、しかし全米2位の大ヒット作。なんだか日本でもゴールデンボンバーなるコミックバンドが売れたのと同じ原理なんだろうね。楽しめれば良いと深く考えないで音楽を聞く人にはピッタリのインスタント商品だ。


MR. BIG - Mr. Big ★★★ (2018-04-07 02:29:18)

テクニカル集団によるスーパーバンドだったMR. BIG。売れるほどにソフトロックバンドに変わっていったけど、ここでは親しみやすさを持ち込んだ、玄人も喜ばせるスタンダードなロックを聞かせていた。英国寄りだが泥臭いブルース風味も漂わせたのが、このアルバム最大の魅力だろう。


L.A. GUNS - L.A. Guns ★★★ (2018-04-06 03:45:53)

なにかとあっちのガンズと比較される運命にあるトレイシー・ガンズ、ここで聞けるものはワイルドでグラマラスなのだがポップスな雰囲気もあり、英国の影響も強めだ。仲違いしたことで明暗が分かれた二人、しかしこの音を聞けば両者が表裏一体であることは間違いないだろう。


RATT - Out of the Cellar ★★★ (2018-04-06 03:37:11)

L.A.メタルの象徴とも言えるバンド。ツインギターによるウエットなメロディとグラムロックな色が加わることで、エンターテイメント性が大幅にアップ。その影響はヴィジュアルの良さも手伝い女性層を巻き込みブームになる。後続のバンドもこぞって彼らのファッションを取り入れただろう。しかしRATTは音で勝負していた男たちだ。


OZZY OSBOURNE - Blizzard of Ozz ★★★ (2018-04-05 02:15:21)

リズムセクションをロバート・トゥルージロとマイク・ボーディンの演奏に差し替えられた事でも有名なアルバム。ランディ・ローズが悲劇的な死を遂げ神格化されすぎているのが気になる。優れた作曲家だがプレイヤーとしての実力はそこまではない。しかしオジーの引き立て役としては最良の人材だった。そしてオジーもランディを輝かせる人物だった。二人が並ぶ事とでお互いを光らせる奇妙な関係性。それがこのアルバムを後世に語り継がせる原動力になっている。


KISS - Destroyer ★★★ (2018-04-05 01:59:42)

ライブ盤ALIVEの勢いをそのまま持ち込んだ一枚。やはりKISSと言えばこのアルバムだろう。全曲がハイライト。ロックンロールパーティー、楽しい時間で持て成してくれるKISS流のロックンロールが詰まっている。ロック史に欠くことのできない名盤だ。


KISS - Alive! ★★★ (2018-04-05 01:51:12)

KISSの名を一躍世界中に轟かせたライブアルバム。スタジオヴァージョンよりライブの方が速いテンポで演奏されている。そのおかげで曲そのものが数倍カッコ良くなった、ライブサーカスとは良く言ったもの、ベスト的な選曲を手伝い。スタジオ盤を聞き良くよりもコチラを進める。そしてライブアルバムとしても歴史に残る名盤だと断言しておこう。


ASIA - Alpha ★★★ (2018-04-02 22:31:17)

最初のアルバムも凄いけど、これも凄かった。ASIAはポップな産業ロックみたいに語られるけど、そんな安っちい音ではないわさ。IQは高いが嫌みじゃない天才。クラス一の人気者みたいなバンドだったね。何度聞いてもワクワクするんだよ、YES時代とは違うタッチのギターもフレッシュです。


ASIA - Asia ★★★ (2018-04-02 22:26:59)

このアルバムが全米で売れまくり年間ナンバーワンに、その豊かな国民性が羨ましいわさ。日本じゃ、他人のアイデアを盗みまくりの金で名誉を買い漁るロックデュオだもん。悲しくなるわ、ホント溜息しか出ません。
親しみやすいがIQの高いロックでもある。スリリングなジェフ・タウンズのキーボードに前のめりになるよ。


LION - Dangerous Attraction ★★★ (2018-04-02 22:18:34)

最初から貫禄のある横綱相撲だった。本格派すぎてイマイチウケが悪い印象が強い。地味と堅実の狭間で揺れている。それがライオンの魅力だ。ウエッティなメロディラインを歌うカル・スワンの存在感、そしてスリリングなギターソロをブチかますダグ・アルドリッチ、両者が並び立つ名盤。苦労を重ねたダグがホワイトスネイクで懐が潤ったと聞いて嬉しかった。


LION - Trouble in Angel City ★★★ (2018-04-02 22:10:16)

日本限定でリリースされた6曲入りのミニアルバムに新曲を+したフルアルバム。全米進出を掛けた意欲作だけに内容が悪いわけがない。良く言えば堅実、悪く言えば地味。あまりにも王道路線なので日本以外の国ではウケなかった。カル・スワンの声は英国的だが、ダグのギターはアメリカだ。それだけ真面目な音なので、年齢を重ねても楽しめる大人のヘヴィメタルになっている。うーん素晴らしい。


WHITESNAKE - Whitesnake - Still of the Night ★★★ (2018-04-01 17:09:39)

当時を振り返るとモダンなヘヴィロックと言えよう。
クドいアレンジもあるが、これを支持できるのがアメリカ人の耳。
羨ましいよね、そういう感性を持ち合わせる国民性は。


WHITESNAKE - Whitesnake - Here I Go Again '87 ★★★ (2018-04-01 17:07:24)

IS THIS LOVEよりも明らかにヒットチャートを意識いたのはこちらでしょうよ。
狙いすぎで好きになれないが、それでも最後まで聞けちゃうのがWSの魅力。


WHITESNAKE - Slide It In - Love Ain't No Stranger ★★★ (2018-04-01 17:02:08)

やはりライブでも定番。何度聞いても飽きないドラマがある。
WSと言えばこの曲を真っ先に思い起こします。


WHITESNAKE - Come an' Get It - Don't Break My Heart Again ★★★ (2018-04-01 17:00:06)

これもライブの定番。ヘヴィなリズムがずっしりと鳴り響いてる。
哀愁が出まくりのWSたる強烈なアイデンティティを感じます。


WHITESNAKE - Snakebite - Ain't No Love in the Heart of the City ★★★ (2018-04-01 16:55:22)

ライブでも定番。しっとりと濡れたブルージータイムですよ。


WHITESNAKE - Whitesnake - Give Me All Your Love ★★★ (2018-04-01 16:52:29)

ライブでも定番のシャッフルナンバー。カヴァーディルが得意なキーで歌っているので魅力的だ。


WHITESNAKE - Whitesnake - Is This Love ★★★ (2018-04-01 16:50:25)

ヒットチャートを意識しても売れないものは売れない、誰がどう聞いても曲そのものに魅力があるからだ。
カヴァーディルが得意なキーで歌っている。ジョン・サイクスのチョーキングも泣かせるぜ。
今でもライブでは定番だ。
45年だろうが100年過ぎようがライナーノーツ読まないと饒舌になれない人には一生かかっても理解できませんよ。だって耳がついていないもの。読んでるんだから。アホ丸出しですよ。


DEAD END - Ghost of Romance ★★★ (2018-04-01 13:35:38)

テラ・ローザから完全移籍を果たしたYOUさんの存在感がエグイ。音楽性の違うメンバーが集まったごった煮サウンドを上手くとりまとめ、一つの方向性に導いたのはYOUさんのギターがあるから、もっと評価される存在ですよYOUさんは。


EUROPE - Wings of Tomorrow ★★★ (2018-04-01 13:28:49)

売れたのは次のアルバムだが、もし北欧メタルという括りで語るなら今作の方が断然に上だ。哀愁漂うヴォーカルメロディ、英米のバンドにはない透明感、この個性を武器にシーンを駆け抜けたバンドだった。そのヴァイヴは感触こそ変われど、本筋は今現在、何も変わっていない。


EUROPE - Bag of Bones ★★★ (2018-04-01 13:18:44)

70年代型のロックのヴァイヴを現代に蘇生させた新生EUROPE。どこを切っても憂愁美が溢れ出るメロディに心も濡れるぜ。ギターも太くエモーショナルで、ジョーイとジョンの二人から生み出されるケミストリーに震えます。全部そうなどだが昔なら My Woman My Friendなんて絶対にやらないよね。明るくポップなものが聴きたい人は昔のアルバムを聴けばよい。


EUROPE - War Of Kings ★★★ (2018-04-01 13:11:08)

暗黒様式に包まれた荘厳なる新生スタイルも板についています。ジョンのギターも艶のあるトーンで酔わせるのだが、北欧らしい憂愁美に溢れたメロディラインを歌うジョーイの才能に改めて惚れ直します。これは地味なのではなく堅実なのだよ。


EUROPE - Walk the Earth ★★★ (2018-04-01 13:05:06)

BURRN!!の評価が良くなると皆が褒めだす現象が気持ち悪いが、いつまでも昔のスタイル以外を認めないのはもっと気持ちがわるい。
70年代的ロックをダークな音でまとめた作風は再結成後は同じスタンスをとっています。急に今作からこうなったのではない。
ディープパープルや荘厳さ、そしてブラックサバスのような暗黒様式、『WALK THE EARTH』はそれが顕著に出た形に、妙な明るさや昔のスタイルで復帰しない形こそ、ミュージシャンの鑑、このヘヴィでダークな音の緊迫感は新しい魅力だ。とくに緊迫感のあるギターは畏怖の念すら抱かせる。


RAGE - Unity ★★★ (2018-03-28 20:52:07)

ヴィクター・スモールスキーの才能が開花したアルバム。あらゆる技と、テクニックを駆使したヴィクターのギターは、スティーブ・ヴァイみたいな実験的要素も強くレイジの音楽性に刺激を与えた。ピーヴィも相棒に相応しい人物を手に入れ、久々のヒットアルバムを作り上げてきた。


ARCH ENEMY - Stigmata ★★★ (2018-03-28 20:47:01)

ブルータルメタルなのに、ギターがめっちゃクラシカル。兄弟の音楽性は違のが、ソロワークにも存分に反映されている。そのギターソロを聞いているだけでもワクワクする。2枚目のアルバムでアーチエネミーの人気を決定づけた。


CHILDREN OF BODOM - Hatebreeder ★★★ (2018-03-28 20:43:37)

派手なキーボードも飛び出すし、リードギターもクラシカル、だがデスメタルな激烈スピードナンバーが畳みかけるスタイルは革新的だった。北欧メロデスブームなるものを決定づけた歴史的一枚。女の趣味は悪いがミュージシャンとしてのセンスは抜群だねアレキシ・ライホは


OUTRAGE - The Final Day ★★★ (2018-03-28 20:39:26)

アクセプトのステファン・カウフマンがプロデュースを担当。日本を代表するメタルバンドからワールドワイドなサウンドへと変貌。
これがアウトレイジの音だと声高に叫んでいる。痛快極まりないアグレッシブなアルバムだ。


OUTRAGE - The Final Day - My Final Day ★★★ (2018-03-28 20:36:12)

ハードコアパンクスなムードもある激烈スピードメタル。アルバムのスタートに相応しいこと、この上ないね


SUICIDAL TENDENCIES - Lights... Camera... Revolution! ★★★ (2018-03-28 20:34:04)

ハードコアメタルから一気に激音激重のヘヴィメタル軍団へと成長。スラップも織り交ぜるファンキーなベース。パンクなヴォーカル、そんな中でスラッシーなリフもあるが、哀愁振りまくツインリードにアガる。クロスオーヴァーメタルだが、アイデアを喰い散らかしながらも、上手くアイデアをまとめたと思わせる一枚。


UNITED - Human Zoo ★★★ (2018-03-28 20:28:06)

キャリアの長い国産ベテランスラッシャー。ベイエリアスラッシュからの影響も濃いが、根っこにあるのはブリティシュメタル。プリーストやメイデンの影響も絶大だ。アコギをつま弾く『Over the Ocean』のような叙情性も魅力、これを聞かずして国産メタルは語れない、それほどのインパクトがある。廃盤の期間が長く初期の魅力が浸透しなかったのは、バンドに影響を及ぼしていると思う。アウトレイジと同等の扱いを受けなければいけないバンドだ。


TESTAMENT - The Legacy ★★★ (2018-03-28 20:12:31)

中東風のメロディも取り入れるエリック・ピーターソンとインテンリジェンスなテクニックを持つアレックス・スコルニックによる、異なるタイプのギタープレイヤーが存在するスラッシュメタル第2世代。リフ、ハーモニーと聞きどころ満載だ。男気のあるチャック・ビリーのキャラの濃い歌声も中毒性を高めている。リズムも重い。


KANSAS - Two for the Show ★★★ (2018-03-28 16:39:10)

異なるタイプの音楽性ブルースやロックがベースにあるリッチ・ウィリアムスと、ケリー・リブグレンのプログレエッセンスの融合。二人のコントラストがハッキリとした主張による音楽の創造。それが他のプログレ系のバンドとの明確に違いだ。壮大な世界観と叙情性、カンサスにしか表現できない空間が、このライブ盤にある。


OZZY OSBOURNE - No More Tears ★★★ (2018-03-28 16:32:42)

デビューした時は金髪のイケ面ギタリストだったザック・ワイルド。その後は、名前の通り毛むくじゃらの粗暴な容姿に変わりましたが、ギタープレイも容姿に引っ張られるようにワイルドに変貌。サザンロック調のナンバーもあったりと、オジーのどの作品とも違う印象が強いです。とにかく技術はあるが技巧的な面よりも力技を聞かせるプレイヤーにザックは成長した。
豪快なギターが暴れるメタルアルバムなのに、BURRN!!の記事に触発され感傷的だと言い張る一部のファンがいる事でも知られています。これを進めてくるオジサン達は異口同音で同じ説明をしてくる。勘弁してくれい。記事を自分が見たように言われるのは本当にキツイ。


KING DIAMOND - Abigail ★★★ (2018-03-28 16:21:22)

マーシフル・フェイトの精神を引き継いだサタニックメタルバンドの2枚目のアルバム。キング・ダイアモンドの個性ばかり取り上げられるけど、独特の世界観に引き込むメロディアスなギターを弾く、アンディ・ラロックの存在感も際立っています。ドラマーはモーターヘッドに加入するミッキー・ディー。こちらも強烈な存在感だ。