BURRN!誌でも軒並み高評価をウケた最新作。点数やコメントを鵜呑みにはできないが、前田氏のコメントには彼の真意が隠されている。 BRITISH STEELとPOINT OF ENTRYの間のような作品。言い得て妙なコメントだった。前者はアメリカンマーケットを意識したアルバム、後者はさらにアメリカンマーケットを意識したことによって、もっともツマラナイと評される機会の多きアルバム。 なるほど、点数に隠された真意。その暗号を読み解くと本当の評価が見えてくる。 前作よりも簡潔な曲が増え、ギターリフやメロディが強調された、とくにサビメロなどは一緒に歌えるほど、シンプルに分かりやすくしてある。聴いたことはあるが印象的なフレーズも多い、そのおかげでキャッチーさも増えた。曲そのもののアイデアは悪くないが、この程度かという印象が拭えないのは何故だろう。 切れ味鋭いロブの歌とメタリックな要素も強いギターがあるのに…
路線で言うならCall to Arms+Metalhead÷2かな。2~4と流れよく進むが、5のありきたりなメタル賛歌でテンションダウン。その後もフックに乏しい楽曲が続きイマイチ切れが足りない。新しい事に挑戦していないから余計に目につくんだなぁ。タイトルのカッコいいSniperももうチョイメロディに工夫があれば面白いのに何か足りない。でも次の A Wizard’s Taleはよいぞ。PredatorにはAmon AmarthのJohan Heggもゲスト参加もあるんだけどね…