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80年代
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M
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イベリア
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叙情/哀愁
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正統派
MANZANO
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Manzano
(失恋船長)
Body and Soul
/ Red Hot
(火薬バカ一代)
Red Hot
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Manzano
Tebeo~Banzaiと渡り歩いたスペイン人シンガー、ホセ・アントニオ・マンザノが1988年に自らが中心となり立ち上げたバンドがコチラになります。
音楽性は正に華やかに成熟した1988年まんまのサウンドを披露。シャープに切れ込んでくる疾走ナンバーで幕が開け、お次はキャッチーでメロウな曲を放り込み、クールダウンとお約束の展開も踏襲と、早くも名作の予感を漂わせていますね。
全般的にはヒット作狙いのメジャー感溢れる作りになっているが、このバンドにはメタルバンドならではのエッジの立った攻撃的なギタープレイをしっかりとフィーチャーしており、親しみやすいメロディとコーラスワークを生かしたソフトケイスされたサウンドとのバランス感覚が絶妙な絡みを見せている。
エッジの鋭いメタルナンバーからポップロックまで多種多様な楽曲を収録した今作、この一枚で当時の世相が分かる作りになっていて面白い。しかもそれがスペインからというのが興味深いですよね。
コチラはスペイン語で歌われているのですが、翌年にはRED HOTというタイトルの英語ヴァージョンがあり、未聴なのですがミックスもプレイも違うとのことなのでマニアなら両方押さえておきたいですね。また語感が気になる人にも朗報でしょう。
失恋船長
★★★
(2018-08-15 14:38:44)
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Body and Soul
/ Red Hot
威勢よくハジけるOPナンバー。
歌詞は英詞ですが、メロディに対する歌メロの載せ方が
完全にスパニッシュ・メタルの流儀に則っているので
普通にスペイン語の歌を聴いているような気分になるという。
アグレッシブにGリフを刻み、中間部では鮮烈な速弾きを披露する
Gが楽曲をグッと引き締めてくれています。
火薬バカ一代
★★★
(2018-01-23 23:21:50)
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Red Hot
大和魂ここにあり!なバンド名がマニアの間で話題となったBANZAIや、ゼロから日本デビューも飾っているNIAGARA等のバンドを渡り歩いた、知る人ぞ知る(知らない人は全く知らない)スパニッシュ・メタル界の実力派シンガー、ホセ・アントニオ・マンザーノが自らの名を冠し結成したバンドの’88年発表のデビュー作(邦題『ターン・ミー・オン』)。
本国じゃ数週に渡りチャート№1の座に輝いた大ヒット作ということで、きっとアツい/クドい/クサいの三拍子揃った特濃スパニッシュ・メタル・ワールドが展開されているものと思いきや、意外にも歌詞は全曲英詞。Keyも積極活用されたお洒落サウンドは、巻き舌やコブシといったドメスティックなエッセンス控えめのメロディックHR路線だったという。
「濃厚豚骨ラーメンを期待したらアッサリ塩味だった」的拍子抜け感と、英米のバンド群と比較すると、アレンジにしろ音作りにしろ若干の周回遅れ感は否めないのですが、いやでもそういう洗練されきっていない部分(隠そうとしても滲み出てしまう「地」の色合い)にこそ、個人的にはグッとくるわけでして。
時折漏れ出し強烈な臭気を放つ哀愁のメロディや、例えば1曲目のテンポに対して詰め込み気味に歌メロを追っ付けるマンザーノの歌唱法とかは間違いなく西班牙メタル印。要所でテクニカルな速弾きを披露する2人のGも本編を引き締めてくれていて、特にネオクラ調Gソロが鮮烈な彩りを加える①や、タイトル・トラック⑥辺りは、スパニッシュ・メタル愛好家が思わず顔を綻ばせる逸品ではなかったかと。
自分は嘗て、既に廃盤となっていたテイチク盤の中古を大枚はたいてプレミア価格で購入しましたが、今ではあの時俺が支払った額の半額ぐらいでリマスター輸入盤が買えてしまうので(血涙)、そちらをどうぞ。
火薬バカ一代
★★★
(2018-01-22 23:52:27)
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