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正統派ミドルテンポHRに特徴的なコーラスワーク、という点ではScarsickからの正当進化形ですが、今回は特に虚飾を剥がれたというか、ライブでの再現を重視したようなアレンジですね。弦楽隊を前面に押し出したBeとは対照的です。この辺りはダニエルの多角的な音楽的素養がうかがえるかと…
ヴァースの歌唱を聴いたときはColdplayか?と思いましたが、後半の畳みかける展開は相変わらずのPoS節。ライブの一曲目として申し分のないダイナミズムを持った曲です。
タイトルのリノリウム(天然素材の床材)についてですが…これはScarsick-Side1の副題「His skin against this naked floor(このむき出しの床に肌を当てて)」と何か関係が?
ScarsickはTPEの登場人物“He"のストーリーでしたが、Linoleumの歌詞を鑑みるにRoad Saltは“She"の物語なのか?ではRoad Salt=TPE Pt.3で完結編?
ジャケットの二人の男女はTPE Pt.1のそれと同一人物で成長した姿?
情報量が少ないだけに憶測の域を出ませんが…とにかくRoad Saltの序章をなす重要な曲であることは間違いないかと。
ビデオも格好いいので、ぜひそちらも。

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