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THE SON OF ODIN (1986年)
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THE SON OF ODIN
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解説 - THE SON OF ODIN
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. せーら ★★ (2005-05-03 03:45:00)

シングルリリースのみで解散してしまったような謎の多いNWOBHMバンド達の貴重な音源が聴けるコンピレーションアルバムがある・・・。
これには誰も知らないようなお宝級の楽曲が沢山収録されており、マニアなら狂喜乱舞すること間違いなしですが、中でもELIXIRの「TREACHERY(RIDE LIKE THE WIND)」は、一際強い輝きを放っていた・・・。
アルバムの存在はLPで確認済みでしたが、まさかCD化されていたとは・・・。
本作は、NWOBHMもすっかり沈静化してしまった86年の1st。
バンド自体はどうやら83年頃から存在していたようで、何と未だ現役らしいです。
SHOPによる「全曲名曲」というのは思った通り誇大広告だったけれど、捨て曲っぽいのも特に見当たらず、それなりに良く出来た作品であると言えます。
9曲目の「TREACHERY(RIDE LIKE THE WIND)」は間違いなくNWOBHMの名曲の一つ。
マニア向けですが、NWOBHMファンならこの1曲のために本作をゲットしちゃいましょう。




2. 火薬バカ一代 ★★★ (2014-09-18 22:44:53)

IRON MAIDENの故クライヴ・バー(Ds)が参加していたことでも知られる、ロンドン出身の遅れてきたNWOBHMバンド、ELIXIRが'86年に発表した1stアルバム。
80年代のバブリーさとは無縁の苦学生的プロダクションの下、大味なOPナンバー①が始まった時は「ハズレ掴んだか?」と不安になりましたが、彼らの本領は後に続く、これぞメタル!な勇壮なフレージングに胸躍る②③以降にこそ発揮されていますので、ご安心あれ。
どんよりと薄曇りの湿った空気に覆われた、無愛想ながらもドラマティックな盛り上がりを聴かせるサウンドは、絵に描いたようなNWOBHMスタイルを体現する一方で、朗々歌い上げる英国声のシンガーと、ドカドカとやたらパワフルに鳴りまくるドラムの存在が、楽曲にエピック・メタリックなスケール感と重厚感を付与(本作のドラマーはクライヴじゃありませんけどね)。
特に、プログレ・バンドTHE ENIDのメンバーに借りたKeyが味付けに用いられている、様式美BLACK SABBATHを思わす⑧⑩や、荒々しく攻め立てる⑨といった名曲が連続する終盤の流れは、アルバムのハイライトと呼ぶべき偉容を誇っています。
個人的には、クライヴがドラム叩いているという2ndが是非聴いてみたいところなのですが・・・。




3. 失恋船長 ★★★ (2016-02-04 20:22:53)

1983年から活動を始めたロンドンの5人組による今作は1986年にリリースされた1st。暗く湿った憂いのあるメロディ、NWOBHM特有の尖ったサウンド、オーソドックス極まりない典型的な英国スタイル故に少々物足りなさ覚える方もいるでしょうが、アラはあれど速さだけでは終わらない重々しい展開や英国風味満点の悲しげなメロディがスッと流れてくる瞬間の胸キュン度の高さ、少々暑苦しい歌唱もハマり、ブリティッシュってエエわいなぁと思いますね。②③のカッコ良さ、憂いと供にエッジの効いたギターがザクザクと刻まれる④、パンチの効いたパワフルな⑤、スケールの大きさを感じさせる⑦、裏切りというタイトルがカッコいいNWOBHMな⑧、など即効性の高い分かりやすい曲も多くマニアなら押さえておいて損はしないでしょう。けたたましいドラミングが耳を惹くドンヨリとした雰囲気が漂う英国風味満点の旨味はあるが、やはり録音状態が厳しく、ドラマティックな展開が上手く伝わないのが寂しいですね。ちなみにワタクシが所持しているのは『Cult Metal Classics Records』より2001年にリリースされた一枚。オリジナル9曲にボートラ3曲を収録されたもの、他にも複数のレーベルから収録曲違いのヴァージョンがありますのが、2011年に『Cold Town Records』から25周年を記念してボートラ6曲入りのが出ていますので、そちらが手に入り易いかと思います。


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