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Крещение огнём (2003年)
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Крещение огнём
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解説 - Крещение огнём
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1. 失恋船長 ★★★ (2014-10-23 14:31:39)

ロシアンメタルの雄、我らがアーリアが2003年にリリースしたアルバム。ボーカルのヴァレリー・キプロフの脱退を乗り越えて制作された、彼らの流儀とも言える高いドラマ性とバロックサウンドが見事に融合を果たしメイデン風にまとめられた入魂の一枚。その気合いの漲り方は、東欧圏ならではの翳りとフォーキーなメロディが顔を覗かせながら、勇猛に突き進むメロディックな①に要約されていると思います。ドラマティックで勇猛果敢な②、そのフックに富んだメロディの配し方はこのバンドならではの魅力。新ボーカルも伸びやかなで力強い歌を聴かせ新生アーリアの顔としての重責を見事に果たしております。ロシア圏のみならず欧州でもその名を轟かせた国宝的バンドが国内流通もままならず、今となっては政治的な要素も加わり絶望的な認知度かも知れませんが、声を大にして正統派メタルを愛する方なら聴いて損はしないですね。マイナー臭さなど皆無、メジャー級なサウンドだが、何ものにも媚びないメタリックな響きと彼らが培った音楽的土壌が見事に花開いている一枚、こういうバンドをフェスティバルなどに招聘してもらいたいものです。いつ聴いても①②③の③曲目で胸が熱くなりますよ。憂いを帯びたほ哀愁と迸る鋼鉄音に魂が焦がれ涙腺が感動の余り緩みます。


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