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THE SACRAMENT OF SIN (2018年)
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THE SACRAMENT OF SIN
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解説 - THE SACRAMENT OF SIN
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1. 火薬バカ一代 ★★★ (2018-10-01 00:02:08)

前作『狂気崇拝』(’15年)との間に、ライブ盤『THE METAL MASS』(’16年)のリリースを挟んで'18年に発表された7thアルバム。
キャッチー且つアグレッシブな曲調や韻を踏んだ曲名がPOWERWOLF印の①④⑪、本編最速で駆け抜けるアルバム表題曲⑧といった「らしさ」全開の楽曲で要所を固めつつも、作品全体としては、今回はテンポや攻撃性が抑え気味。バンド史上初のバラード⑤にもチャレンジした本編は、キャッチーなメロディの充実と、ライブ映え重視の姿勢が打ち出され、最初に流し聴きした際は「ちょっとユルいアルバムか?」とか思ったりもしましたが、歌詞カード片手にじっくり対峙してみれば全くそんなことはなかったという。
やはりこのバンドのメロディ・センスの冴えには頭抜けたものがあり、上記楽曲以外にも、PVが制作された②、トニー・マーティン時代のBLACK SABBATHを思わす③、ロシアン・メタル風の⑦、本編終盤をドラマティックに盛り上げる⑩のような、冷ややかなチャーチ・オルガンの音色と荘厳なクワイアが一種宗教的ともいえるドラマ性を盛り上がるミッド・チューンの楽曲のサビメロの素晴らしさたるや。そりゃあアルバムだってドイツで再びチャート№1の座を獲得するぐらい大ヒットしますわ、と納得のフックの効きっぷりですよ。
ちなみに本作は、KREATOR、EPICA、AMARANTH、BATTLE BEAST、KISSIN’ DYNAMITE等の人気バンドがPOWERWOLFの名曲の数々をカヴァーする、掟破りの「逆カヴァー・アルバム」を同時収録するデラックス盤も発売されていて、こうした手の込んだ仕様をレコード会社に飲ませられるバンドのサクセス・パワーにも圧倒させられる1枚かと。



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