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CRUEL MAGIC (2018年)
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CRUEL MAGIC
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解説 - CRUEL MAGIC
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 火薬バカ一代 ★★★ (2018-10-17 06:56:16)

'18年発表のニュー・アルバム。これで復活後3作目を数え、その間には北米ツアー中に録音されたライブ盤のリリースや来日公演を挟む等、間違いなく80年代よりもアクティブな活動を行っている現在のSATAN。その充実っぷりは本作の内容の素晴らしさにもてきめんに反映されています。
イントロの焦らしに続き、緩急自在のリズムに乗ってシャープ且つファストなGリフ(まさしくスティーヴ・ラムゼイ印)がぐりぐり回転するOPナンバー①からして、早くもSATAN度数は特濃レベルをマーク。リフまたリフ、ユニゾンに次ぐユニゾンで、一瞬たりともテンションを緩めることなく本編内を駆け巡り、楽曲を牽引するスティーヴとその相方ラス・ティッピンズによる、阿吽の呼吸から繰り出されるコンビネーションの盤石ぶり、尽きることのないメロディとアイデアの豊かさは、スリリング且つドラマティックにアルバムのハイライトを飾る名曲③や、スピード・ナンバー⑥⑪といった楽曲に集約にされています。磨かれ過ぎず適度なラフさを保ったプロダクションがまた、そういった楽曲に備わる突進力とアグレッションを効果的に底上げしてくれているという。
仄暗いメロディをニヒルに歌うブライアン・ロスのVoも、衰え知らずの英国声で「SATANらしさ」強化を後押し。曲によってはもう少し歌メロにフックが欲しいと思う場面も無きにしも非ずながら、VOICE OF NWOBHMな声質自体が魅力的なのは相変わらずです。
これまで同様、イスラエルの画家イーライラン・カンターの手による作品をフィーチュアしたアートワークに高まるこっちの期待を全く裏切らない力作。




2. 失恋船長 ★★★ (2018-11-20 11:46:33)

JAPANESE ASSAULT FEST 14の雄姿が今だ語り草となるNWOBHMのレジェンドによる最新作。濃厚に絡むツインギターはあくまでも攻撃的な調べを奏でビシャビシャに湿ったフレーズで興奮させる。起承転結のあるダイナミックな展開。NWOBHM当時を再現するような近代的地下室サウンド、そのアングラ感を損なわず今の時代を生き抜く現役感は皆が一体となり独特の空間を演出する事で生み出されている。ハッキリいって今が全盛期、もはや昔のイメージに拘る事もない、どこかダークな設えもバンド名やジャケットからのイメージを反映、NWOBHM由来の荒々しさと相まって妖しさも全開だ。
復権された古典HM/HRの威信。今作はSATANにとって新たなるレガシーとなる一枚だろう。




3. cri0841 ★★★ (2018-11-24 21:49:02)

復活後に彼らの信者になってしまったワタクシには、まさに今現在進行形のNWOBHMを
目の当たりにしてるなぁと感激することしきり。今回も圧巻と言うべき出来です。
スラッシュメタル勃発以前のアイデアだけで勝負してるのに、何故にここまで心惹かれるのだろう
・・・俺ってやっぱりメタルにはある種の神秘性、言い換えれば胡散臭さを求めてるんだろうな、
と再確認。ホント好きな人にだけ届け!っていう音楽。今年の一枚はやはりこれだと思っております。



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