この曲を聴け!
THE FALL
MyPage

THE FALL
モバイル向きページ 
解説 - THE FALL
→解説を作成・修正
コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 失恋船長 ★★★ (2018-09-10 12:47:57)

関東のスラッシュシーンを支える若手のトリオバンド。自らをヴィンテージスラッシュと呼んでいるように、実に清いスタイルのピュアスラッシュサウンドを叩きつけてくるバンドだったが、今作もその呼び名に相応しい往年の感性を今の時代にアップデートしたサウンドが獰猛な肉食獣の如く聴き手の喉笛に噛みついてくる。アイデアを纏め上げる構築力の高さ、マシーンの如き冷徹さとエモーショナルな有機的感性がぶつかり合い、それは小爆発を繰り返しながら激しく突っ込んできました。
古い事をまんまやることは難しい事ではない、しかしそれはもろ刃の剣の如くバンドにダメージを与える。その難業に真っ向勝負する姿に頼もしさを感じますね。
スラッシュメタルの魅力は速さだけではない、同様に魅力的なのはへヴィさだ。そして巧みに導入される変拍子、スリルを伴うメロディの外し方、にくい演出が見事に冴えわたっていました。
スラッシュ寄りのパワーメタルとも言えるバンドだが、シーンにとっては貴重な存在なので歩みを止めずに頑張って欲しいですね。




2. 火薬バカ一代 ★★ (2018-10-09 23:39:29)

「ヴィンテージ・スラッシュ」を標榜する東京出身のトリオが、デビュー作『CREATION OF THE WORLD』(’14年)の好評を糧に、’18年に発表した2ndアルバム。
前作から4年と、新人バンドとしてはかなりアルバムとアルバムのリリース間隔が空いてしまった印象ですが、濁声繰り出すVoに、ガリガリゴリゴリと突き進むリフ&リズムと、その合間を縫ってテクニカルなGソロがメロディックに舞う基本スタイルはまったく微動だにせず不変。全10曲収録でランニング・タイムが30分台という、タイトに締まった構成も前作同様です。
ただ、一口に「ヴィンテージ・スラッシュ」と言っても、倒れる寸前まで前傾姿勢を取り、遮二無二突っ走るSLAYERタイプではなく、リズムがどっしりとしたパワー・メタリックな重量感を湛えているのもこのバンドの特徴。地鳴りの如く突進するリズムと、野卑なシャウト、鋭利なリフ、そして質実剛健な楽曲にパッと華やかな彩りを加える、相変わらず鮮烈に冴え渡るGソロとが並走する①③⑥⑩という、ALICE IN HELLというバンドの魅力を分かり易く捉えた楽曲を要所に配置。疾走ナンバーはより破壊的に、ミッド・チューンはより重厚に、更には前作では聴かれなかったようなシャッフル・チューンにも挑戦する等、収録曲のバラエティが確実に広がりをみせる本編は、よりパワフルに、よりダイナミックに、バンドとしての総合力の成長ぶりが伺える内容に仕上がっています。
あとは演奏に埋もれがちなVoがもうちょい存在感を主張できるようになれば、更に一段階上のインパクトを聴き手に与えられるようになるのではないでしょうか?



発言

評価:★★★ 素晴らしい!! ★★ 良い! まあまあ コメントのみ
→発言を修正・非表示 | 移動
→問題発言を非表示