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I Will Carry You / Los Angels (火薬バカ一代)
Los Angels (火薬バカ一代)
Confessions of a Broken Heart / Neverland (火薬バカ一代)
Tonight Tonight / Neverland (火薬バカ一代)
Promises / Neverland (火薬バカ一代)
Neverland (火薬バカ一代)


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LOS ANGELS - 最近の発言
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I Will Carry You / Los Angels

原曲はアメリカン・アイドル出身のシンガー、クレイ・エイケン。
哀愁に満ちた曲調にミケーレ・ルッピの伸びやか且つダイナミックな
歌声が映える、まさにアルバムの掴みに相応しい逸品です。

火薬バカ一代 ★★★ (2022-10-21 00:35:00)


Los Angels

今ではWHITESNAKEのKey奏者としても知られるイタリア出身の実力派シンガー、ミケーレ・ルッピ。それまで「メロパワ・フィールドの人」との印象が強かった彼氏に対するイメージを大きく覆す切っ掛けとなった(これ以前にもMICHELE LUPPI'S HEAVENとかもありましたけども)プロジェクトLOS ANGELSのデビュー作。'08年発表。
FRONTIERS RECORDSバックアップの下、トミー・デナンダー、ファブリッツォ・V・グロッシ、グレッグ・ジェフリア、デニス・ワードといった同レーベルお馴染みの仕事人勢の協力を得て制作されている本作は、ほぼ全曲がオリジナルで固められていた次作『NEVERLAND』(’10年)に対し、リチャード・マークスをメインに、クレイ・エイケン、BRIDGE 2 FAR、エドウィン・コリンズといったポピュラー・ミュージック・シーンのアーティスト達の楽曲に挑んだカヴァー曲集の体裁が取られています。(中にはゲイリー・ムーン在籍時代のNIGHT RANGERなんつーマニアックなチョイスもあったりも)
ルッピの音楽的ルーツを開陳するようなAOR/産業ロック・アルバムゆえ、メロパワ路線を期待するとスカされてしまいますが、収録曲はフックの効いた端正な逸品揃いの上、オリジナルに比べるとHR色を増したアレンジが施されていますし、何よりVISION DIVINE時代から定評のある、彼の伸びやかなハイトーンVoはやはり惚れ惚れする素晴らしさ。パワーはセーブ気味に、よりまろやかで繊細な表現力にフォーカスした歌唱が映えるOPナンバー①(原曲はトリプル・プラチナムを獲得した大ヒット曲でもある)は名曲ですよ。
次作ともども、ミケーレ・ルッピのシンガーとしての才が存分に発揮された力作です。

火薬バカ一代 ★★★ (2022-10-19 23:20:36)


Confessions of a Broken Heart / Neverland
お騒がせ女優(?)リンジー・ローハンが'05年に発表したヒット・シングル。
(調べてみるとアメリカよりもオーストラリアでヒットしたようですが)
元々、実の父親に対する恨みつらみを歌ったシリアスでドラマティックな名曲だけあって
それをルッピが歌えばそりゃあ超名曲にならないわけがないという。

火薬バカ一代 ★★★ (2018-11-30 00:09:37)


Tonight Tonight / Neverland

冷ややかに奏でられるピアノも印象的な仕事をしている
都会派メロディック・ロック・チューン。
伸びやかで張りがあり、且つ表現力にも優れた
ルッピの絶品Voは、いくら絶賛しても絶賛し足りない
レベルの素晴らしさですよ。

火薬バカ一代 ★★★ (2018-11-29 23:57:33)


Promises / Neverland

ピアノに先導される抒情的な導入から
徐々に演奏が盛り上がっていくに従って
歩調を合わせるように熱を帯びていく
ミケーレ・ルッピの歌声が圧巻の一言に尽きますよ

火薬バカ一代 ★★★ (2018-11-29 23:52:22)


Neverland

いまやWHITESNAKEのKey奏者でもあるミケーレ・ルッピ(Vo)が、ミュージシャンを志す切っ掛けとなった原点でもあるAOR/産業ロックを追求するべく立ち上げたプロジェクトLOS ANGELES、'09年発表の2ndアルバム。
これまで彼については「メロパワ界の人」と認識していたため、本作に託されているのがメロディアスHRサウンドだったことには意外な思いを禁じ得ませんでした。しかし元来実力派シンガーとして鳴らす御仁だけに異なるジャンルでも見事に歌いこなしている…というか、ルッピのことを熱心にフォローしてきたわけではない身ゆえ、遅ればせながら本作を耳にして初めて「えっ!この人こんなに歌ウマ男だったの?」と衝撃を受けたという。
数々のメロハー・プロジェクトで腕を振るうファブリッツォ・V・グロッシをパートナーに迎え、トミー・デナンダー、ジョージ・リンチ、VEGAのマーティン兄弟らに曲作りの協力を仰いだ本編のクオリティが楽々K点越えを果たしていることは不思議でもなんでもありませんが、それにも増して感心させられるのはルッピの歌ウマっぷり。声域/声量/表現力の三拍子揃った伸びやかな歌声は、只でさえ高品質な楽曲を更なる高みへと導いてくれています。終盤の盛り上がりに胸打たれる④、爽快にハジける⑤、Gも負けじと歌う⑥、冷ややかな曲調と熱を帯びたルッピのVoのコントラストが鮮やかな⑦、リンジー・ローハンの名曲のカヴァー⑪etc…。またこれらの楽曲に備わった抒情性や都会的な雰囲気を効果的に増幅する、流麗なタッチで奏でられるピアノのナイス・アシストぶりも特筆ものですよ。
カバー曲が大半を占めた前作に対し、LOS ANGELSの真のデビュー作と呼ぶに相応しい完成度を提示してくれる1枚ではないでしょうか。

火薬バカ一代 ★★★ (2018-11-29 00:10:27)