セルティック・フロストのトムはオカルトマニア。この曲「Into the Crypts of rays」(=光の地下遺体安置室へ)はジャンヌ・ダルクと共に戦ったフランスの救国の英雄でありながら、後に悪魔殺人儀式の罪で処刑された「ジル・ド・レ」男爵について歌っています。ジル・ド・レについては、ジャンヌ・ダルクらと共にフランスを救ってからは「用済み」となったためにでっちあげの罪で殺された可能性もあり(実際に英雄のジャンヌ・ダルクらも魔女として処刑された)、トムはどこまで考えた上でこの歌詞を書いたのかは興味あるところです。トムは昔のインタビュー映像でこの曲を演奏する前に「僕はオカルト好きだけど、若い女の子を殺したりはしないよ!悪魔主義者じゃない!」と語っています。(Youtube動画 CELTIC FROST "A Dying God" Documentary (English subtitles) )