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Más Hombres, Menos Estatuas

コロンビア産ウルトラメタル2006年作
前作のレビューでも書いたが、自称ウルトラメタルというジャンルだ。前作のローファイな録音はそれはそれでインパクトがあったが
録音状態が向上して、この盤はかなり耳に馴染む音になっている。辺境メタルなのでチープなのかと思いきや、このバンドは
かなり高い演奏力を秘めており、ドラムは手数もバリエーションも多く、ギターはいろんなジャンルのギターを弾きこなす。
デス・ブラック的なサウンドから、パンキッシュな軽快なロック、ダンサブルでファンキーな曲、アコースティックな曲など
盛り沢山過ぎて、全く統一感のない上、聴きなれない言語(たぶんコロンビア語)のヴォーカルだから、とても異質なサウンドに聴こえる。
また、14~26トラックは「Poeticas del vacio」というタイトルで無音を挿入しているところから、アート・前衛路線に傾倒していることが窺える。
トリオ編成だが、ジャケ内のメンバー写真を見ると、4人写っている。が、よく見ると愛敬のある犬が、メンバーと同じ存在感で写っている。
そんなユーモアも持ち合わせた、多彩な引出しを持った、何か新しいモノを創造しようとする志向が魅力的なサウンドだ。
辺境メタルである上、実力があるバンドだけに、統一感が無く世界観が見えてこないところが、非常にもったいないなぁ、と思う。

kamiko! ★★★ (2020-06-09 02:13:30)


888 Metal
コロンビア産ウルトラメタル1988年作
辺境メタルを漁っていると必ず出くわすのがコレ。メタル文化があるのかと思いつつ、このバンドの作品は2枚ゲットしている。
確かにブラックメタルに聴こえなくもないが、独特な音楽性で、自分たちはウルトラメタルと言っているようだ。
少なくとも、ナマ音に近いギターやドラムのバタバタ感や粗悪な録音状態は、ムーディーに働いているとは言えないが
このバンドが作る曲は、前衛的というよりは、ヘンテコな曲で突拍子もない、破天荒な感じだ。
録音がポンコツなので、ダメ作品と思う人もいるかも知れないが、前衛さが洗練されていないだけでこういう作風は珍しい。
コレがコロンビア情緒なのか、と勘違いしそうだが、単にこのバンドの個性なんだろう。
後期作では、若干脱ブラック的な音で、前衛路線から若干普通になった、と思わせておいて、明らかにメタルから外れたダンサブルな楽曲や
やたらファンキーな楽曲を織り交ぜ、一体どう捉えたらいいのか奇怪な世界観の作品を残しているから、全く引出しの多いバンドだ、と感心する。

kamiko! ★★★ (2020-05-24 17:20:48)


888 Metal
マイナスとマイナスを掛けてプラスを得んとする安易な手法が微笑ましい。

限りなくゼロに近い正数を得た。

奇盤・珍盤である。

こんなの喜んで聴いているのはローランDEATH氏とKamiko氏と自分だけでしょうね。

アゴ 勇 ★★★ (2020-05-24 16:46:35)


888 Metal
1988年発表だから、666ではなく888なのか?
などと怪しげに感じるのは、タイトルだけではなく、中身もだった。
悪い意味ではない。この時代には有り得ない?実験的なプリミティブなデス/ブラックなメタルが展開される。楽器も演奏も粗悪&粗暴ながら、ロウなアンダーグラウンドメタル好きに激しく訴えかける内容だ。クラシックギターや、バイオリンも登場し、びっくりするが見事にハマる

ローランDEATH ★★★ (2020-03-20 10:03:59)