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PRAYERS OF STEEL (1985年)
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PRAYERS OF STEEL
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解説 - PRAYERS OF STEEL
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1. 失恋船長 ★★ (2019-06-04 19:37:06)

こちらのアヴェンジャーはピーヴィーことピーター・ワグナーひきいるRAGEの前身として知られるバンドの1st。参加メンバーもそのままRAGEに引き継がれるのですが。REGEほどの凝った展開ではなく、NWOBHMからの影響も強めのストレートなサウンドで勝負。厳しいレコーディング環境だったのかリズムのズレなど気になる面はあるが、欧州由来のメロディとガッツ溢れるジャーマンテイストも巧みに取り込み自己をアピールと、まだまだ青臭さは残っているが、曲作りの上手さなど将来性を感じさせるバンドではあります。1995年に国内盤をリイシューしたビクター盤には、4曲入りのEPをカップリングでCD化もされています。RAGEファンはもとより、ジャーマンメタルの真骨頂ともいえる剛毅な流儀に則ったメタルが好きな方なら手にとっても損はしないでしょう。



2. 火薬バカ一代 ★★ (2020-06-12 00:55:24)

ピーヴィー・ワグナー(Vo、B)やヨルグ・マイケル(Ds)が率いたAVENGERが'85年にNOISE RECORDSから発表した1stアルバム。
同時期に活動していたイギリスの方のAVENGER――ミスターNWOBHMことブライアン・ロスも在籍――から、デビュー作のクレジット欄で《ドイツの紛い物》扱いされてしまっていた彼らですが、今となってはAVENGERの名を聞いて大方のHR/HMリスナーが想起するのは、RAGEの前身バンドたるこのドイツのAVENGERの方ではないでしょうか。
本作で披露されているのは、武骨なGリフを武器にストレートに押して来る、NWOBHMからの濃厚な影響が感じられるオーソドックスなHMサウンド。リフ・ワークを始め、楽曲からはRAGEほど特異な個性は感じられず、まだまだ発展途上といった趣きのピーヴィーの青いVoや、名手ヨルグ・マイケルを擁しながらも全体的にモッサリ感が漂ってくる演奏が相俟って、全体的に垢抜けない印象は否めません。
しかし、ピーヴィーの曲作りの手腕には既にダイヤの原石の輝きが見受けられ、重厚なアルバム表題曲③、切っ先鋭いGリフに先導されて疾走する⑤、硬質な哀愁を湛えた⑦、エピック・メタリックな勇ましさを備える⑧等は、「おっ」と耳惹く優れた出来栄え。また特筆すべきはスピーディな曲調に勇ましいメロディが乗っかった⑥で、RAGEとは一味異なる、この時期の彼らならではの名曲ではないかと。
長らく国内盤は入手困難な状態が続いていましたが、先頃貴重音源を追加収録した2枚組仕様での再発が実現しましたので、RAGEファンならずともこの機会に是非一聴をば。



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