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ELEGY FOR THE BLOSSOMS (2015年)
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ELEGY FOR THE BLOSSOMS
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解説 - ELEGY FOR THE BLOSSOMS
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1. 失恋船長 ★★ (2019-07-03 19:55:25)

原題は『花殤』と書く台湾のゴシック系シンフォブラックメタルバンドによる2nd。個人的には、この手のソプラノヴォイス&グロウルという構図が好きになれず、普段は手にしないのだが、このバンドはブラックメタルと言うほど、苛烈なる暴虐性は薄めで、むしろ女性シンガーのソプラノヴォイスを中心としたゴシックメタル的な要素の方が強く、へヴィなブラックパートは物語の起伏と付ける程度の味付けだと思う。琵琶や二胡という伝統楽器をフィーチャーした独自性の高いサウンドは、台湾フォークメタルと言う印象の方が強く、そのモノ悲しい風合いのメロディは伝統的な要素を織り込みつつも、メタルな展開と様式を持ち込み、即効性の高いサウンドへと昇華している。
コンセプトになぞらえた物語は、明確に起承転結を設け、日本と台湾、戦前戦後の悲劇をベースとした世界観を、苦みを効かせた悲哀が、狂おしい程の泣きを抱え分かりやすく突っ込んできます。

個人的には、悲しい話なのに絶望感的な重苦しさも少なく、メリハリに欠けるサウンドプロダクションにイマイチのめり込めないのだが(日本にも”おしん”という世界的に有名なドラマがあるのだから、だれか取り上げれば良いのにね。)シンフォニックな浮遊感や台湾トラディショナルサウンドが醸し出す抒情性、その筋のサウンドが好みの方なら大いに楽しめるのではないでしょうか?この手のスタイル門外漢故に、物凄いパクリをやられても分かりませんのでお許しください。



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