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Nip In The Bud (失恋船長)


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Herman's Scorpions Songs

スコーピオンズにいられなくなった男と言われるハーマン・ラレベルの企画モノ集。作詩や作曲でハーマン自身が関わった曲からの抜粋の為にマイナーな曲も多いのだが、豪華ヴォーカル人のゲスト参加のおかげで食指も伸びやすい内容になっている、とは言いつつもドラムはハーマンだが、相棒のベースもギターも知名度的にイマイチでプレイも無難とハーマンの集金活動のように感じると手が出ない、微妙な空気感が否めないのが今作の問題点だろう。

オリジナルソングの良さや参加シンガーの豪華さに助けられた感は強めだが、久しぶりに聴いた曲もあったりと、やはりスコーピオンズがエエ曲が多いなぁと再確認、個人的には箸休め的な立ち位置として多いに楽しみました。
この手の企画モノは熱心に聴くと粗が目立ったり、どこかプロのカラオケ臭が匂ったりと真剣に聴けない部分があるので、個人的にはリラックスして楽しむ程度のものです。その為にウタウマ選手権を受け入れるのですが、コアなファンにとっては向き合えないハーマンの無節操さもあるでしょうね。

参加メンバーはコチラです
1. Rock Of You Like A Hurricane (Bobby Kimball)
2. Passion Rules The Game (John Parr)
3. Loving You Sunday Morning (Michael Voss)
4. Is There Anybody There? (Alex Ligertwood)
5. You Give Me All I Need (Don Dokken)
6. Make It Real (Doogie White)
7. Dynamite (Johnny Gioeli)
8. Arizona (Thomas Perry)
9. Love Is Blind (Paul Shortino)
10. Don't Make No Promises (Jack Russell)
11. Falling In Love (Gary Barden)
12. Another Piece Of Meat (Tony Martin)
13. Animal Magnetism (Michael Nagy)
14. Let It Shine (Al Crespo)

これだけのメンツが揃えば聴きたくなるのがマニアの性でしょうよ。

失恋船長 ★★ (2019-07-19 14:04:52)


Nip In The Bud

スコーピオンズのドラマーとして知られる、ハーマン・ラレベルのソロアルバム第一弾がコチラです。ドラマーそのソロなんで、けたたましいドラミングを前に出したミキシングはしていますが、音楽性はあくまでもバンドサウンドで勝負。ドイツの音楽と言うよりは英国的なニュアンスが強くアタック感の強いリズムを軸に、ハード&ブルージーな古典芸能で勝負。ギターもワイルドだし良く唸っています。
ヴォーカルの持って生き方も含め一番近い音楽性はZEPあたりを思い出すのですがいかがでしょうか?

ブルージーと言っても泥臭さを払拭したエッジの効いたサウンドなので臭さは少ない、またウリ・ロート時代の音楽性にも通ずる曲もあり、期待を裏切っていないのが憎い演出だ。そして主役たるハーマンのドラムをフィーチャーしているで、彼のファンなら大いに満足出来る仕様だろう。
ちなみに邦題『奇襲攻撃』ってのも、スコーピオンズ関連だから寄せたんだろうなぁと思え、笑えてくるのがプチお楽しみでしょう。

失恋船長 ★★★ (2019-07-12 14:17:15)