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1. 失恋船長 ★★★ (2019-07-17 21:03:55)

ANTHEMのつづりをもじった柴田直人を中心とする究極のカヴァーバンドがTHE MANである。参加メンバーはANTHEM組に島紀史、小野正利、YUHKIという柴田直人のメガネに叶う実力者を迎え入れライブを敢行。今作はそのライブをパッケージした一枚だ。

THE MAN自体が究極のトリビュートバンドという立ち位置の為に、全曲カヴァーとなっているが、これが興味深い。ある意味、ベタ過ぎて避ける曲などが中心の為に、いささかフレッシュ感は少なめとなっているかも知れないが、個人的には逆に、ここまで素直な曲が多いと興味も倍増。ANTHEM組がJPの曲をどう料理するのか楽しみで仕方がありません。柴田直人の趣味嗜好を考えれば以外ではないのだが、やはりHEEPのJULY MORNINGなど、キーボードのYUHKIなしには成り立たない予想外のカヴァーもあり興味は尽きない。

ベタだが、それらをバカテク集団が真摯に取り組めば、そのクオリティの高さとライブならではの臨場感が激しいエネルギーとなり放出、聴いているコチラもライブを体感しているような生々しいミックスにおかげで大いに楽しめました。

CD1枚目のラストに収録されたA LIGHT IN BLACKの壮絶なるカヴァー大会に悶絶。取り上げたらキリがないほどハイライトが多い。聴く人に趣味趣向が大いに反映される選曲&プレイの数々に熱いものがこみ上げてきますね。これほどのキャリアのあるベテランが、ここまでド本気のカヴァーを叩きつけてくるとは、ワタクシは感動を覚えています。2枚目のオープニングはTHIN LIZZYですよ、どちらも大好物な2曲。とくにCOLD SWEATは死ぬほど好きですね。それに華を添えるのが清水と島のツインギターだもんねぇ。贅沢な話です。

怒涛の展開はラストまで緊張感が殺がれる事無く驀進。これぞライブアルバムだし究極のトリビュートバンドと言えるだろう。もっとゲストを増やし、お祭り感も演出出来たはずだが、それをやらなかったのも、柴田直人のエチケットと言ったところだろう。恐れ入りました。

清水明男がマイケル・シェンカーをガチカヴァーってのもマニアにはたまらんでしょうね。森川と小野が唄うDPのBURNも贅沢だ。

かつて柴田直人プロジェクトの名前で活動した事がありました。そこにはシンガーの座にSABER TIGERの下山がいましたね。次はスタジオなりライブでも良いので、多彩なシンガーを迎え一発かまして欲しいです。日本には、まだまだ過小評価されっぱなしのアーティストが多いですから、ギターチームもドラムもベースもTHE MANの名のもとに光を照らして欲しいです。



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