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1. 失恋船長 ★★★ (2019-07-19 14:27:55)

ギタリストのミッチ・ダイアモンドひき入る叙情派US産メロディックバンドが1986年にリリースした1st?なのかEPなのか?7曲入りの30分チョイのボリュームの作品ですが、とにかくオープニングから泣かせのメロディアスメタルが炸裂。その叙情的なフレージングを紡ぎギタープレイを中心とした曲作りのソツの無さに感動。丁寧に作り込んだ音はド派手とはいかないが、実に地に足を付けたパフォーマンスを披露。シンガーも個性は薄いが儚さを倍増させる繊細な歌い回しもバッチリとハマり、このバンドの顔役を見事に果たしています。
ヨーロッパのバンドがDOKKENを意識したような作り込は、その筋のマニアにはたまらないでしょう。③曲目に収録された『Mirror, Mirror』など、様式美系と呼んでも差し支えない音楽性を見せる、特にキーボードの使い方などUS産的ではないのだが、全般的にどこかマイルドでライトな音色になっているのがUS産といえるのだろう。インディーズ故の音質の緩さが、今一つ緊張感に欠けた面もあるのだが、これがより大きな資本を導入されたなら、大化けするだろうなと感じさせる可能性の豊かさが勝り、今でも愛聴する一枚です。

丁寧に作り込んでくれたおかげで耳馴染みよく素直に入ってくるんですよね。様式美系を愛するマニアなら手にとって欲しいマニアックな一品ですね。主役たるギターのミッチさんもギター巧者ぶりを随所に発揮していますから



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