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Something That Your Eyes Won't See (2024年)
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Something That Your Eyes Won't See
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解説 - Something That Your Eyes Won't See
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1. 火薬バカ一代 ★★★ (2024-03-21 00:04:49)

セッション・ミュージシャンとしてキャリアを積むロバート“ロリ”フォルスマン(G)が音頭を取り、コロナ禍で活動の場を失っていたメンバー達が集まって結成されたスウェーデン出身のHRバンドREMEDY、'22年発表の1stアルバム。
80年代に活躍したHM/HRアーティストからインスピレーションを得ているというだけあって、彼らがクリエイトするサウンドはフックに富みキャッチー。かつメロディには北欧のバンドらしい透明感や叙情性も加味されており、もしリリースが30年前なら間違いなくゼロ・コーポレーションから《北欧、珠玉美旋律の神髄。悲哀の情感が心の琴線を優しく撫でる…》みたいな大仰な帯惹句を添えられてデビューを飾っていたであろう逸材感漂う仕上がり。これがマーキーやキングではなくWARD RECORDSからの発売ってのが珍しいですね。
但し90年代のゼロ勢と異なるのは、音質面やVoの弱さといったいなたさが感じられない点。敏腕ソングライターのソレン・クロンクヴィストが曲作りに協力し、ECLIPSEのエリック・モーテンセンがマスタリングを手掛けることで、プロダクションもパフォーマンスもタイトに磨き上げられており、この辺の手堅さはやはり現代のバンドだなぁと。
特に哀愁を帯びたVoの歌唱が映える泣きのバラード⑤、冷ややかな空気と愁いを纏った「これぞ北欧メタル!」な⑦、クラシカルな導入からキャッチーに駆け抜けていく⑧、ヘヴィ・メタリックに本編を締め括る⑨といった逸曲が並ぶ中盤以降の畳み掛けには惹き込まれてしまいますよ。(無論前半も素晴らしいことは言うまでもなく)
本国でも好成績を残しているようなので、今から次作リリースが楽しみになる充実作です。



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