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BURST INTO FLAME (2018年)
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BURST INTO FLAME
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解説 - BURST INTO FLAME
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1. 失恋船長 ★★★ (2019-01-30 14:23:04)

高速回転するリフワーク、鋭角に突っ込んでくるスリリングなスピード感、ジメジメどんより系のウエッティな感触とNWOBHM直系のサウンドを披露しているのだが、これがUS産というのだから驚きだ。母体はドゥームバンドBeastmakerなんだが、ここまでお国柄を感じさせない音楽性ってのは稀有だ。ザクザクと刻まれるギターが操るのは憂いのあるメロディ、抑揚のない歌声が妙に生々しさを生み出しマイナー臭さに拍車を掛け、その筋のマニアなら、仰け反りたくなる魅力がある。

今年はNWOBHM勃発40周年、この手のサウンドが再び脚光を浴びるかもしれません。2000年代に入り日本のメディアはアメリカで売れている、旬のバンドだけを紹介しビックインジャパンは恥ずべき行為だったような勢いで、不自然なくらい新興へヴィロックを猛プッシュしていましたが、その裏で古典的なロックが各地で見直されクラブシーンで燻っていたのは有名な話。
SNSやYouTubeといった新たなるメディアの登場が新時代を切り開いた。本当に見聞きしたいものと、レコード会社の上層部やバーター雑誌の編集者の意見で売れるものを決めていた時代とは違います。
こういう古典ロックは常にあった事を断言しておきたい。急に表れたのではない2006年頃にはライブやパッケージツアーなど世界中に頻繁に行われていた。そういうものを見聞きした世代の純粋な意思からくる古典ロックの再興なのだ。
良いものに古いも新しいもない。CDが売れなくなり、ライブなど純粋に音楽を演奏する姿が重要になった今の時代の賜物だろう。パソコンの前でシコシコ作った自称ミュージシャンの生のステージは悲惨なものだ。出来ないなら初音ミクで十分だよ。

真新しさなど皆無。既にやり尽くされたNWOBHMサウンド。こんなもんトリビュートアルバムじゃないかと言われたら、なんの反論もありません、彼らが新しいムーブメントを作る事はない。しかし歴史は繰り返される、ここで抽出され醸し出された濃厚な世界観。大手レコード会社やメディアが絶対に相手にすることはない音楽性でありバンドだろう。それでも古き良きあの時代を彷彿とさせるサウンドを聴かされると、これが俺にとってメタルの原点なんだとヒッソリと呟きたくなりますね。



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