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RéSISTANCES (1988年)
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RéSISTANCES
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解説 - RéSISTANCES
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1. 失恋船長 ★★★ (2020-01-24 12:46:01)

イタリア、ロシア、ベルギー、ポーランドなど、ヨーロピアンメタルの世界を探求している時期に教えてもらったバンドがこちら、ワタクシのKILLERS初体験となるのですが、これが理屈に抜きにカッコよかった。
ジャーマン系に通ずる勇壮さ、武骨な佇まいのパワー/スピードHM/HRナンバーなのに、そこはかと流れるお国柄を表す優美なメロセンス、その絶妙な噛み合わせは、いい意味での聴きやすさを誘発、一本気にならない構成力の高さも合わせ技にドラマ性を追及。ロシアのARIAが初期Helloweenをカヴァーしているような曲調もあったりと、日本でも需要はありそうなのだが、フランス語というのがネックなのか全然認知度を上げられていないのが残念です。
欧州型のメロディックパワー/スピードHM/HRサウンドを踏襲した音楽性は、1988年という時代を考証しても、質も高くオリジナルティを研磨しており、鋭く切れ込んでくるツインギターの構成力の高さ、そのアイデア豊富なプレイは王道を押さえつつも、優雅に舞い踊る扇情的なフレーズをぶっこみ多くの見せ場を作る事に成功と、このバンドの高いドラマ性を担っている。
またシンガーがロニー・アトキンス似の声質もあり、初期Pretty Maidsのような、ヘヴィメタルに実直だった時代と被る部分もあったりと、音楽性は多様だが一本筋が通っているのも魅力的。
聴き手の見る角度で評価もいろいろと有りそうだが、緩急を設けた起承転結のある展開、TOPギアに入ったスピードだけで勝負しない姿勢は大いに買いですよ。



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