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THROUGH THE FIRE (1984年)
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THROUGH THE FIRE
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解説 - THROUGH THE FIRE
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1. 失恋船長 ★★★ (2020-03-03 18:06:00)

サミー・ヘイガー、ニール・ショーン、ケニー・アーロンソン、マイケル・シュリーヴの四人が集まり結成されたスーパーロックグループの1st。四人の頭文字をとってHSASというバンド名でも知られています。
実力のあるメンバーが選んだ録音はライブ、今作はオーバーダブは施されているが、基本はライブでの一発勝負を元ネタに作られたもの、後半わざとらしい歓声が残っているのは、その名残なのか?とにかく気合の入った一枚であることに変わりはない。
演者全員が自己主張をするも、破綻することなくまとまりパワーが放出された時の衝撃に感嘆させられるのだが、ニールもここぞとばかりに派手なソロをかまし、このバンドに駆ける思いにグッと惹き寄せられます。

職人肌の緻密さとコマーシャル性の高い豪快なロックサウンドの融合、曲によっては哀愁のメロディも盛り込み、ドラマティックだなぁと唸らされる。軽快なノリと、正確なプレイから弾き出されるグルーブに酔わされ、健康的なサミーの歌声に元気ももらい、情熱的なニールにギターがとどめを刺す、ライブ録音という手法はとっているが、計算された豪胆なノリの楽曲に、このメンツの凄みを感じますね。

テクニック云々のさることながら、熱を帯びたハイクオリティのパフォーマンスに魅了されるでしょう。9曲40分を切る内容では物足りないと、ものすごい渇望を味わうでしょうね。ジャンル不問、時代を超越するアメリカンロックの隠れた銘品ですね。



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