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ブラッディ・ローゼズ (2009年)
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ブラッディ・ローゼズ
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解説 - ブラッディ・ローゼズ
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 火薬バカ一代 ★★★ (2018-12-27 23:44:07)

突如HR/HMシーンに現れた仮面のメタル熟女マダム・レイ。野球解説者/東北楽天イーグルス初代監督、田尾安志の奥方がその正体であることでも各種メディアを賑わしましたが、こちとら「マダム」というからには絶対その正体は、新宿レコード店主のマダム藤原(『パワー・ロック・トゥデイ』リスナーには「皆さん、お待ちしてまぁす」のフレーズでお馴染み)だと睨んでいたのですが。んなわけはねぇか。
って、与太話はともかく。本作は彼女が'09年に発表した2ndアルバムで、脇を固めるのは横関敦(G)、SEX MACHINEGUNSの村井健二郎(B)とHIMAWARI(Ds)、そしてフィンランドの名手ミカ・ユッシラがマスタリング・エンジニアを担当するという布陣。当初はそこはかとなく漂ってくる色物臭にあまり興味を引かれなかったのですが、実際に聴いてみると、NIGHT HAWKSのリーダーである青木秀一、作曲家の川本盛文らが手掛けた収録楽曲の数々は、ハード・ナンバーからJ-POP風バラードまで、各曲ともフックと哀愁の効いたサビメロを有し、グッと引き込まれてしまう完成度を提示してくれていまして。
マダムの歌声は、見た目の盛り具合に比べると少々パンチに欠ける印象は否めないものの、シンガーとしての実力は十分ですし、ジェット・フィンガーぶりを遺憾なく発揮する横関のGプレイを始め、バックの演奏もそれを効果的に援護射撃。特にドラマティック且つエモーショナルに盛り上がるアルバム表題曲⑤から、横関のペンによるアップテンポの⑥へと繋がっていく流れは本編のハイライトですよ。(後に続くしっとり聴かせるバラード⑦も〇)
彼女がリリースしている他のカタログもチェックしたくなる1枚でありました。




2. 失恋船長 ★★★ (2020-10-10 16:03:14)

田尾さんが、自分の嫁がメタルバンドのヴォーカルとしてデビューすることに困惑した話を忘れられません。しかも、物凄く恥ずかしそうに、嫁の音源の告知までしていましたね。
なんだか色物感MAXの空気が漂うマダムレイですが、バックを固めるメンバーが熱い。メタル系アーティストを従え歌上げるマダムレイ嬢だが、声が可愛い。ロックを歌うには線が細すぎる。熱量の高いハードな演奏に埋もれているのだが、マダムがメタルに掛ける情熱は本物だ。そこに共感して耳を傾けれるかが重要だろう。
メロディアスな楽曲、そして横関の本気のプレイと、お膳立ては揃っている。あとは彼女の努力次第だろうが、色物臭を打ち消すほどの力量が備わっていなかったのが残念である(菊池桃子のロック宣言、ラ・ムーを思い出す)。
曲はイイ、悪ふざけでもない。それだけに、いろんなものが邪魔をして正当に評価をうけれていない現状が残念だ。いい歳こしたオバはんの悪ふざけではない、本気のロック魂を燃やしたメロディアスハードサウンドの完成度はけして低くないぞ。それにしても横関は持っていない男だ。彼の唄入りに名盤ないぞ。インスト以外で魅了してくれよである。



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