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Hands of Providence (失恋船長)


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Hands of Providence

SABER TIGERの若きベーシスト、HIBIKIによるソロアルバム。シンガーに元SABER TIGERの久保田陽子を迎え作り上げたのはメロディアスかつハードな広がりのあるテクニカルサウンドを披露。
オープニングナンバーなど、往年のSABER TIGERにも通ずるような仕掛けの多いメロディアスHM/HRサウンドをもってきたりと、期待に答えつつ、多様性のある楽曲を用意。その場面展開の多さと色彩美豊かな楽曲は、どれもがフックに富んであり、マニアックな路線に突き進むことなく、幅広いファンに喜んでもらえるような柔軟さとミュージシャンとしての懐の深さを見せつけている。特筆すべきは、ソングライティング力の高さなんだろうが、一目でわかる久保田陽子の豊潤なメロディセンスが爆発。ノッケからラストまで、彼女のメロセンスのおかげで、どの楽曲にも瑞々しい潤いを与え視聴感を高めている。

正直、若手の中におばはんがいるなぁ感は拭えないのだが、彼女の存在はキーパーソンとなり、自然体の振る舞いというのか、当然のようにあるべき姿、その居心地の良さに安堵を覚えます。

ある意味、手堅い楽曲構成なのだが、参加メンバー皆のキャリアの結集とも言える、カテゴリーを超越しようとしたオリジナルティの研磨、メロディアスな楽曲を軸に、多様なコンビネーションプレイも用いり圧倒的な存在感を皆が放っている。
主役はHIBIKIだが、各自が役割を徹底してやり込むことにより、普遍的ともいえるロックへと歩み寄っている。硬軟交えた聴きごたえのあるリズムプレイ、そして派手に駆け巡るリードギター、しなやかで起伏に富んだ楽曲は、どれもが聴きごたえ十分です。それにしても久保田陽子さんは唄が上手いなぁ。

失恋船長 ★★★ (2020-04-19 14:47:39)