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THE BITCH IS BACK (1987年)
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THE BITCH IS BACK
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解説 - THE BITCH IS BACK
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Recent 50 Comments



1. 失恋船長 ★★★ (2015-10-09 13:54:09)

勇ましいタイトルが微笑ましいベッツィ嬢がフロントを飾るUS産正統派HM/HRバンドの2nd。当時、女性がフロントを飾るメタルには風当たりも強かった。女を売るな、音楽だけで勝負しろと面倒な事を言われていた記憶があります。そんな逆風の中で世に出したサウンドは前作をよりメジャーにしたような感触の良いサウンドを披露、ハードでパンチの効いた疾走ナンバーのノリの良さ、やや軽めの音質なれどガールスクールにも通ずるパンキッシュな魅力も感じさせ、女性らしい妖艶さの中にあるキュートな歌声との相性も良く、歌唱スタイルにも若干の工夫も見られ前作より聴いていて飽きがこない。ハードな硬質感は前作の方が上ですが、表現力の向上という点では今作の方に軍配を上げますね。前作以上に華やかになった演奏も下地がしっかりしているから、女性に偏見がなく正統性の強いUS産のベタベタしない鋼鉄サウンドをお探しの方なら聴いて損はしないでしょうね。



2. 火薬バカ一代 ★★★ (2022-02-28 23:54:35)

LAメタル・シーンが大きな盛り上がりをみせる最中、フロント・パーソンのベッツィ・ビッチ(Vo)のぎりぎりアウトなライブ・パフォーマンス(チンコに見立てたキャンディをペロペロ舐める等)の過激さで一部マニアから注目を集めた4人組、その名も直球勝負のBITCHが、しばしの沈黙期間を挟んで’87年に発表した2ndアルバム。
鞭とボンデージの女王様ルックで武装、「私の奴隷におなり!(BE MY SLAVE)」と迫り来るデビュー作に対し、今回のジャケットにはベッツィ姐さんの女性っぽさを強調した艶姿をフィーチュア。よりメタルバブル感強めの仕上がりが時代の変化を感じさせます。
このジャケット見て「ああ、キワモノね」と半目になる硬派なHR/HMリスナーもおられるかもしれませんが、ちょっと待った。彼女らが叩きつけて来るのは飽くまで芯の通った正統派HMサウンドであり、そこに媚や甘えは皆無。MOTORHEADばりの爆走感覚溢れるOPナンバー①や、IRON MAIDENからの影響をアメリカンな解釈で消化吸収したような勇壮かつパワフルな②、あるいはタイトルの元ネタであるエルトン・ジョンの“BITCH IS BACK”の狂騒的なカヴァー⑤といった楽曲を聴けば、伝説のコンピ盤『METAL MASSACRE』シリーズ第1弾に、METALLICAやARMORED SAINTらと肩を並べて参加してたのは伊達じゃないということがお分かり頂ける筈。特にアルバムのトリを飾るスピード・ナンバーにして、BITCHの代表曲として名高い⑨はスラッシュ・メタル・バンド顔負けのアグレッションを放つ名曲ですよ。
ベッツィ姐さんの「舐めたらいかんぜよ!」という啖呵が聞こえてきそうな1枚。



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