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EMBLAS SAGA (2020年)
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EMBLAS SAGA
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解説 - EMBLAS SAGA
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. kamiko! ★★★ (2020-08-02 22:52:21)

スウェーデン産ヴァイキング・パワーメタル2020年作
Prophecy of Ragnarök(2017年作)が結構なお気に入り作品で、今作は結構楽しみにしていた。
バンド名はManowarの名曲が由来だろう。Manowarの世界観にドップリと浸かってしまったメンバーによるハイレベルなサウンドだ。
普段聴いているサウンドと比べると、ギターバッキングなどに深みをあまり感じないメタリックなサウンドだが好きなんだから仕方がない。
前作の延長上のサウンドで、ファイティングスピリットを感じるアツいサウンドだ。今作では海上で大蛇のような竜と戦っている優秀なジャケだ。
最大の魅力はウォーメタル的な迫力であるのは間違いないが、前作以上に女声ヴォーカルの卓越した歌唱力を前面に出した、非戦闘時の休憩的な曲が
ホント美しくて素晴らしい。女声シンガーとしては相当ハイレベルにあるヘヴンリーヴォイスの持ち主だ。
また、トリプルギターの絡み合いは、疾走曲よりも、こういうミドルのサウンドでとても際立っているね。
仰々しいオーケストラヒットや、拳を振り上げたくなる男声コーラスは今作でも健在だ。前作でも感じたが、全員の演奏力と楽曲のクオリティが高い。
インナーにあるメンバー8人がコスプレを施した写真を見ると、このヴァイキングな世界観に浸りきってて全員仲良しなんだろうなあと思う。
こういうバンドはこの先メンバーチェンジせずに家族的なイメージを持続させながら頑張ってほしいと思う。エンターテイメント作品としては
今年のナンバーワン作品になりそうだ。メタル初心者から上級者まで万人に猛プッシュしたい鉄板作品だ!




2. 失恋船長 (2023-12-29 17:24:08)

AFM Recordsイチオシアーティストとして華々しいデビューを飾った8人組。満を持してリリースされた2枚目だが、不自然だったキーボードを引っ込めバンドサウンドを確立。相変わらずギターは3人もいるとは思えない、いるわけがない、いるはずがないだが、前作より真見せ場を少し増やしたので少しだけ疑問点は改善してきたが、やはり迫力不足は否めないが、このバンドはそこに力点を置いていない。
BROTHERS OF METAL、みんなで肩を組み酒を酌み交わし、飲めや歌えの大騒ぎがポイント。なるべくメタリックな質感や歪みを押さえ聴きやすいミックスに終始しているのが最大の聴き所。④のようなキャッチーな楽曲など顕著な例だろう。
バンド名からMANOWARをイメージして期待する人もいるだろうが関連性は限りなくゼロ。というか、こんなに媚びを売ったメロディックメタルをやった時点でジョーイ・ディマイオ閣下に斬首されますよ。

AFMらしい聴きやすいパワーメタル路線。そういう意味ではイチオシにされたのは間違いない。ブラックやデスメタル、ドゥーム系のようなマニアック路線ではない大衆性を大切にしたサウンド、その守備範囲の広さには舌を巻く。
欧州由来のフォーキーなサウンド、力まない素直な歌声の女性シンガーは個性がない分、ダミ声男性シンガーを引き立てるのに丁度良いのだが、メインを張るにはロック度が足りない。

このサウンド好きな人にはたまらないだろう、壮大なファンタジックワールドをイメージさせる。でもRHAPSODY OF FIREとか先輩達を押しのけるだけの個性は現時点ではまだない。前作にあったバカバカしさを捨てて洗練度を上げた今作。プロデュースも付いたのだから当然だろうが、やはり次が勝負となるだろう。この手のバンドの欠点は、強烈なリフや轟音を爆発させ聴き手を否が応でも振り向かせるだけの自我がない。
簡単にいうとメロディアスで壮麗な聴きやすいサウンドなので、チョットでもよそ見をすると流れてしまい見失う。逆を言えばいつでも参戦出来るのだが、その親しみやすさがコアなファンを遠ざける最大の要因なれど、好きモノにはたまらんだろう。次回作はもっと各プレイヤー個々の魅力を引き出させて欲しい。この手のバンド多すぎる。在庫過剰ですよ。

同じレーベルから最大のライバルALL FOR METALがいるからねぇ



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