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Bleak and Everlasting / Bleak and Everlasting (kamiko!)
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Bleak and Everlasting / Bleak and Everlasting
昔から変わらず判りやすい短調の旋律を淡々と超スローに垂れ流してはいる。しかし、シンセとギターの音のクオリティが格段に上がった。
真性なフューネラルドゥームへと進化しつつあると感じさせる奥行きのある音響は、百凡のドゥームバンドを一蹴するだけのインパクトがある。
過去作の難点は楽曲だった。このままハ短調の単調な旋律のまま終われば、雰囲気だけのサウンドで過去作と同様に面白くもなんともない。
しかし8分を過ぎたあたりから徐々に調性が変化し、途端にグッと惹きつけられるサウンドに展開していく。この曲を体験した時に
ついにこのバンドもホンモノになりつつある、と感じた。このバンドには結構散財したが、この作品をゲットして充分元は取れたなー、と思っている。

kamiko! ★★★ (2020-11-03 01:35:14)


Nightfall

米産フューネラルドゥーム2013年作
とりあえずこの作品まではコレクションしているが、ここまでの作品は楽曲が単調という点で若干物足りない。
コード進行がありがちで、単純な和声的な短調の曲をギターでやってます的な感じ。
ただ、従来の作品と比べると、各々のパートの音のクオリティは高くなっており、雰囲気だけは最高だ。
高級レストランで、最高のお皿が出てきたが、食べ物がナイ、といった感覚だ。
ただ、確実に作品ごとに進化はしてきている。ボクはこの盤で追いかけるのを止めたが・・・
とりあえず2019年リリースの作品で、やっとボクの納得がいく作品に出会えたので、興味ある人はそこからゲットしたらいいと思う。

kamiko! ★★ (2020-05-17 21:32:12)


Bleak and Everlasting

米産フューネラルドゥーム2019年作
このバンドは、CDをまとめ買いする時に何かとその中に混じっていたバンドで、気付けばNightfall(2013年作)まで全て所持している。
その作品までは、少なくともボクにとっては若干コレジャナイ感を感じさせる、何かもうひとつ物足らない感じだった。
処女作から徐々に録音状態がアップしていき、一貫して欝系の淡々としたサウンドを創造しているが、どうも他のバンドとの差別化が見いだせず
コード進行の巧みさに欠けるサウンドに、どこかもどかしさを感じさせる作品群だった。
久々にこのバンドの作品を手にしたのは、その退屈な楽曲構成が若干改善されて、とても雰囲気のある作品に仕上がっているからだ。
劇的な曲展開というのは全く期待してはいけない。美しく物悲しい垂れ流しシンセに淡々とギターが乗るサウンドが終始続く。
Nightfall時点で、ある程度高度な録音状態と雰囲気は出せていたが、それにプラスアルファを期待した当時の思いが叶った、といった感じ。
地味な作品だが、やっとフューネラルドゥームの一線級に肩を並べることができる、と感じさせる渾身の作品だ。

kamiko! ★★★ (2020-05-17 21:23:45)