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All is Void / Genpei

デスメタルサウンドをバックに、般若心経を読経するという絶大なインパクトを誇る曲だ。
やや訛りながらもきちんと読経しているが、読経の後ろで手数の多いドラムが叩きまくっているところに
妙なB級愛を感じてしまう。

kamiko! ★★★ (2020-07-18 20:19:14)


Genpei

ラトビア産フォークデスメタル2016年作
柔道着にハカマ、三味線と尺八を取り入れた和風デスメタルの2nd。タイトルGenpeiは「源平」だ。
Land of the Rising Sun(2019年作)に比べ、デスメタル度は高いが、それでもポンコツB級以下のデスメタルで
B級愛を持っていないと聴くに堪えがたいレベルの展開下手サウンドではある。ただ、それを打ち消すほどの
日本への愛を感じるサウンドだ。和風デスメタルとしては、オーストラリアのTzun Tzuと共にコレクションしておきたい。
盤には「驕れる者も久しからず」と日本語で書かれている。1曲目の「The First Battle of Uji」からラストの
「Dan No Ura」まで、徹底的に日本の歴史にコダワった作風からは、この人の日本マニアっぷりが垣間見える。
3rdよりも尺八の導入は少なく、デスメタルサウンドをバックに三味線を掻き鳴らすスタイルはインパクトは大きい。
また、このサウンドの特徴としては、英語の歌詞が8割、訛った日本語の歌詞が2割くらいで、この中途半端な日本語が
B級愛を芽生えさせる大きな要素になっている。
次作で若干メタル度が下がりつつも、この路線で進化していってほしい。日本ネタのみでも面白いサウンドだが
そろそろ根本的なメタルサウンドでも聴かせる工夫が欲しい。

kamiko! ★★ (2020-07-18 20:15:09)


Sakura / Land of the Rising Sun

さーくーらー さーくーらー のーやーまーもーさーとーもー みーわーたーすーかーぎーりー
かーすーみーかーくーもーかー あーさーひーにーにーおーうー
さーくーらー さーくーらー はーなーざーかーりー 
さーくーらー さーくーらー やーよーいーのーそーらーはー みーわーたーすーかーぎーりー
かーすーみーかーくーもーかー にーおーいーぞーいーずーるー
いーざーやー いーざーやー みーにーゆーかーんーーー(深ーいグロウル)
と、割と本格的なデスメタル演奏をバックに、桜桜の歌詞を全てデスヴォイスで歌い上げる狂気の曲。
他の曲では大したことない演奏なのに、ドラムの手数が多く、全力で桜桜を演奏しているので
相当体力を奪われる。しかし、またそこにB級愛が芽生えるのだ!
           

kamiko! ★★★ (2020-05-24 20:05:23)


Katsu! / Land of the Rising Sun

ヴォーカルの人は結構日本語を勉強してるんだろう。尺八が鳴り響く中、北条時宗の時代劇と思われる寸劇のセリフを
何を言っているのかわかりづらい訛った日本語で演じたのち、「かーーーーつ!(喝)」というシャウトが入ったかと思うと
その世界観とは全くかけ離れた疾走感溢れるデスメタルサウンドに突入する。
曲中でも、武士のセリフと思われる聴きとりづらい日本語が挿入され、一生懸命聴きとろうとするも
その疾走感のため、ワケが判らないまま、置いてけぼりにされるという時代劇風デスメタルに悶絶する。
また、人を小バカにしているように聴こえる尺八が終始鳴り響き、曲が終わる頃には、妙な倦怠感とB級愛が芽生えるのだ!

kamiko! ★★★ (2020-05-24 19:49:42)


Land of the Rising Sun

ラトビア産和風デス・フォークメタル2018年作
辺境メタルで近年最もインパクトのあった、愛情を注ぎたくなるポンコツかつイカレポンチなB級作品はコレだ!
真っ赤な夕日の前に鳥居が描かれ、左上にはキチンと「黄泉」と漢字でバンド名を書いているジャケの存在感がスゴイ。
三味線と尺八を操るデスヴォイスヴォーカルのいで立ちは、柔道着にハカマ。ベースのジャンルはデスメタルなんだろうが
やたら和にコダワリがあり、バッキングは陰旋法のコード進行を駆使し、三味線を掻き鳴らし、アヤシげな尺八がコダマする。
いかんせん、三味線や尺八が目立ちすぎ、ヴォーカルも自己主張が強すぎて、ドラムやギターが全く目立たず、
最初は単なる和風デスメタルじゃん・・とやや退屈な楽曲に飽きてくるんですが、4曲目あたりから過剰な日本かぶれっぷりに
圧倒され、悶絶必至のネタ曲を披露してくれる。
コレは3作目で、処女作「Age of the Gods」は、もはや探しても見つからない。手に入らなくなるうちに2ndをゲットしようと
今日、勢いで注文してしまった。少なくとも辺境デスメタルフェチはコレクションしておきたい逸品だ。

kamiko! ★★★ (2020-05-24 19:33:39)