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SERGEY LYAPUNOV
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解説 - SERGEY LYAPUNOV
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1. kamiko! ★★★ (2020-06-13 00:45:39)

今最もハマっているロシアのピアノ作曲家だ。ロシア5人組(ボロディン、バラキレフ、キュイ、ムソルグスキー、ラフマニノフ)や
プロコフィエフ、スクリャービンあたりの知名度までは無さそうだが、とてもアグレッシブで斬新なピアノ作品を多く作曲している。
そもそもリャプノフは技巧派のバラキレフの影響が強い上、同様に技巧派のラフマニノフがリャプノフからの影響が強いように思う。
また、ロシアピアノの基礎を築いたヘンゼルトが、手指を広げた技法を広めたことから、その影響が色濃く、リャプノフの鍵盤技巧は
知名度の高いリストあたりの楽曲に比べても、オクターブ以上の、10度の広がりが普通といった感じで、非常に弾きにくく演奏難易度が高い。
その広範囲な打鍵を駆使したフレーズは独創的なハーモニーを生み出し、また、叙情性も相当深いので、ハマれば抜け出せない魅力がある。
代表曲としては、「12の超絶技巧曲集 作品11」あたりが有名で、YouTubeで聴ける演奏は殆どがこの曲集に含まれる曲だ。
特に「子守歌」「レスギンカ」がよく弾かれているようだ。ボクがこの曲集で最も好きなのは、イスラムのダンスリズム要素が色濃い「レスギンカ」だ。
この曲はとてもファイティングで、まるで戦士が戦場を駆け抜けるかのようなドラマチックな曲展開が魅力で、音数も多くゴージャスな曲だ。
また、この曲集にはもう1曲必聴の曲「幽霊のロンド」があり、圧巻の作品だ。非常にスピーディに展開する超絶技巧かつアグレッシブな鬼気迫る作品だ。
この曲集以外の音源や楽譜は日本ではなかなかお目にかかれないので、ここからは輸入盤や輸入楽譜をゲットしないと深く堪能することはできないが
とりあえずいろんな音源を探してみたところ、「タランテラ作品25」は相当聴き応えのある凄い曲だった。
リャプノフはピアノ作品ばかり残している。まだ全作品を探しきれていないが、凄まじい曲想、技巧の曲がまだまだある筈、と思い
ここ1,2年、かなりのヘビーローテーションなのだ。



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