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PRAY FOR WAR (1987年)
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PRAY FOR WAR
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解説 - PRAY FOR WAR
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1. 失恋船長 ★★ (2020-06-14 18:14:19)

80年代に立て続けに3枚のアルバムをリリースして消えた英国のスラッシュメタルバンド。とにかく火薬の匂いが充満する危険極まりないサウンドが売り、VENOM直径とも言えるダーティーさに、ヒリつくハードコアテイストを大導入、喚き散らす歌声も独特の感性を纏い、このバンドの独創性に拍車を掛けている。
ひねくれたインテリジェンス、そこに英国特有のシニカルさを感じるが、同時に破天荒極まりないグシャグシャのリズムが絡むことで、やはり独特の音楽性を披露している。
初見で聴いた時は、腹ただしい感覚に襲われ最後まで完走できなかったのだが、このリズム感の悪さも耐性が出来れば、逆に、このバンド独自のグルーブと生まれ変わり、このアルバムは、これでないとダメなんだと思わせる魔力があるのが、今作最大の聴きどころ。上手い下手では語れない魅力をアピールしている。
意識してやったのか、実力不足だったのかは分からないが、影響を受けたアーティストに対するリスペクト精神に満ち溢れたデビュー作であることに変わりはない。

9曲入りで30分を切る内容、それなのに、イントロとなる⑥で3分半も使うのも破天荒遊戯と言えるだろう。おもろいバンドだ。愛想を振りまかないハードコアスラッシュの源流たる音楽性、その影響下にあるスタイルも英国ならでは、人々を突き放すが如き喧嘩腰の姿勢も眩しい限り。こんな売れるわけないわぁと思いつつも、手に取りたくなるのがマニアの性でしょう。



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