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Terminus / Turn The Hell On
イントロから「演歌かい!」っつーぐらい
泣き・・・というか嗚咽?に満ち満ちていて
聴いているだけで眉が八の字になる名バラード。
決して器用なタイプのシンガーではないキース・サッチフィールドですが
逆にだからこそ、全身全霊を傾けての熱唱が
この曲調にドはまりしています。

火薬バカ一代 ★★★ (2016-04-07 22:54:43)


You'll Never Get Me Up (in One of Those) / Turn The Hell On
3分に満たないランニング・タイムを
ひたすらリフ・リフ・リフ、そしてリフ!で押し通す、
まさに「ザ・NWOBHM」な疾走ナンバー。その潔さに乾杯。
しゃがれ声でまくした立てるVoもカッコ良さを増強してくれます。

火薬バカ一代 ★★★ (2016-04-07 22:49:27)


Collision Course / Turn The Hell On
70年代ブリティッシュHRに通じる哀愁と
ドラマ性迸るアルバム・ハイライト・ナンバーの一つ。
VoとGの泣きの競演には胸打たれずにはいられませんて。

火薬バカ一代 ★★★ (2016-04-07 22:45:06)


Turn The Hell On

英国はタイン・アンド・ウィア州にて結成。当初はAXEと名乗るも、アメリカに同名バンドが存在することを知り、名をFISTと改めた5人組が、デビュー・シングル『NAME, RANK AND SERIAL NUMBER』をスマッシュ・ヒットさせた勢いを駆って、メジャーのMCA RECORDSから’81年に発表した1stフル・アルバム。
どうもFISTについては、NWOBHMの中にあってアグレッシブ方向にもメロディアス方向にも振り切れない、中途半端というか地味な立ち位置のバンド…との偏見を持っていたのですが、いやいやいや。90年代の国内盤CD化を契機に購入したらば、これが熱気を孕んでドライヴするOPナンバー①が始まって早々にノックアウト。つか、そもそもつまんねぇ作品だったら何遍も日本盤がリイシューされるわきゃねえよな、と。気付くのが遅すぎましたね。
リフまたリフ攻勢で突き進む、NWOBHM然とした疾走ナンバー①④⑦と共に「FISTサウンド」の基軸を成す、五臓六腑に沁み渡るメロディの哀愁っぷりも本作の大きな魅力。特にシンプルな曲調に熱い泣きメロがアクセントを加える②、劇的に盛り上がる③、演歌ばりの嗚咽が入った⑧…と、これらを歌い上げるキース・サッチフィールドの塩辛いVoがまた良いんですよ。「味で勝負」系の人で抜群にテクニカルってわけじゃないのですが、持てる力すべてを振り絞るような熱唱はメタル魂を十二分に震わしてくれるという。
今にして思えば、シンガーを元HOLLOW GROUNDのグレン・コーツに代え5人編成でレコーディングされた2nd『BACK WITH A VENGEANCE』も買っときゃ良かったなと。

火薬バカ一代 ★★★ (2016-04-06 22:58:44)


Back with a Vengeance

Voが変更、ツインギター体制へと変わってから1982年リリースの2nd。いきなり懐かしいタイプのオーソドックスなナンバーで幕が開けますが、この空気感はまさにNWOBHM、らしい尖ったリフワークにバタバタとしたリズムがけたたましく響き渡るもニートレーベルの荒技にその魅力も半減(ぺランぺランのスカスカな音質)地味さも際立ちますが、これもNWOBHMなんだよなぁと望郷をそそるオーソドックス極まりないスタイルの音に耳が惹かれます。ヘヴィなミドルナンバー③、7分にも及ぶバラードのエモーションにうっとりさせられる④、アタッキーな⑥のハードさ、王道感たっぷりな①など、硬派な重たいロックを貫いています。音が良ければねぇ。今の音に慣れている人には相当、地味で突き抜けたものがないと思うでしょうが、一時代を築いた音の代表的なスタイルを誇示する今作、拘りの凄い、味の確かな頑固親父のラーメン屋みたいなもんで、お店のスタイルに合わせ無駄口を叩かずに楽しむのも一興ですよ。

失恋船長 ★★ (2014-09-19 15:37:49)


Turn The Hell On

地味だが良質のオーソドックスなHMが揃っている。NWOBHM時代の良心。

じょなごーるど ★★ (2005-12-02 23:59:00)


Back with a Vengeance

81年発表の2ndアルバム。
ジャケットアートが、PANTERAの「俗悪」の元ネタ?と思えるほどそっくり。
思うに1stで聴けたFIST最大の魅力とは、個性的な切ない歌声と、素晴らしくでっかいベース音にあった気がします。しかし、こともあろうか、本作では既にその2人は脱退してしまっていたのです・・・。
これで曲がダメなら悔やんでも悔やみきれないところですが、1stとはまた違ったカラーで、魅力的な音楽を展開しています。哀愁美が後退し、ノリ重視の子気味良いHRに変貌した、と言えば解り良いかな。BUDGIEの「POWER SUPPLY」みたいな。
本作は、レアな1st以上にレアな作品で、見つけるのには相当な根気が必要だと思いますが、最近、FISTのアンソロジーが発売されましたので、まずはそっちを聴いてみると良いかも知れません。
最後に、ドラマーが「ハリー'広島'ヒル」というオモロイ名前だということに今頃気づいたのは、ここだけの秘密にしておこう!

せーら ★★ (2004-10-27 20:39:00)


Turn The Hell On

80年発表の1stアルバム。
NWOBHM貴重盤コレクションシリ-ズ中、他作品と比べて(TYGERS OF PAN TANGなど)圧倒的に入手困難な一品で、随分探してやっと手に入れました。握り拳(FIST)をデザインしたバンドロゴが印象的。
シーンのリーダー格であるIRON MAIDENのような個性はなく、オーソドックスなHR/HMを演っています。だからと言って侮るなかれ。少なくともわたしは、中堅勢では一番魅力的なバンドだと思ってます。
インスト群はどれも安定しているし、特にギターの泣き具合はなかなかのもの。そして切なげに歌うヴォーカルが大変良い。このギターとヴォーカルの哀愁がたっぷり味わえる「TERMINUS」は、恐らくNWOBHMの中でも3本の指に入るであろう名バラードです。他の収録曲も質的バランスが一様に良く、ムラがありません。
入手困難ですし、プレミア価格で売られているものですが、NWOBHMファンなら多少無理してでも買ったほうが良いです。
こういう歴史の闇に消えてしまった良質なバンドを1人でも多くの人に触れて欲しいです。「TERMINUS」の美しさを知って欲しい...!

せーら ★★ (2004-03-15 04:11:00)


You'll Never Get Me Up (in One of Those) / Turn The Hell On
NWOBHM疾走型。疾走系はこの曲1曲のみ。サビにおけるヴォーカルの泣き叫んでいるような歌が良い。

せーら ★★ (2004-03-15 03:39:42)


Collision Course / Turn The Hell On
哀愁歌。ヴォーカルとギターの泣き具合が見事。

せーら ★★ (2004-03-15 03:33:59)


Terminus / Turn The Hell On
哀愁漂うバラード。聴いていてLOUDNESSの「ARES' LAMENT」を連想した。
泣きのギター、悲しげに歌うヴォーカル、徐々に盛り上がる構成に思わず目頭が熱くなる...。

せーら ★★★ (2004-03-15 02:59:40)