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THE POWER OF REDEMPTION
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解説 - THE POWER OF REDEMPTION
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Recent 50 Comments



1. 火薬バカ一代 ★★★ (2020-07-13 23:53:49)

'19年にアコースティック・ソロ『WAY OF LIFE』をリリースしたばかりのSABER TIGERの下山武徳が、今度はストレートなHMサウンドを追求した新作ソロ・アルバムを矢継ぎ早にリリース。但し、作曲までがっつり関わっていた『WAY~』に対し、本作では山本恭司(G)、山下正良(B)、横関敦(G)、本間大嗣(Ds)、島紀史(G)、SYU(G)ら、手練れのミュージシャン達をバックに起用し、シンガーとして楽曲を「歌う」ことに専念。例えるならばFRONITERS RECORDS方式(?)のソロ・アルバムに仕上がっています。
そうした作りに文句があるかと言えば、滅相もございません。尋常ならざる熱量迸る下山のパワフルな歌声の素晴らしさは言うに及ばず、収録曲はいずれも流石の完成度の高さ。中でもYUHKIが作曲しSYUがGを弾く「GALNERYUS with 下山武徳」の趣き漂う華麗なる疾走ナンバー①、EARTHSHAKAERの石原慎一郎のペンによるヘヴィでメロディアスな③、横関のGとYUHKIのピアノがドラマティックな曲調に華を添える⑤、タメの効いた盛り上がりっぷりが中村達也(BLINDMAN)らしい⑦、そして山本恭司との競演ゆえか、どことなく下山のディストーション・ボイスが人見元基っぽく聴こえる劇的な泣きの逸品⑨等は、参加メンバーそれぞれの持ち味がバチバチと化学反応を起こした、特に印象深い出来栄えを誇っています。ネオクラシカルな疾走ナンバーもあったりするのですが、そっち系は野太い声質のこの人にはハマらなかったなぁと。十分良い曲なんですけどね。
予算や時間的にかなり制限があったそうなので、本作が売れまくって、今後第2弾、第3弾…と実現していくことを切に期待する次第。




2. 失恋船長 ★★★ (2020-08-23 17:52:11)

ソロでは少々オッサン臭い匂いがする作品が多い下山兄貴。サーベルのような密度の濃いバンドで唄うのも良いが、もっとオーセンティックなサウンドにかぶりつく兄貴も見たいなぁという、ファンの期待に応えるかのようなソロアルバムをリリースしてくれました。日頃小さいところを一緒に回っている山本恭司に山下昌良や石原慎一郎、寺沢功一のベテラン組に、水野、磯田、本間の同郷ドラマー3人、恩讐を乗り越え共演機会も増えた島紀史。YUHKIとSYUのGALNERYUS組の合流にマッド大内も名を連ねる豪華ラインナップによる、ど派手なソロアルバムが2020年にリリースされました。ど真ん中のヘヴィメタルと向き合った兄貴、会心の一撃となるソロアルバム。待ってましたと心の底から思いましたね。

いい意味で肩の力を抜き、リラックスした歌唱スタイルを放り込み、その獅子なる雄叫びは北の大地を揺るがし、下山武徳ここにありと言わんばかりのハイパフォーマンスを披露。手練手管の寝業師たちの多彩な楽曲を、自分のものとし完璧に歌い上げています。この楽曲を引き連れソロライブと行きたいのでしょうが、今のご時世ではね(FLATBACKERのトリビュートバンドSOLIDBACKERもあったしなぁ)

豪華ラインナップを従え、自らの集大成のようなバラエティに富んだ楽曲を歌い上げた兄貴の剛柔兼ね備えた魂の歌声、サーベルよりも、伸び伸びと歌っている印象が強いのが因果ですかね。山本恭司作曲のバラードで占める展開に、あたしゃ胸が焦がれたねぇ。泣かされましたよ。本当に素晴らしい歌い手でした。このまま、ドメスティックな存在で終わらせるのは惜しい存在だよ。



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