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The Enemy of Fetters and the Dweller in the Woods

英国産デスドゥーム2017年作
日本のWeird TruthプロダクションからリリースされたEP。3曲のオリジナル曲とDisembowelmentのカヴァー曲が収録されている。
どちらかというとブラックメタル寄りなギター&ヴォーカルの質感で、仄かにオルガンが入っているところや、適度な湿度が絶妙だ。
重厚な歪みを持つギターだが、録音バランスが素晴らしく、ドラムがクリーンかつタイトに聴こえてくるから、無駄な疲労を伴わない。
基本は淡々としている曲調でありながら、ワリと起伏に富む曲展開をする。淡白さで没入感を誘う類いのサウンドとは一線を画す。
濃い世界観を描き出すモノクロジャケも優秀だ。朽ち果てた石造りっぽい建物の前で髭面の男が黒装束を纏って立っている。
もうね、バランス感覚が絶妙というか、過剰な演出が無くオーソドックスに聴こえるのに、色々な聴かせどころがさりげなく存在するんだよ。
音響的にも楽曲にしても非の打ち所がなく、素晴らしいの一言。
これだけのポテンシャルがあるんだから、フルレングスアルバムを作ってほしいんだが・・・正直EPでは物足りない。

kamiko! ★★★ (2020-08-24 02:27:00)


And the Living Shall Envy the Dead...

英国産デスドゥーム2007年作
ギターの質感、ヘヴィさ、適度なテンポ、構築的な楽曲など、ど真ん中のデスドゥーム路線で、音響的にとても聴き応えのあるサウンド。
上手いとは言い切れないが、デスヴォイス、低音クリーンヴォイス、ブラックメタル的ガナリ声などを使い分けるヴォーカルスタイルが
この盤の最大の魅力と言っても過言ではない。素っ頓狂なスクリームヴォイスも登場し、その個性を存分に発揮している。
ザックリ歪んだ重厚なギターでありながら、それに掻き消されることのないタイトなドラムとの対比は素晴らしく、録音状態が素晴らしい。
この作品以降、他バンドとのスプリットやCDr作品などは出ていたが、基本スプリットとCDrはよほど気に入らないとゲットしないので未聴だが
2017年にEPをリリースし、一応ゲットしている。完成度の高い音響とオーソドックスな世界観が魅力的なので、フルレングスアルバムを作ってほしい。

kamiko! ★★★ (2020-08-24 02:06:59)