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Go Off!

デビュー作『SPEED METAL SYMPHONY』との間に、マーティ・フリードマンの『DRAGON’S KISS』、ジェイソン・ベッカーの『PERPETUAL BURN』というそれぞれのソロ・アルバム発表を挟んで、’88年にリリースされた2ndアルバム。
テンション高く展開されていくテクニカルなパワー・メタル・サウンドは基本的に前作と同路線。但し、マーティとジェイソンのコンビネーションはこれまで以上に円滑なものとなり、演奏の方もとにかく弾きまくっていた前作に比べ、猛烈に弾き倒す場面と抑えて聴かせる場面を弾き分ける等、よりメリハリの効いた内容に仕上がっています。
ダイナミズムが増したことで楽曲のプログレ・メタリックな印象にも拍車が掛かり、更に名手ディーン・カストロノヴォ(Ds)の助っ人参加がそれをブースト。SHRAPNELメタルらしい大味なアグレッションを剥き出しにしたかと思えば、突如バラード調に急展開したり、クラシカルなメロディと演歌調のメロディが随所でブッ込まれ、ハモったり絡んだりバトったりと2本のGは高難易度のプレイを情け容赦なくビシバシ決めまくる…といった具合に、最早「アバンギャルド」とすら評した良くなる楽曲の数々(④とか⑤とか)を初めて耳にした時は、楳図かずお先生ばりに吹き出しをガビガビさせながら「く、狂っている!」と呟きたくなる場面もしばしばでしたよ。
フックに乏しいぞんざいな歌メロを始め、相変わらずキャッチーさは毛ほども感じられない作風ではあるのですが、腕利きのミュージシャン達が醸し出す「やり切った」感に、聴く度に妙に圧倒されてしまう1枚であります。

火薬バカ一代 ★★ (2017-05-13 23:47:30)


Speed Metal Symphony / Speed Metal Symphony
10分近くに及ぶ複雑且つ劇的な曲展開の中を、
ジェイソンが奏でるクラシカルなメロディと
マーティが紡ぐ東洋風メロディがテクニカルに乱舞する
アルバムのラストとハイライトを飾るインストの名曲。
表題に偽りなし。

火薬バカ一代 ★★★ (2017-05-09 23:36:49)


The Ninja / Speed Metal Symphony
ニンジャー!
日清どん兵衛のかき揚げばりに
後乗せサクサク感(取って付けた感)満載の
Voはフックに欠けること夥しいですが、
その分マーティとジェイソンの高性能ツインGが
主題に相応しく東洋風メロディの大盤振る舞いで
歌いまくっていますので、帳尻は合っています。

火薬バカ一代 ★★★ (2017-05-09 23:28:58)


Speed Metal Symphony

80年代の速弾きギタリスト・ブーム最中に頭角を現しつつあったマーティ・フリードマンと、ジェイソン・ベッカー(当時若干17歳!)が、SHRAPNEL RECORDS首領マイク・ヴァーニーの仲介を得てCACOPHONYを結成、'87年に発表したデビュー作がこちら。
正確無比な運指でクラシカルなフレーズを流麗に紡ぐジェイソンと、隙あらば演歌チックな泣きメロをブッ込んで来るマーティによる、テクニック全開の高性能ツインGが縦横無尽に駆け巡るアグレッシブなパワー・メタル・サウンドは、ファンがこの組み合わせに寄せる期待にバッチリと応えてくれる方向性です。
但し、抜けの悪いプロダクションの下、無理くりヘヴィに歌おうとしているせいで精彩を欠くピーター・マリノ(元LE MANS)のVoといい、技巧の盛り込み過ぎで難解な印象すら漂う楽曲といい、キャッチーさは皆無。万人にお薦め出来る作品かっつーと「これよりマーティとジェイソンのソロ作を先に聴いた方が良いんじゃね?」という。まぁSHRAPNELメタル愛好家にしてみりゃ、そうした歪さ込みで「らしい作品だなぁ」ってなもんですが。
少なくとも個人的には、疾走感に貫かれたプログレ・メタリックな②、東洋風メロディ満載で贈る③(ニンジャー!)、そして『SPEED METAL SYMPHONY』のタイトルに相応しい劇的さで本編を締め括る⑦等、バカテク・ギタリスト2人の才気迸る競演を追いかけているだけで十分に耳が幸せですよ。
次作『GO OFF!』(’88年)は更にアバンギャルドな方向へ向かって突き進みますので、CACOPHONY入門盤にするなら本作の方がお薦めです。

火薬バカ一代 ★★ (2017-05-09 23:16:09)


Desert Island / Speed Metal Symphony
二人の個性がぶつかりあるソロが素晴らしい
退屈なミドルナンバーに華を添えてくれますね

失恋船長 ★★ (2012-07-07 22:56:05)


Speed Metal Symphony

あのシュラプネルレーベルから1987年にリリースされたネオクラギタリストに終止符を打つような二大スター、ハワイやアロハのギタリストとして知られる日本でも馴染み深いマーティー・フリードマンと後にデイヴィッド・リー・ロスバンドに加入する不治の病に苦しむ天才ギタリスト、ジェイソン・ベッカーがメインのバンドです。正直、個人的にはやりすぎ感が満載で一品づつは美味しいのに、なにやら食べあわせを考えないで食卓に料理を並べられた気分です。鶏のから揚げにバンバンジーに親子丼、良かったらフライドチキンもどうぞ、見たいになんでこんな組み合わせにしたんだ、どれも美味しいのになぜ!と言いたくなるてんこ盛り感なんです、でもその出ずっぱりなギタープレイの凄味は素晴らしくアレンジひとつでドエライ事になっていたでしょう。そこがこのバンドの聴き所のように思いますね、Voはゲスト参加ですが曲のクオリティを上げているとは言えず残念な気持ちにさせられますが、ツインギターが奏でるテクニックに裏打ちされ埋没することのない洗練されたメロディラインの美しさには思わずため息が漏れます。とりわけ日本人ならマーティーが奏でる美しくも妖しげな和風のメロディに引き寄せられるでしょう。インストプレイの緊張感とボーカルパートの強引さが良くも悪くもシュラプネルレーベルなんだと思う一枚ですね。

失恋船長 ★★★ (2012-07-07 22:54:21)


Burn the Ground / Speed Metal Symphony
重苦しい出だしから一転
流麗に駆け抜けるパートのカッコよさに悶絶です
Voパートの重さとインストパートの華麗さとの対比が
バンドの姿を如実に物語っている

失恋船長 ★★★ (2012-07-07 22:33:48)


Concerto / Speed Metal Symphony
素晴らしいツインリードを堪能できますね
これぞバンドの真骨頂でしょう
上手いと言うことは素晴らしい
ドラマ性の高いインストナンバー

失恋船長 ★★★ (2012-07-07 22:30:52)


The Ninja / Speed Metal Symphony
マーティー・フリードマンのセンスが炸裂しています
メロディアスなギタープレイに尽きますね
力みまくった歌声が評価の分かれ目
メロディはいいですよ

失恋船長 ★★★ (2012-07-07 22:28:52)


Where My Fortune Lies / Speed Metal Symphony
スリリングなギタープレイに尽きる
メタル度の高いクラシカルな疾走ナンバー

失恋船長 ★★★ (2012-07-07 22:25:53)


Savage / Speed Metal Symphony
テンションの高いクラシカルなイントロ
そしてメロディアスなソロ
実は唄メロも悪くないガチガチのメタルナンバー
少々詰め込みすぎです

失恋船長 ★★★ (2012-07-07 22:23:55)


Go Off!


“SPEED METAL SYMPHONY” における独特かつ非凡なツインリードで
シーンの注目を集めた名ギタリスト二人が率いるバンドですが、前作が全体的に疾走感あふれるパワーメタル寄りのスタイルだったのに対し、本作は曲調が幅広くなり、
LAメタルのサウンドを持つ曲が増えたと感じた。

それでも彼ら2人の織り成すツインリードは相変わらず劇的だし、
和の要素もしっかり導入されて、テクニカルかつエモーショナルなインストのタイトルチューン④、前作のスタイルに最も近いパワーメタル曲の⑥、
そしてこれ以上ないほどの激泣きギターが聴ける⑧が特に気に入りました。

CACOPHONYのアルバムは日本盤が廃盤になってしまっているため
買うなら輸入盤しかないですが、日本盤ボートラは無く輸入盤でも解説、対訳が無いだけなので
特に問題は無いです。

Arsenal / Gunners ★★★ (2010-12-04 19:24:22)


Where My Fortune Lies / Speed Metal Symphony
えっ、ポイント低すぎじゃない?
これ初めて聴いた時ぶったまげました。
鬼気迫る怒濤のネオクラギターソロ!

マーちゃん大豆 ★★★ (2010-11-18 16:51:37)


The Ninja / Speed Metal Symphony
イントロのギターがたまらないです。
日本人なら一度は聴いておきたい曲。
おっしゃっている方も多いですが歌がイマイチ。

チャイチャイ ★★ (2010-03-10 14:16:52)


Concerto / Speed Metal Symphony
イントロから哀愁が剥きだしになっていてたまらないです。
流れるような展開に圧倒されました。
美しい。

チャイチャイ ★★★ (2010-02-15 23:29:04)


Speed Metal Symphony / Speed Metal Symphony
普通ならギター弾きすぎだろとか突っ込みいれるけど、これはもはや突っ込む気にもならないですね(笑)
ギタリストさんは一度は聴いたほうがいいと思います。
クラシカルで所々に泣きが入るのが最高。

チャイチャイ ★★★ (2010-02-15 23:12:54)


Speed Metal Symphony / Speed Metal Symphony
あえて日本につけましたww

★★ (2009-01-11 17:59:56)


Speed Metal Symphony

歌声のダサさに耐えて辿り着くギターサウンドは恍惚。
もしかして、それが狙いか。

中曽根栄作 ★★ (2008-05-13 02:38:00)


The Ninja / Speed Metal Symphony
タイトルのインパクトと、日本的なメロディのギターには、びっくりしました。
無駄に気合の入ったヴォーカルも、NINJAの迫力が出ていていーんじゃないでしょーか。

うにぶ (2007-10-12 23:01:04)


Speed Metal Symphony / Speed Metal Symphony
「喜・怒・哀・楽」という4つの感情を持った、隠れた名インスト。
あまりに凄すぎて、10分近い長さを感じさせない。

ICECLAD RAGE ★★★ (2007-03-26 18:07:48)