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ヘヴィメタル/ハードロック
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ドゥームメタル
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ロシア
LOCUS REQUIESCAT
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Quinta Essentia Pulvis
/ Into Dimensions Beyond the Utter Void
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Into Dimensions Beyond the Utter Void
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Quinta Essentia Pulvis
/ Into Dimensions Beyond the Utter Void
アルバムラストを飾る33分超えの超大作だ。ここに至るまでに不条理でひねくれた音像の塊によってノックアウトされがちだが
そのカオティックな世界はラストに至る伏線で、この曲は超スペイシーな不協和から徐々に開放され、ここにきてやっと明確な、メロディアスな旋律が登場する。
アルバム全体で見ると、後半戦の序盤まで濃厚なカオティックな音世界が支配し、ラストのココに帰結する、という作品と受け止められる。
そう解釈すると、この作品全体のドラマチックな展開がとても面白く感じられる。ただ、ここに行き着くまでに相当な疲労感でクタクタになるんだけどね。
kamiko!
★★★
(2020-09-14 21:37:38)
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Into Dimensions Beyond the Utter Void
ロシア産フューネラルドゥーム2020年作
疫病で汚染された不毛な土地をテーマにした1曲目から、かなーり濃いドローンドゥームに近いノイズ垂れ流しで、ドゥーム上級者向けの内容だ。
故意にチューニングを狂わせているのか、チョーキングを多用しているのか、正確な音程から僅かにズレたギターが放つレイヤー効果的不協和が特徴だ。
調性が判らないほどの厚めのノイズの音像と、音程の狂った単音ギターの不協和音に、アンビエント風シンセを重ね、延々と超スローに展開する。
重低音デスヴォイスはノイズの音像の一部分としてドローン的サウンドに溶け込み、一応歌詞はあるのだろうが、もはや歌っているとは言い難い。
そういうカオティックなアンビエントドローンが1時間19分延々続くという苦行を堪能できる超マニアックな作品だ。
アルバムタイトルを直訳すると「完全な空隙を超えた次元へ」だろう。ローブを纏った人物が座し、怪しく輝くオーブが描かれるジャケからも
濃いカルト臭が漂う。一般のドゥームよりもメタリックな感触のノイズによるスペイシーな浮遊感が、このアルバムタイトルが象徴する世界観に
バッチリ一致しているから面白い。
しかし、濃い。濃すぎる。コレを1時間以上鑑賞するのは、ボクにとっては相当しんどい苦行だ。アヴァンギャルドで面白い作品だが、結構疲れるね。
kamiko!
★★★
(2020-09-14 21:16:47)
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