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SECOND NATURE (2017年)
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SECOND NATURE
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解説 - SECOND NATURE
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Recent 50 Comments



1. 火薬バカ一代 ★★★ (2017-08-17 23:11:26)

英国のLIONHEART(スティーヴ・グリメットのLIONSHEARTに非ず)が、約30年ぶりに発表した2ndアルバム。
再編されたバンドのラインナップは、デニス・ストラットン(G)、ロッキー・ニュートン(B)、スティーヴ・マン(Key)のオリジナル・メンバーに加えて、旧知の間柄であるクライヴ・エドワーズ(Ds)、そしてSHYのリー・スモール(Vo)という布陣。1st『HOT TONIGHT』で素晴らしい喉を披露していたチャド・ブラウンの不参加を惜しみつつも、リーとてシンガーとしての実力は折紙付きゆえ不安は微塵もなし。LIONHEARTが得意とするハードポップ寄りの楽曲を歌うには声質的にやや「重い」かと思わなくもありませんでしたが、本作の方向性自体がハード気味に振られていることもあり、危惧したような違和感はありませんでしたね。
蔵出し音源集『UNEARTHED』収録曲のリレコと、書下ろしの新曲が半々で構成された本編は、コンピ盤的色合いが感じられなくもないものの、それでもイントロ①に続いて、爽やかな曲調にKeyが涼し気な彩りを加える②、カヴァー曲とは思えぬハマリ具合でアルバムのハイライトを飾る③、デニスがIRON MAIDEN在籍時代に書き上げた(スティーヴ・ハリスと共作予定だったという)⑤、キャッチーな⑩、実質的なデビュー曲であった疾走ナンバーにしてバンドのテーマ曲⑫等、「LIONHEART is BACK!」と確信させられるに十分な高品質な楽曲の数々を耳にすれば、そんなことは些細な問題であると。
今更ながら、PRAYING MANTISと共同で行われたという彼らの来日公演に足を運べなかったことが悔やまれる、復活作として十分な手応えを感じさせてくれる1枚です。




2. 失恋船長 ★★★ (2017-09-13 14:31:45)

個人的に彼らの再結成にさしたる興味は惹かれなかったが(お馴染みのメンバー過ぎるじゃん。くすぶり感がパないッス)SHYで歌っていたリー・スモールの参加に食指も動き、また同時期にリリースされる予定だったDA VINCIの再結成アルバムの同時購入が背中を押す形で手に入れる事を決意。正直、オマケ程度の期待値だったのですが、そんな舐めたワタクシの感性遥か彼方にブッ飛ばしてくれるような傑作を世に送り出してくれるとは夢にも思わなんだ。
英国的な格式の高さとすべてを包み込む奥ゆかしき伝統美、その重厚感にソフトな感性を塗し聞きやすく纏め上げた手腕は見事、ロッキー・ニュートン、スティーヴ・マンの二人も昔も名前で出ていますじゃない現役感を存分にアピール、プレイのみならずコンポーズでもバンドを支える事となり、デニス・ストラットンの良き相棒というかベストメンバーとして大活躍です。

『HOT TONIGHT』時代よりもハードでタイトに締め上げることで、泣きの抒情派HM/HRバンドPRAYING MANTISの片棒を担いだ男がメインにいるバンドなんだということを強く認識しましたね。ここまで強力なメロディックHM/HRサウンドを聞かせてくれるとは驚きです。しかも半分が日本国内のみでリリースされたデモ集でも聞けるでしょう?当時は無視して買わんかったが、レーベルが撤退した今、再発の見込みなんて完全にないだろうし、今作を聞いて心の底から悔やまれましたね。
新シンガー、リー・スモールですが、正直雇われシンガー的な雰囲気もありますが、温かみのある爽快で重厚なコーワスワークがすべてを包み込むので違和感なし、チャド・ブラウンとは違った形で新たなる門出を迎えるのに相応しい人材でしょう。こうなると本当の意味での最新作といえる次のアルバムが聞きたくなりますね。



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