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ACCELERATION PROCESS (1985年)
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ACCELERATION PROCESS
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解説 - ACCELERATION PROCESS
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1. 失恋船長 ★★★ (2020-11-27 16:53:26)

フランス産の元祖スラッシュメタルバンドによる1st。とにかく理論などお構いなしのスピード狂サウンド驚きます。ペタペタと浅く踏まれるドラム、元祖ブラストビートとも言える仕様だが、何とも言えないチープさがあり、もう少し音作りに工夫が欲しいと思う。本当に生ドラムなのかと勘繰りたくなる軽く薄いドラミングだ。
また、唄も唐突に始まり曲作りに対するアプローチもお粗末に感じる面もあるのだが、そんな弾けるパンキッシュさも味方につけ、とにかく突っ込んできます。時折、キレのあるフレーズを放り込みバンドサウンドを牽引するギター、裏で支えるのみならず自己主張をガンガンと出してくるベースの強めの存在感、シンガーも喚き散らすだけではない、妙なシアトリカルさも出したりと、直線的なビートの上に不思議な感性も持ちこみ、何とも言えない個性を発揮。
ハードコアパンクス+スラッシュ的なスタイルとも言えるが、時折、唖然とさせるほどインストパートがバトルを展開、その火花散る剣劇に思わず息を飲むが、アイデアが渋滞気味で、上手く機能していないと感じるのが難点。
しっかりとしたプロデュースとミキシングがいれば、こうはならなかったと思うが、そうだと破天荒な個性が死ぬので難しい問題だ。バカバカしいほどのスピード重視の姿勢、ちょっとよそ見をすると今何曲目を聴いているのか?見失うのも、ここまでくれば逆に魅力だろう。
デスメタルにも通ずる峻烈なる激情、見も蓋もないスピード命の彼等が奏でるサウンドはダーティーで嘘くさい。その不埒な悪行三昧が、イイ感じで音に現れており、独自性を強めている。1985年に、こういう音を確立したバンドがいたんだといことをひっそりと教えたい。
物好きなスピードマニアならトライする価値大ありです。こんなもん商業誌で紹介されるわけがない。



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