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DAMIAN HAMADA'S CREATURES
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1. 失恋船長 ★★★ (2025-11-23 00:14:31)

新世界黙示録

ダミアン浜田陛下率いる暗黒叙情派HM/HRバンドのフルアルバム。コンスタントにアルバムをリリースしてきますね。そろそろ出てほしいなぁと思っていたらですから、でも1年半しか空いていないんですけどね。

このバンドの最大の問題点。それは聖飢魔Ⅱ関連のファンを含む最大公約数のリスナーを相手にしているだけにハードエッジに欠けたサウンドプロダクションになっていること、これは聖飢魔Ⅱも同様なので仕方がないのだが、個人的にはそこが少し物足りない。これは毎度のことだが、そんなことなど、どうでもいいと思わせる高い音楽性、悪魔といっても血みどろの宴ではなく、堕天使の戯れともいえる高貴なムードに支配された音楽性。

その荘厳なるシンフォニックなサウンドは、悪魔という明確なコンセプトを持つバンドの強みともいえる。今作は過去作と比較しても魔界転生な神秘性を強めている。かつては天使だった者たちが落ちた地上の世界、そこで繰り広げられる魔界舞踏。彼らはそんな聖なる反逆者の側に立ち色彩美豊かなサウンドを武器に多くのファンを獲得している。

ダミアン浜田陛下には、もう少し早くにシーンに復帰して欲しかった、コロナもあったしね。でも、今だからこそ沢山のストックを出せているのかも知れない。今回もシンガーのシエル伊舎堂はロックシンガーとして進歩。クリアーな声だが、あどけなさが残る声質だっただけに、ロックシンガーらしく声を歪ませ、表情をつけられることにもチャレンジしている。

まぁロックが苦手な人には良いのかも知れないが、あのあどけなさは、悪魔的とは言えないものだった。まだまだ伸びしろがありそうなので、その辺りは長い目で見守りたい。歌は抜群に上手いのは間違いない逸材ですからね。疾走ナンバーもしっかりあるし、聖飢魔Ⅱファンは勿論だが、ダミアン浜田の音楽性にひれ伏す闇の信者達にも大いなる安定感を与えているだろう。

新規開拓する可能性も十分にある。このドラマ性、まぁ聴きやすいサウンドミックスなので陰陽座とかね、好きな人にも十分にウケるでしょう。ギターソロとか凄いなぁと思う曲もあるのだが、このミックスではどうしても入ってこないのが個人的には難点。雰囲気モノとして楽しんでいる自分がいるのですが、大衆性と品のあるロックサウンドという二面性を持っているのは凄い事だろう。



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