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運命の支配者 (失恋船長)
魔界美術館 (失恋船長)
Sacrifice of Love〜主よ、人の欲望の悲しみよ / 旧約魔界聖書 第I章 (失恋船長)
Lady into Devil / 旧約魔界聖書 第I章 (失恋船長)
三枚の照魔鏡 / 旧約魔界聖書 第I章 (失恋船長)
Heaven to Hell / 旧約魔界聖書 第I章 (失恋船長)
Babel / 旧約魔界聖書 第I章 (失恋船長)
Running like a Tiger / 旧約魔界聖書 第I章 (失恋船長)


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DAMIAN HAMADA'S CREATURES - 最近の発言
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運命の支配者

前作から1年以上のインターバルが開きました。メンバーも刷新、新しい顔ぶれを揃えるもダミアンワールドは全開。前作のリメイクも今作も方向性に代りは無く中世ヨーロピアン調の魔界舞踏を堪能出来ます。
バンドの顔でもある伊舎堂さくらことシエル伊舎堂の歌声もバンドにドンドンと馴染み、クリアーな声質だが幼さを感じるさせる歌後で立ったが、今作ではそういう面も改善されつつあり、ダイナミックなハードサウンドの中で自己のアイデンティティを主張、前作以上にメリハリの効いたメロディックメタルサウンドの中で存在感を出しています。
前作のミックスが好きになれなかった身としては、その点が改善されただけでも十分楽しめるのだが、やはりドラムの音が好きになれない。新しいリードギターは巧者、ダミアンワールドの立役者として縦横無尽に駆け巡り、印象的なフレーズと技巧を散りばめ魅了する。

明確な世界観を持つバンドの強み、それは究極のマンネリズムでもある。それ故に、似て非なるものを作り上げるのには苦労は絶えないだろが、ダミアン式様式美サウンドに陰りは見えない。とは言え、そろそろ毛色の違ったのも欲しくなるのだが全7曲、バラエティ豊かな楽曲を並べ問答無用の叙情派魔界サウンドは甘美な陶酔感を与え感覚を麻痺、異形なる魔界への世界へと誘うでしょう。

新メンバーのお披露目式は成功。次が勝負だろうなぁ。

失恋船長 ★★★ (2023-10-12 18:00:25)


魔界美術館

前2作の好評を受け早くもリリースされた2021年の最新作。ダミアン浜田殿下の活動意欲に驚かされるのですが、その世界観に迷いはなくダミアンブランドに陰りはありません。前2作にあった濃密な世界観から今回は全体的にスッキリとしたアレンジを持ちいり今まで以上に歌が前に出る作風になっています。昔のアイデアを持ち出したリメイクアルバムと言われたらそれまでだが、どのような形であれ現ラインナップで創作した新作として十分楽しめます。
可愛らしい声質の伊舎堂さくらも、ストレートな歌唱スタイルを研磨、裏返りそうになりながらもロックな逞しさが増し今まで以上にメタルを唄うに適合しようと努力しているのも好印象、どうしても可愛い声優声というのかアイドルチックな声質は変わりようもないのだが、聴かせ方というのを身につければ、逆にこの声はバンド最大の武器になる、大福にイチゴを入れたように究極のミスマッチ感が、このダミアンワールドの妖しげな暗黒の世界の中で、囚われの天使のように美しく輝き、堕天使ルシファーの如き存在感を放つ日がくるでしょう。
演者は上手いのは間違いないのですが、どこか余所行きなのも事実。特に厳しいのがサウンドメイクである。
いかにも聴きやすい音に仕上がっているのは残念。ハイカットだし、リズムセクションも可愛そうである、ベースは聞こえないしハイアットもキックも迫力がなさ過ぎる。デジタルチックなドラムの処理をしたのは誰であろう。ギターはどこにいっという瞬間もあり、これでは歌以外脇役すぎじゃないだろうか?本格的な叙情派メタルだけに残念な気分を猛烈に味わうのだが、これは、ダミアン閣下のファンは聖飢魔IIファンが多いから許されるかも知れないが、難しい問題だと思う。地獄の大魔王ならもっとヘヴィネス成分は強めでお願いしたい。荘厳なチャーチメタルも弱なるぞ。
唄をメインに据えた魔界舞踏ロック、無駄な贅肉をそいでも十分、荘厳なチャーチメタルサウンドは健在です。これも売れコンスタントな活動に繋がることを望みます。なんだかんだ言っても好きな世界観なのでね。

失恋船長 ★★★ (2021-11-10 15:28:10)


旧約魔界聖書 第Ⅱ章

一般メディアでもチョイとした話題のダミアン浜田陛下率いるロックプロジェクトの第二章となるアルバム。筋は通っているがバラエティに富んでいた前作と比べ、方向性を絞った印象が強い荘厳なるチャーチメタルサウンドが全開。その濃密な世界観故に、少々胃もたれを起こしそうになるが、これがダミアン浜田陛下ワールドだというメッセージ性は強く、2枚を一緒にするよりは切り離した方が無難だったと思わせる出来栄えとなっている。
堅実なプレイで濃厚な世界観を支える演者の器用さに目を細めつつ、やはり、この可愛らしい女性シンガーの声質が全てを結審するようなバンドだと思っている。
幼いというのか、あどけなさの残るストレートな歌唱スタイルは、何とか少年少女合唱団的なニュアンスが、この荘厳なサウンドと合わさることで増幅されているなぁと感じる面はあるのだが、ストレートにロックを歌い上げる女性シンガーは稀有な存在、見た目重視よりも実力重視という事なのだろうが、合う合わないの感性により評価を分けるだろう。
本格的なサウンドに親しみやすさを込めたメロディと歌、一瞬たりとも緩むことのないタイトな演奏、ダミアン浜田陛下ワールドの源泉たる荘厳なる教会メタルの純粋なる響き、若い世代にも十二分に訴えかける鮮度と華やかさが、ここにはあるでしょう。聴き易いってのも見逃せませんね。

失恋船長 ★★★ (2020-12-27 18:38:09)


Sacrifice of Love〜主よ、人の欲望の悲しみよ / 旧約魔界聖書 第I章
魔界聖書というアルバムタイトルのイメージがソックリハマるような一曲
これで歌い手に妖艶さが備われば完璧ですね
専任キーボードの使い方も世界観を大きく広げダミアンワールドを強めています
なんか起きそうで起きないもどかしさもあるが
第2章に繋がる何かを期待させる曲調でもある

失恋船長 ★★★ (2020-12-17 14:56:03)


Lady into Devil / 旧約魔界聖書 第I章
プログレッシブロックな展開と耳なじみの良いメロディ
その一筋縄ではいかないアレンジが耳を惹きます
こういう曲を料理できるバンドメンバーがいることが強み
懐の深い魔界サウンドに魅入られます

失恋船長 ★★★ (2020-12-17 14:52:04)


三枚の照魔鏡 / 旧約魔界聖書 第I章
メロディアスかつ勇壮なミドルナンバー
アルバムの中ではストレートな曲調である
詩の世界観などダミアン浜田陛下ならではでしょう

失恋船長 ★★★ (2020-12-17 14:49:30)


Heaven to Hell / 旧約魔界聖書 第I章
レンジの広い歌声
ある意味ここまで女性的な声質のシンガーがメタルを唄うというのを知りません
ともすれば歌唱力のあるアイドル的な可愛い声である
それが荘厳なダミアン叙情派ロックと有機的に絡むというのだから驚きだ
究極のミスマッチ感はあれど
普段メタルを聴かない人にはドンピシャを人材だった
本当にかわいい声なのにロックを迎え撃っている
バックの演奏も味わい深いものがあるねぇ
グッとくるよ~
ワタクシを魔界へと誘ってくれます
美しいピアノにキュンとなるわ
一ミリも無駄のない展開に唸りますね

失恋船長 ★★★ (2020-12-11 12:15:34)


Babel / 旧約魔界聖書 第I章
SE的な①に導かれ炸裂するシンフォニックなダミアンワールドも全開
涙で枕を濡らしたという生活感のある歌詞は気になるが
始まりましたよーと高らかに宣言している
アニソンよろしくな歌声は個人的にイマイチ馴染めないが
多くのファンを迎えるべき体制は整っていました

失恋船長 ★★★ (2020-12-11 12:12:24)


Running like a Tiger / 旧約魔界聖書 第I章
甘いなぁ
フックのあるメロウなメロディ
甘い旋律がギュッと抱きしめてくれるミドルナンバー
それでいながらも荒涼とした大地が目に浮かぶのがよろしいです
ロック然としたハードさとJ-POPよろしくなキャッチネスに酔います
歌い手もアニソンロックみたいなイメージなので合っていますが
それ以上でもそれ以下でもないのがチョイと気になります

失恋船長 ★★★ (2020-12-01 20:32:58)


旧約魔界聖書 第I章

ソロアルバム照魔鏡をリリースして20年以上経過しているダミアン浜田が遂に本格的な始動。WEBニュースでもチョイとした話題だが、聖飢魔Ⅱの初期のアルバムでは、ダミアン浜田陛下の楽曲が数多く採用、あの時代が一番好きだと言うマニアも多いはずで、あの時代で聴ける様式美然とした正統派サウンドは、独特の世界観を有しており、悪魔的な美意識に富んだスタイルを築いていた。
そのブレインだった、ダミアン浜田陛下。ソロアルバムでは自身が唄っており、お世辞にも上手いと言えず楽曲の魅力を引き出しきれずにいたが、今作は専任ヴォーカルを設け、バックメンバーも従えての本格的なバンド形態をとっており、俄然興味を引き出されました。
バックを支えるメンバーはプログレバンド金属恵比須という事ですが、献身的にダミアン浜田陛下ワールドを演出、どれくらいのレコーディング期間だったのかは分からないが、時間はかけていないだろうと推察するが、叙情的なメロディが重厚に鳴り響く幻想的な世界観を受け止めています。
シンガーは伊舎堂さくらさんというメガネっ子女子、上手くやっているが、今のところモノにしているとは言えず、キャラも薄めなので、個性を磨く必要があるのだろう。沖縄のオーディション番組などを経て世に出ているらしいのですが、詳しいことはサッパリなので割愛します。
いずれにしろ、ダミアン浜田陛下が齢10万59歳にて、動き出したロックグループ。疾走感のある叙情派サウンドの合間にキャッチーでメロウな④みたな曲を放り込めるセンスにグッときますね。
勿論、オープニングのSE的な①かららしさ全開なので、初期型聖飢魔Ⅱのようなスタイルが好きな方は文句なしにイケるでしょう。デーモン閣下が唄えば、それは聖飢魔Ⅱになる仕様です。そしてこちらは専任キーボードがいるので、より叙情的で幻想的な世界をタップリと味わえます。
でも、カラオケヴァージョンを入れて水増ししたのはマイナスですよ。同時期に2枚出しているじゃん。あっちもカラオケ入り。んなもの1枚を2枚にしただけでしょう。CDが売れない時代ですから分かりますが、もう廃れ行くCD文化、いつまでも固執する日本の音楽シーンの時代遅れ感には苦言を呈したくなります。

失恋船長 ★★★ (2020-12-01 20:27:19)